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その8 アカディア国立公園編  メイン ロブスター紀行
Acadia National Park -Maine Lobuster Travelogue-

その8 アカディア国立公園編(Acadia N.P.)1894マイルの旅

1日目(8/4) ニューヨーク編 
ダラス(Dallas, TX)→New York, NY → Boston, MA

2日目(8/5) ボストン国定史跡編 (Boston N.H.S. Freedom Trail) 
Boston, MA→Freedom Trail → USS Constitution → Boston, MA

3日目(8/6) フリーポート・L.L.Beans編 
Boston, MA→Free Port, ME → Bar Harbor, ME → Bangor, ME

4日目(8/7) アメリカ最東端編(West Quoddy Head Lighthouse) 
Bangor, ME→Eastport, ME → Lubec, ME →Quoddy Head S.P.→Bangor, ME

5日目(8/8) アカディア国立公園編(Acadia National Park) 
Bangor, ME→Acadia N.P.→Bar Harbor→Newark, NJ

6日目(8/9) ブロードウェイ編(Broadway, NY) 
Newark, NJ→New York, NY→Bar Harbor→Newark, NJ

7日目(8/10) ヤンキース対マリナーズ編(Yankees vs Mariners) 
Newark, NJ→Yankees studiam, NY→ダラス(Dallas, TX)


1日目(8/4) ニューヨーク編 
ダラス(Dallas, TX)→New York, NY → Boston, MA

 さて、今日からニューイングランド地方へロブスターを求めての旅行です。今回は、休みが短いため、ニューヨークまでは飛行機の旅です。
 朝5時半に自宅を出発したあと、ダラス・フォートワース空港へと向かいます。空港にはいくつかの駐車場がありますが、一番安いRemote Parking ($5/day)に駐車します。ここからは、連絡バスが15分おきにターミナルまで出ていて所要時間は10分程度です。空港の周りにはParking Spotのような、民間の駐車場もあるのですが、ダラスの場合はここが一番安いようです。

機内食

 今回のニューヨーク行きはコンチネンタル航空の1130便。マイルのことを考えるとアメリカンの方がよいのですが、時間の都合でこの航空会社にしました。チケットはTrabelocityのオンラインでとってあり、E-ticketです。往復$240ですからずいぶんと安いものです。
 チェックインは自働チェックイン機で行います。これだと席の変更も自分で出来ますし、並ぶ必要もありません。荷物だけを預けて、ゲートへと向かいます。相変わらず、警備は厳しくて長蛇の列です。今回は、スーツケースにロックをかけたのですが、見事に壊されてしまいました。ちなみに、壊されて鍵はお詫びのメモと一緒にスーツケースに入っていました。

お詫び?と鍵


 ニューヨーク行き便は、757型機で最悪なことに後ろはしつけのなっていない子供連れ、いやな予感がしたら飛行中ずっと騒ぎ通しです。しかも寒いのなんので全く眠ることなどできません。機内では何もでないのかと思ったら、一応、コーンフレークとバナナが、朝食として配られました。この点はアメリカン航空よりはましかもしれません。 
 定刻12時40分にニューアーク空港に着いたあと、高架鉄道でハーツレンタカーへと向かいます。ニューヨークはダラスより涼しいですが、かなり湿気が多いですね。今回レンタカーの予約はHotwireで行いました。ここは、もっとも安いオンライン旅行代理店ですが、購入するまで会社名がわかりません。ホテルや、航空券に使うのは怖いですが、レンタカーならハーツでもエイビスでもさほど変わりがないので、こちらで購入しました。
 

Mazda6

さて、今回レンタルしたのはMid Size、マツダの635で一週間で税込み270ドルです。最初出発しようとしたところ、ハンドルの油きれ音が気になったのでクレームをつけたところ、新型のMazda 6に変更してくれました。ずいぶんよくなっています。アメリカでは何でも文句を言ったものがちのところがありますから、少しでも気になったらクレームをつけた方が良いのです。
 さっそく、I−87をマンハッタンに向かいます。途中トンネルを通るのですが、通行量は$6ドル!早速ニューヨークの物価の高さに驚きです。
 とりあえずマンハッタンはグランドゼロからセントラルパークまで走ります。こんな都会に来たのは東京を出て以来ですね、人と車の多いこと。グランドゼロはすっかり観光地と化しています。
 今回はニューヨークは妻が幼い頃、すんでいたところを訪れるにとどめ、早々とボストンを目指します。それにしても渋滞のひどいこと、しかも雷雨までくる始末で、車はなかなか進みません。ニューヨーク郊外をでたのは6時近くになった頃でした。I−95を北へ向かいますが、コネチカットに入ってもまだ渋滞が続きます。最近すっかりダラスの交通事情になれてしまったので、この東京並みの渋滞には全く平行します。ただし運転はテキサスに比べるとおとなしいようです。ただ、テキサス人のように簡単には合流の時に譲ってはくれませんが。

