直線上に配置

その9 タオスプエブロ編  世界遺産 紀行
Joshua Tree, Saguro National Park, Taos Pueblo -World Heritage Travelogue-

その9 南カルフォルニア(South California) 3,500マイルの旅要パスポート

1日目(11/20) テキサス横断編要パスポート 
ダラス(Dallas, TX)→El Paso, TX → Demingo, MN

2日目(11/21) チリカフア、オルガンパイプサボテン国定記念物編要パスポート 
Demingo, MN→Chiricahua N.M → Saguaro N.P.→ Organ Pipe Cacutus N.M. → San Diego, CA

3日目(11/22) サンディエゴ、カブリロ国定記念物編 
San Diego, CA→San Diego ZOO → Cabrillo N.M.→ San Diego, CA

4日目(11/23) ジョシュアツリー国立公園編 
San Diego, CA→Anza-Borrego Desert S.P. → Joshua Tree N.P..→ Las Vegas, NE

5日目(11/24) フーバーダム、グランドキャニオン国立公園編要パスポート 
Las Vegas, NE→Hoover Dom, N.E.→ Grand Canyon N.P..→ Holbrook, AR

6日目(11/25) チャコ文化国立歴史公園、タオスプエブロ編 
Holbrook, AR→Chaco Culture N.H.P→ Taos Pueblo..→ Santa Fe, NM → Tucumcari, NM

7日目(11/26) キャディラックランチ編 
Tucumcari, NM→Cadilac Ranch→ Amarillo, TX→ ダラス(Dallas, TX)


1日目(11/20) テキサス横断編 
ダラス(Dallas, TX)→El Paso, TX → Demingo, MN

 またまた今日から一週間の休暇です。冬の間はドライブ旅行といっても北側には行かれませんから、メキシコとの国境付近をうろつくということになります。そんなわけで、今回は南西端のサンディエゴを目指して、メキシコ国境付近をうろつくことにしましょう。

鳥の巣

 あさ、6時15分に自宅を出発、タイヤの空気圧を調節したり、朝の渋滞を抜けるのに時間がかかり、ダラスを抜けてI-20を西に向かうようになったのは7時頃でした。冬の間は日の時間が短いので早立ちが基本ですね。冬山の時なんかは5時くらいには出発しますからね。

綿花畑と油田


 さて、今回は慣れた道I-20をひたすら西へ向かいます。空には雲一つなくすばらしい天気です。最初はAbileneで給油、AbileneをすぎてSweetwaterをすぎたりは、遠くの山並みに風力発電機が見えて、綿花畑の中を油田のポンプがゆっくりと動いていて、実にテキサスらしい風景です。次はBig Spring, Midlandと給油です。 給油はだいたいLove'sかPilot, Flying Jなどのトラックステーションを使います。トイレも整備されていて、レストエリアよりは安全です。さらに、

風力発電

Pecos, Van Hornと給油です。途中、Sierra Blancaを西へ少し行ったところ102マイルポスト付近の東行きのI-10上では相変わらず、国境警備隊のパスポートチェックがあります。ここを通過するにはパスポートが必携ですのでお気をつけ下さい。
 テキサスで最も西の国境の町El Pasoには4時頃到着です。少し通勤ラッシュで渋滞した町を抜けると、ニューメキシコです。4時半に観光案内所について開いているかどうか心配だったのですが、テキサスの案内所に比べると慎ましい、この案内所はまだ開いていて無事に地図とガイドブックを手に入れることができました。夏だったら9時頃まで明るいのですが、今の時期は5時には暗くなってしまいます。それでも、まだ泊まるのには早いので、I-10を西に走っていきます。Las Crucesをすぎて120マイルポストの付近で、今度は西行きの検問所が。パスポートはトランクです。
「これはまためんどくさいな。」と思っていたら、人相がよかったからか無事に通過です。