グランド0


 途中、Old Saybrookのウオールマートでおきまりのクーラーボックスを手に入れたあと、さらに北へ向かいます。コネチカットにインターステートには日本と同じようにサービスエリアがあるのですね。入っているのはいつもマックですが。
 今日は、ボストン泊ですが、今日の宿泊は郊外のchelmsfordのRaddisonです。こちらもExpediaで予約して一泊53ドルです。ここ東海岸ではモーテル6ごときでも60ドルくらいする(ダラスなら30ドル)ので、この値段は破格です。ここはコンベンション用のホテルのようで、データーポートや机も完備されていて、管理人としては満足です。もちろん市内のホテルというのも楽しいのですが、自動車旅行の場合はやはり郊外の方が便利です。
 ここのエレベーターですれ違った泊まり客、管理人が氷を詰めていると何を思ったのか
「何をしているんだい。」
「見りゃわかるだろ氷を詰めているんだ。」
「じゃなくて何の仕事をしているんだ。」
「外科医だ」
「(相手、驚いて)じゃあ、麻酔科のブラックって知っているか?」
「どこの麻酔科だ?」
「ノースキャロライナだ。」
「そりゃー知らないな...」
 と次から次へと知っている医者を聞いてくれました。これって「東京に住んでいるんだって、じゃあパン屋の山田さん手知っているかい?」に近いです。(時々海外旅行中に聞かれます。)
  

 本日の走行距離 300マイル(1163km)


2日目(8/5) ボストン国定史跡編 (Boston N.H.S. Freedom Trail) 
Boston, MA→Freedom Trail → USS Constitution → Boston, MA

今日はあいにくの午後から雷雨の予報。天気予報ではダラスは103度の暑さですが、こちらは80度台です。
 今日はボストン市内を観光する予定のため、あさ、9時にはホテルを出発します。相変わらずソルメドロールを飲み続けているのですが、空腹時に内服するといつも気分が悪くなります。患者さんは大変ですね。そのため、とりあえずマックでおなかに入れて、I−93を利用して、とりあえず中心街に向かいます。

地下鉄

 しかし、中心部に向かうにつれ混雑のひどさ。道のわかりにくさは東京以上です。何とかCommon間ではたどり着いた物の、とても車など停められそうもありません。駐車場代も30分$7で東京以上に高いのです。そのため、中心部に車を停めるのはあきらめて、途中MIT、ハーバードなどの名だたる学生街を通って、いったん郊外へと向かいます。

ダックツアー


 地下鉄Red Lineの終着駅AlewifeにはPark & Rideの駅があります。アメリカの都市には、車を停めて電車で市内に向かうPark & Rideのシステムは結構発達しています。このような大都市では、車で乗り入れても渋滞で時間がかかる上に駐車場が高いので、電車で観光に向かった方が便利でしょう。少し、ボストンをなめていました。
 さて、この駅は立体駐車場になっていて、駐車代は一日$4.5、そのままエレベーターで下りると地下鉄の駅です。市内までは$1のトークンを払って地下鉄に乗り込み15分ほどで、観光案内所のあるPark St.駅に着きます。

フリーダムトレイル


 まず、Boston Commonの観光案内所でFreedom Trailの案内をもらいます。このトレイルはNational Park Serviceの管轄で、Boston National Historical Parkとなっています。歩道の赤い線をたどっていくとボストン市内の有名な歴史的建造物をひとまとめに見学することができます。今日は眠いので詳細はまた後ほどに。HPではDr.Kazuに詳しく載っています。
 途中、食事をとるところが見あたらずBruegger's Bagel Bakeryというところでサンドイッチを食べたのですが、このトレールは後半イタリア人街を通るので、そこまで待ってから食事をとればよかったと、少々後悔です。途中にはNational Park Serviceの案内所もあります。

シップと乗れない人たち

 さて、雨も降ることなく最後の目的地、USS COnstitution号までたどり着きます。歩くと結構な距離です。この船についたのが3時50分だったのですが、到着した直後に後ろをしめられてしまいました。あとから来たグループが乗り越えて入ろうとしていたのですが、警備員に呼び止められ、何度か押し問答しているうちに結局帰されてしまいました。実はその前にもおじいさんが潜り込んでいたのですが知らん顔です。船の中への見学は3時30分までと、比較的早いので気をつけましょう。