検問所


 6時くらいにDemingという小さな町を通りかかると「Holiday Inn $49.95」の看板が。このあたりのHoliday Innはモーテルのそのものですが、それにしてもやすいです。今晩はここに泊まることにしましょう。
 さて、今まではローカルアクセスポイントをいちいち州ごとに落としていたのですが、Earthlinkでは、Palm用のアクセスナンバー検索ソフトを提供しています。今回はT3にそれを落として使用してみました。CAはアクセスポイントが1000個もあるのでこういうソフトでも使わないと不便です。残念ながら、この町はアクセスポイントがないので、800番にアクセスして、インターネットへつなぎます。ちなみに、ここはデスクとモジュラージャックがあって、便利にできていますが、アクセス速度は24Kとそれほど出ませんでした。
 さていつも旅行の計画は出発してからたてるのですが、今回はサンディエゴ、ロスアンゼルス、サンタフェと廻って、途中の国立公園、国定記念物を廻る予定です。明日は、アリゾナ南部の国定記念物を廻って、サンディエゴを目指します。

 

 本日の走行距離 756マイル(1210km)


2日目(11/21) チリカフア、オルガンパイプサボテン国定記念物編 
Demingo, MN→Chiricahua N.M → Saguaro N.P.→ Organ Pipe Cacutus N.M. → San Diego, CA

 今日は目覚ましが鳴らずに少し寝坊、予定では6:30に出かける予定が、7:15になってしまいました。アメリカ人はみんな朝が早いので、すでに半分ほどの車は出かけてしまっています。すっかり夜が明けてしまったI-10をまた西へと向かいます。この区間は砂漠の中を道路と鉄道だけ、ほとんど家もありません。

ゴーストタウン

 アリゾナ州に入る手前の町、LordsburgでShakespeare ゴーストタウンによってみます。I-10より10分程度のところですが、まだ閉まっていて入りません。その先州境の少し手前にもStein'sゴーストタウンがあります。どちらもこじんまりとしていて、特段に見に行くというほどの規模はありません。その点、I-15にある、Calicoのゴーストタウンなどは、規模が大きくて結構楽しめます。
 さて、通常州境を越えると案内所があるのですが、アリゾナには必ずしもないようです。その点ではテキサスの右に出る物はありませんね。

Ft. Bowie


 Bowieという小さい町でインターステートを降りFt. Bowie国定史跡へ向かいます。昔の軍事基地の後ですが、未舗装の峠越えの道から、片道2キロ強歩かなければなりません。今回は時間の都合上、割愛してChiricahua国定記念物へと向かいます。こういう田舎道ではすれ違う車がみんな手を挙げますね。
 チリカフア国定記念物は火山岩性の奇石での集まった国定記念物です。規模としては国立公園にしてもいいくらいの規模です。入場料は一人$5で、公園内にはトレールが整備されています。案内所でピンをかって、スタンプを押した後(最近これにこっている)公園内に車で入ります。車道からも様々な奇石を眺めることもできますが、トレールを歩くともっと楽しめます。

チリカフア

 いったんI-10に戻った後、Tucsonをぬけて西サガロ国立公園へ向かいます。この国立公園は漫画に出てくるようなサボテンサガロの国立公園で、東と西に分かれています。先月は東へ行ったので、今回は西へ。西の方は入場料は無料です。サガロが小振りのような気もしますが、より密生しています。ビジターセンターはこちらの方が立派ですね。
 次は、86号を西に向かって、オルガンパイプサボテン国定記念物を目指します。こちらもサガロの密生する公園で、メキシコまで向かう85号線が公園内を貫通しています。この公園を出たのが午後5時ちょうど夕暮れ時で、黄昏時のサボテンが墓標のようで幻想的です。国境近くまで行ってガソリンだけ入れて戻ってきました。VISAの問題がなければメキシコまで行かれるのに残念です。臨時の検問所のようなところがあったので、パスポートチェックをしているのかもしれません。

サガロ西


 ちなみにここでもピンを買ったのですが最近のピンは皆、同じようなかたちで愛想がありませんね。

国境と、オルガンパイプ

 再びインターステートI-8に戻って、西へと向かいます。途中Yumaを過ぎてカルフォルニアに入ったばかりのところ、それから、サンディエゴの手間でパスポートチェックがありました。いずれにせよメキシコ国境付近を旅行するときは、パスポートを持ち歩いた方がいいようです。
 サンディエゴ到着は10時過ぎ、性懲りもなくeXpediaで予約したRamada Inn $44です。キャンペーンで2泊すると25ドルの割引ということでした。 
 ちなみに、モーテルの通信環境はダイアルアップで28K, 毎分10セントで、モーテルにしては高いです。