高架鉄道


 さて、この黒船を見学したあとはGreen LineのNorth Stationまで戻って、高架鉄道から、車のところへと帰ります。しかしこの電車、基本的に路面電車と同じ仕組みで、身体障害者のことなど考えてない作りです。
 車で、ホテルまで戻ったあと、夜はまたボストンまで戻って、MITに留学中の大学のクラブの後輩のところへ遊びに行きます。久しぶり日本の味のケーキを食べさせてもらってありがとうございました。おみやげにはヨックモックのクッキーまで持たせてもらってどっちが先輩だか。しかし、部屋の家賃がダラスの2倍近いのには非常に驚かされました。どうせ留学するなら東海岸と思うこと多々ですが。この、値段ではとても暮らしていけません。また、向こうにしてみればテキサスのような片側5車線のどこまでも続くまっすぐな道にあこがれるようです。
 そういえば彼、NYに旅行に行った冬の日、事故にあったら、あれよあれよとうちに周りの人がレッカーを用意してくれて、冬の寒い日に凍えてボストンまで運んでもらったという話をしていました。長くすんでいれば、いろいろなことがあるのですね。靴下三枚はいて、レッカーされて車の中に警察官に見つからないように潜り込んでいたというのが、今では笑い話ですが、相当寒々とした話です。

 本日の走行距離 178マイル(284km)


3日目(8/6) フリーポート・L.L.Beans編 
Boston, MA→Free Port, ME → Bar Harbor, ME → Bangor, ME

 さて、今日はいよいよメイン州です。朝、8時過ぎにはモーテルを出発、I-495を北に向かいます。途中ガソリンが無いので、給油をするも店員が寄ってきます。何かと思えばFull Serviceのお店。まだまだ、東海岸ではFull Serviceのガソリンスタンドがあるのですね。テキサスにはほとんど無いので気がつきませんでした。この場合はチップをいくらぐらい払えばよいのでしょうか?相変わらず東海岸スタイルにはなれません。

メイン州の看板

 さて、New Hampshire州にはいるとI-95は有料道路になります。といっても1ドルですが。今週は消費税がないからか、道ばたに酒屋を何軒も見かけます。この州の大西洋に面している部分は小さいので、あっという間にメイン州です。ボストンからだと本当に近いです。 州を超えたところにメイン州の看板が立っているのですが、それが、上の題名です。なかなか粋でしょう。
 さて、州に入ってすぐのところに、ご多分に漏れず観光案内所があるので、そこで、地図を手に入れます。今日は、まず、Freeportに行って、L.L. Beansの本店を目指します。
 Free Port間ではボストンから2時間。最初はL.L. Beansだけだったのが、今は一大アウトレットモールとなっています。コーチには日本人の店員もいましたからきっと日本人の観光客も多いのでしょう。

明るいフリーポート


 早速、お昼はロブスターサンドにします。どこに行ったらいいかアイデアがなかったときにビラをもらったので、勧められるままにL.L.Beansの隣にある、Azuruというお店に入りました。ここで、ロブスターロールを頼んだのですが、待てど暮らせど出てきません。一時間くらいたってしびれを切らして、店員のクレームをつけます。結局、1時間20分くらいたって出てきましたが、ただ、ロブスターをのせただけです。きっと、忘れていたのでしょう。ウエーターも申し訳ないと思ったのかロブスターロール$13なりは「無料で良いです」としてくれました。その誠意を認めてチップはふつうに出しておきました。

LL Beansの広い店内、フリークライミングもできます。

 さて、Freeportをあとにしたあとは、最東端のEastportを目指します。ところが、Freeportをでたときはすでに3時(昼食のせいだ)しかも、高速もそんなにはとばせないので、とても明るいうちにはたどり着けません。予定を変更して、今日もBangorに泊まって、Bar Harberでロブスターを食べることに変更です。
 Bangorでモーテルを探そうにも、みんな足元を見てRamada Innでも$98とふっかけます。とてもそんなお金を出す気にはならないので、何件か探していたら、結局Travelodgeに$48で泊まることができました。(ただしかなり汚い)

今日のロブスター


 さて、ここからBarHarborまでは、車で一時間ほど。中にもたくさん宿泊するところはあるのですが、今ははいシーズンのためとてもこの時間ではとれません。しかも$100+ upといったところです。Bar Harborは市内に車を自由に路駐することができます。お店が建ち並んで、軽井沢のようなところです。車を止めて、今晩は町中のレストランパブで、ロブスターを食べることにします

コメントに注目

。HPにあったソフトシェルと、ハードシェルを食べ比べるため両方を頼みます。ちなみに、ソフトシェルは$16、ハードシェルは$21ですが、果たしてどちらがおいしいのでしょうか。またここでは、Bar Harbor Real Aleという地ビールがあってそちらも賞味させてもらいます。
 個人的な感想としてはハードシェルの方が身が締まって、おいしく感じました。ただ、ソフトシェルのほうが、殻を割りやすく、食べやすいですね。
 周りの家族、結構ハンバーガーなどを食べている人が多いです。ここまで来てハンバーガーでなくて元もいますが。いつものことです。

 本日の走行距離 322マイル(515km)