 本日の走行距離 807マイル(1291km)


3日目(11/22) サンディエゴ、カブリロ国定記念物編 
San Diego, CA→San Diego ZOO → Cabrillo N.M.→ San Diego, CA

 今日はサンディエゴ滞在の日です。サンディエゴといえば世界的に有名な動物園、実はこの動物園はある外科医によってはじめられました。9時の開園に合わせてモーテルを出ます。

 サンディエゴの道はテキサスと違って狭くてくねくねしています。テキサスなら、インターステートの隣には道路があり、その先に大きな駐車場付きのお店があるので、道路からお店というのが非常に遠いのですが、ここではすべて隣り合わせです。
 モーテルから動物園までは10分ほど、値段の割には近いのです。駐車場は無料で、入場料は一人19ドルほど、バスツアー付きのパックだと32ドルです。この動物園は非常に広いです。さすがに、世界的に有名なだけはあります。山と谷を生かして、上手に作ってあります。エスカレーターも二本あって、常に下るように順路をとれば、そんなに疲れることはありません。また園内を横断するロープウエイもあります。しかし、動物はなれすぎで、朝ご飯に食べていたデニッシュを小鳥の横取りされました。食べ物恨みは恐ろしいよ。一日に数回、動物ショーもやっていますので、入園時に時間を確認した方がいいでしょう。


 朝一にに動物園に入る利点は、動物たちがまだ活動的だということです。お昼過ぎたらほとんど寝ていますからね。活動的すぎて、オラウータンの展示の中では、あるアクティビティーが、人だかりができていました。でも、お父さんは娘に「あれ何しているの」と聞かれて、困り顔です。

 この動物園の目玉は、いわずとしれたパンダです。ここではオープンに飼われているので、間近にみることができます。そのほかにも、オラウータン、ホッキョクグマ、コアラなども人気者です。
 お昼は最初、Hotel del Coranadoでとろうと思っていたら、予想以上に動物園に時間がかかります。園内には何件もカフェテリアがあるので、そこで食事としました。ここの人気メニューはKid's Menuで、おまけについてくる動物園のバケツとドリンクホルダーが目当てのようです。子供だけでなくて、大人も結構手にしていました。
 さて、動物園を出ると、次は、Cabrillo国定記念物に向かいます。ここは、サンディエゴの向かいに突き出た半島で、スペイン人の最初の上陸地ですが、サンディエゴの風景がすばらしいです。残念ながら歴史的な灯台は改築工事中でした。入場料は1台$5です。夜景もきれいだと思うのですが、日中しか開いていないのが残念です。


 次に、町に降りてHotel del Coronadoへ向かいます。マリリンモンローの映画にも使われた歴史的リゾートホテルで、夕ぶれ時の海岸と合わせた風景は絶品です。ちょうど、太平洋に落ちる夕日を眺めることができました。皮膚科学会がちょうど開催されていたようですが、こんなホテルで開かれるなんてうらやましいですね。是非とも、泊まりたいところですが、一泊の宿泊費が、今回の旅行の宿泊費に匹敵するくらいなので、次の機会としましょう。いっそのこと、学会をここでやってくれればいいのに。Hotel Bar Harberと並んで、いつかは泊まりたいホテルです。

 サンディエゴはそのほかにもみるところがいっぱいありますが、周り切れません。ここに留学している人がうらやましい限りです。ですが、ガソリン代が1.79ではちょっとやっていけないかもしれません。(ちなみにダラスは1.29です。)
 明日は、ロスアンゼルスに行こうと思っていたのですが、予定を変更して、ラスベガスに行くことにしましょう。この融通の利くところが気ままなドライブ旅行の利点です。そばよりも、カジノですか。



 

 本日の走行距離 80マイル(128km)


4日目(11/23) ジョシュアツリー国立公園編 
San Diego, CA→Anza-Borrego Desert S.P. → Joshua Tree N.P..→ Las Vegas, NE

 今日で太平洋ともお別れです。Rand Mcnallyに載っていたBest Driveコースを通って、ジョシュアツリー国立公園へと向かいます。地図にも載っていたように、「このコースの一番の難点はサンディエゴを離れがたいことだ。」というのはほんとのことですね。

州立公園

 さて、7時前にモーテルを出発して67号線から78号線へと一般国道を東に向かいます。最初は、サンディエゴ郊外の新興住宅地のようなところでしたが、すぐに田舎道になります。山間の道で制限速度も55マイル、あまりスピードは出ません。そういえば、am/pmを併設しているガソリンスタンドはクレジットカードが使えないのですね。西海岸には多いようですが、テキサスではあまり見かけません。
 78号線はやがて、Anza-Borrego Desert州立公園へと入ります。砂漠山が連なる中、州立公園の中にある、Borrego Springsはちょっとした避暑地です。Salton Seaへと下りS22号線はちょっとした渓谷になっていて、壮観な光景が楽しめます。また、至る所で、キャンピングをしながら、バギーで遊んでいるグループを見かけ、こういう生活がうらやましくなりますね。

植物園と、砂漠道


 さて、道は86号線に入って2車線道路制限速度も65マイルに上がります。I-10に入れば、すぐにジョシュアツリー国立公園の南側の入り口にたどり着きます。こちら側には、案内所はありますが、ゲートはなく入場料は必要ありません。(管理人はパスを持っているので関係ありませんが。)
 この国立公園は、大半の砂漠と、北側の岩場から成り立つ国立公園で、名前は知られていませんが。意外と楽しめます。Cholla Cactus Gardenでは、「ここのサボテンの林はなかなかきれいですよ。」とおっしゃっていた日本人の夫妻とすれ違いました。今回の旅行で、唯一であった日本人です。
 公園の北側には、手頃な岩場がいくつもあって、おそらくロサンゼルスあたりからフリークライミングを楽しみに来ているのでしょうね。管理人が、大学生の頃は、京都の北に金比羅山というところがあって、そこのゲレンデによくいったものでした、最近は少し?太ったので重力にこうして体を持ち上げるのは大変かもしれません。

岩場

 29Palmの出口から出て、一般道を北へと向かいます。ここで失敗したのが、探してでもガソリンを入れておくべきでした。ここから先の、Amboyを通って、北へと向かう道は景観は砂漠の真ん中ですばらしいのですが、頼みのAmboyはゴーストタウンでガソリンスタンドはつぶれていました。この道はDry Lakeの真ん中を突っ切っていて、アメリカらしいドライブ風景が楽しめます。
 そんなわけで、Majpva National Preserveを通ってラスベガスに行こうとしたのですが、ガソリンがないので、怖くて砂漠は突っ切れません。ところが、I-40を西に行ってもスタンドはなく、結局Needlesの町まで行かざるおえませんでした。このあたりをドライブするときはガソリンには気をつけましょう。

湖底へ続く道


 ところが、スタンドはラスベガスへ向かう95号線沿いにはいくつかあって、無理して、Needlesで入れる必要はありませんでした。95号線をひたすら北上して、ラスベガス到着は夕方5時くらいとなりました。夕方に、到着すると砂漠の中に忽然と光の渦が現れて美しい物です。5年前も確か夜に着いたような気がします。
 ホテルはエクスカリバーに宿泊です。$56が$25引きで$31です。ラスベガスのホテルはモーテルよりもやすいところが多いのですが、きっと、カジノでしこたまもうけていることなのでしょう。
 夕食もご多分に漏れず、ビュッフェへ。結構夜は冷え込む中をマンダリンベイへ。サンディエゴ、ラスベガスに関しては友人から「地球の歩き方」を借りて、行ってきました。やっぱり日本のガイドブックは、細かいところに手が届きます。管理人、日本から全くガイドブックを持ってこなかったので、失敗しました。

本日の走行距離 487マイル(779km)


5日目(11/24) フーバーダム、グランドキャニオン国立公園編 
Las Vegas, NE→Hoover Dom, N.E.→ Grand Canyon N.P.→ Holbrook, AR

 今日は少し遅れて、8時半にホテルを出発。カジノは勝てないですね。少々の負けでラスベガスを後にします。地球の歩き方に「来年から自家用車であがれなくなる。」と書いてあったので、突然、グランドキャニオンをみてみたくなりました。いつも、南側からはいるので、North Rimへ向かおうかと思いましたが、10月中旬には閉鎖のこと、South Rimへと向かいます。
 

フーバーダム

93号線を南に向かう途中フーバーダムへよります。不況対策のため、ルーズベルトによって建設が計画されてこのダムは、随分と人気のあるようで観光客がひっきりなしに訪れます。安全対策のためか、ダムの前後では検問所が置かれています。管理人の場合はチェックなしでしたが、パスポートを携行しておいた方が安心だと思います。駐車場は$5、ガイドツアーは$10です。実は、アリゾナの対岸に無料の駐車場と展望台もあるのでダム底の発電機に興味のない人は、そちらの方がいいかもしれません。管理人、小学生の頃目黒区民センター図書館の発電所の仕組みの本にはまっていたので、発電所見学なかなかおもしろかったです。縦軸型の発電機でしたね。

発電機


 フーバーダムのすぐ下流には、93号線のバイパスを建設していて将来的には、ダムを通過しないでラスベガスグランドキャニオン間が結ばれるようです。
 93号線65マイル制限なのでI-40までは、快走できます。I-40を経由して、64号線でグランドキャニオンへ。あいにく、このころまでにはすっかり曇ってしまって、夕日のグランドキャニオンは眺められそうにもありません。ちなみに、雪も残っていて非常に寒いです。それでもたくさんの観光客であふれていました。

ご存じ

 バス輸送対策からか、案内所が整備されていて(前はなかった)随分と雰囲気が変わりました。それでも、谷の風景は変わらないでしょうね。
 まだ5時前なのですが、すっかり薄暗くなってきました。夏ならば、これからモニュメントバレーを通って東へと向かうのですが、暗闇の中を走っても仕方がありません。I-40に戻って途中のHolbrrkの町で、宿を取ることにします。Confort Innで$45です。相場の基準値となるMortel 6が$29ですから、なかなかの値段です。通信状況は市内通話は無料ですが、アクセスポイントがありません。



本日の走行距離 456マイル(729km)


6日目(11/25) チャコ文化国立歴史公園、タオスプエブロ編 
Holbrook, AR→Chaco Culture N.H.P→ Taos Pueblo..→ Santa Fe, NM → Tucumcari, NM

 全く、Spamメールには困りもので、Pop Filterはうまく作動して、99.5%の分別率を誇っていても、24Kの速度では、ダウンロードに10分近くかかっています。今回の旅行はEarthlinkのアクセスポイントのないところに、泊まっているので、800番でつなぐため速度はだいたい24K、毎分10セントずつ加算されています。全くSpamは許し難いです。そんなわけで、メール、掲示板のお返事明日以降になりますので、よろしくお願い致します。
 さて、モーテルの値段の評価にMotel6指数。という物を導入したいと思います。モーテルの値段は地域によって変わるので一概には比較しにくいですが、Motel6は常に値段が表示されているので、その値段に対する比率で、モーテルのおとく度を評価します。今日のモーテルはHoliday Inn $54朝食付きです。朝食といってもちゃんとした朝食が出ます。それに対して、Motel6は$35+$5で$40。指数は1.35で、通常Holiday Innは2近いですから、ここはかなりお得です。Holiday Inn時々お得な場所があるので、要チェックです。

急がば回れ

 さて、通常の日記に戻りましょう。今日は、当初の予定だとサンタフェを回る予定だったのですが、調べてみると、New Mexicoには、3つの世界遺産があります。一つは、去年訪れたカールスバット、もう一つは、サンタフェ周辺にある上記の二つです。急遽予定を変更して、今日は世界遺産をまわる旅とします。
 6:30のモーテルのドーナッツを仕入れた後、出発します。夜が開けかけのところで、出発時間としてはちょうどいい頃合いです。ほかにも出発の用意をしている人たちはたくさんいますが、みんなお年寄りばかり。
 I-40を東に向かって、州境を越える前に夜が明けます。New MexicoのナンバーというのはUSAと書いてあるのですね。国内のナンバープレートなのになんか変です。

絵文字


 近回りをしようと、Trewittの町で降りて、未舗装道を北へ向かいます。しかしどこで間違えたのか、北に向かうはずが、広大な原野を西へと向かっています。結局、逆戻りしてCrownPointの町へ、インディアンにガソリンスタンドの場所を聞いて、再び北へ向かいます。
 途中、2つの選択肢が、国立公園まで56マイルと20マイルの道、ただし20マイルの道は、「通行不可の可能性あり」と書いてあります。管理人は迷わず、20マイルの道を選びます。57号線のラリー道を走ると国立歴史公園の裏口につきます。この公園はゲートはありません。入場料8ドルは案内所で支払います。
 

チャコ文化遺跡

チャコ文化国立歴史公園は、世界遺産にも指定されている紀元1000年前後の集落の後です。アパートのような作りが比較的よく保存されています。この国立歴史公園、世界遺産にも指定されている割には、ほとんど来園者を見かけません。確かにアルバカーキからも遠い上に、未舗装道を走ってくる必要があります。
 ニューメキシコは、日本人にとってはグランドサークルなどに比べてマイナーかもしれませんが、様々な史跡や記念物がふんだんに存在しています。管理人ももっと早く気づけばよかったと思いました。

タオスプエブロと夕景


 さて、この歴史公園を12時過ぎに出て、次はTaos Puebloに向かいます。こちらも、直接向かう大きな道がないので、96号線を使って、東へと向かいます。ニューメキシコ北部はスキーとしてもこのあたりでは有名なので雪が少々心配でしたが、快適なドライブを楽しめました。ただ、この区間ファーストフードが全くないので、食料を手に入れるのには少々手こずりました。
 68号を北上してTaos Puebloには4時過ぎに到着しました。Taos Puebloは芸術の町Taosを過ぎてすぐのところにあります。ついさっき、遺跡でみたような生活が営まれているのには感動を覚えました。Natioanl Park Servicedのサイトでみても、世界遺産にもかかわらず国立公園に指定されていないのがおかしいなと思ったら、実際に人が住んでいるからなのですね。現在は入場時間は4:30まで、入場料は$10、写真には別に$5必要だと思います。

プエブロの中はどこかの町のよう

 中は、イヌがうろついていて、竈からの日が昇り、普段着を着た女性が川から水をくんでいました。町の中にはドッジのピックアップがあって、すぐ近くにはカジノもあります。このギャップがまたいいのです。
 さて、夕闇迫る道をサンタフェまで戻ります。管理人にとっては、サンタフェは、多くの日本人と同じように宮沢りえの写真集で知ったまちで、また、貨物鉄道会社の名前ですが。この町は、古い教会やしゃれたブティックの建ち並ぶ、観光都市です。もっとゆっくりみたかったのですが、時間の都合上、よるのHart of SantaFeをみて終わりです。
 後は、一路I-40を東に向かい、テキサス州境に近いTucumcariで一泊、明日はダラスへと戻ります。、

本日の走行距離 663マイル(1060km)


7日目(11/26) キャディラックランチ編 
Tucumcari, NM→Cadilac Ranch→ Amarillo, TX→ ダラス(Dallas, TX)

 今日はダラスに戻る日です。このHoliday Innは朝食が無料で付きます。普段だったら時間がもったいないのですが、今日は帰るだけなので朝食を食べてから7時半に出発です。

Hot Breakfast

 今日もいい天気です。I-40を東へ向かいます。途中Amarilloの手前で、読者の方が紹介してくださった、キャディラックランチを見つけました。高速沿いの畑の中に忽然と現れます。この場所は、地図にもちゃんとのっています。誰が難のために作ったのかは謎ですが、その中の落書きの中になぜか「日本国」の文字が...

キャディラックランチ


 テキサスにはいると時差があるため時計が一時間進みます。Planoに出るために380号からI-35へ向かいます。Dentonからさきは、大渋滞です。感謝祭の前日のためか、車がかなり出ているようです。Plano到着は4時。今までの中では一番早い到着です。Sushi Placeで夕食をかって、犬をピックアップして家へと帰ります。
 ICUに電話を掛けると、患者さんは1名。予定移植はなしです。休みのなんと短いことでしょう。

本日の走行距離   484マイル  (774km)
合計の総合距離 3,733マイル(5972km)


更新記録
●2003年11月26日:新規公開


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