4日目(8/7) アメリカ最東端編(West Quoddy Head Lighthouse) 
Bangor, ME→Eastport, ME → Lubec, ME →Quoddy Head S.P..→Bangor, ME

 今日はいよいよアメリカの最東端までの旅です。残念ながら今日も天気はすぐれません。雨は降らなさそ

通関中 乗船中

うですが、霧と曇りです。最悪の部屋に近いTravelodgeで色も付いていないコーヒーをもらい9号線をひたすら東に向かいます。Maineの道は55-65マイルしか速度が出せないので時間がかかります。8時30分にモーテルを出発して100マイル先のCalaisというカナダ国境の町に着いたときは、10時30分でした。この町は国境の町だけに、モーテルなどもそれなりにはあります。国境の橋は、町の中の小さな町で、検問も料金所みたいなもので、ちょっと油断するとわたってしまいそうですが、VISAの切れている管理人はわたったら戻ってくることができないので、ここであきらめです。Cakaisかな、南に20分ほど1号線を走るとSt. Croixl Int'l Histric Siteがあります。対岸に、初期の入植者たちの島が見えるはずなのですが、霧で、全く見えません。ここも現在整備中のようです。

近くのレストラン ランチ トラップ

 さて、さらに30分ほど走るとアメリカ最東端の市である、EastPortにつきます。ここは元々島だったのですが、現在は橋があります。町には小さな案内所とおみやげや。そしてレストランが2軒あります。そのうち一つのレストランに入ってみることにしました。Eastport Chawder Houseというカナダ領のDeer Islandへ向かう小さなフェリーの乗り場にあるレストランです。ここで、ランチメニューのロブスターべーゲルサンド($8.95)とロブスターロール($10.95)を注文します。ロブスターべーゲルサンドはなかなかの味です。でもロブスターはサンドイッチよりはホットドックのようにして食べる方が主流のようです。
 ちょうど、フェリーが到着したのですが車が2台乗るくらいの小さなフェリーで、発着時間に税関がくるまで駆けつけます。砂浜からそのまま船に乗ります。このレストランの裏には、ロブスターの仕掛け箱がたくさんおいてあって、その場で、ロブスターも販売しています。

国境 最東端の灯台 最東端の店

 お昼のあとは、Eastportをあとにして、アメリカ最東端のLubec(こちらは町)へ向かいます。この町にはカナダとの間に橋が架かっていおり、美しい橋らしいのですが残念ながら霧で何も見えません。この町の南側に、アメリカ最東端の場所となるQuoddy Head State Parkがあります。この公園の中にある、West Quoddy Head 灯台が最東端の場所です。アメリカ人は灯台が好きなのか、ここも灯台としては有名なようですが、最東端の場所としてはあまり宣伝していません。日本だったら「日本最東端の場所」として宣伝するのでしょう。あいにく今日は濃霧で、Fog silenをならしているくらいです。ここの灯台の下は案内所となっており、世界地図の訪問者の国にピンがたっていましたが、まだ日本にはたっていませんでした。はれていたらきっと眺めがすばらしいはずです。この灯台あまり宣伝していない割にはひっきりなしに観光客がやってきます。灯台の近くには最東端のおみやげ屋があって、おとなしい犬が門番をしています。メインを旅行される方はこの場所も心に入れておいてください。
 

古いガススタ

Lubecをでたあと、一号線を西へ向かいます。途中には小さい町がいくつか続きますが、ガソリンスタンドや、モーテルは充実していません。途中Jonesboroという小さな町で、ガソリンを入れますが、非常に旧式の機械で、ガソリンの量も自己申告です。
 途中から186号線に入りAcadia 国立公園の飛び地であるSchoodic Pointへ向かいます。また、ここかの一号線は一級の景観道路となっています。その入り口のWinter Harborについたときは4時半ここからBar Harborまでは、フェリーも一時間おきにでています。フェリーといっても車は乗れません。
 Bar Harborの入り口のEllsworthまで戻ってきたのは5時半、そろそろ夕食です。この町にはモーテルもふんだんにありますが、当日取るのは大変です。ちなみにこの町には、3号線をBar Harborよりに行ったところにWalMartがあって、いろいろと調達したり、キャッシュバックで現金を引き落としたりするのに便利です。 

アカディア


 この町より南の、Trentonという、Bar Harborのある島との橋の麓にある町に、昨日通ったときに長蛇の列のある、ロブスター屋があったので、今日はそこに行くことにします。店の名前は Trenton BridgeLobster Pound。今日も店の前の道には路上駐車の山です。さて、車を止めてロブスターを注文します。今日の値段は$9.95/lbs。奮発し大きなロブスターを頼みます。一匹2.5lbsくらいでしょうか。その場で生きた物の目方を量ったほど、網に入れて、店の外にあるおおきな釜で釜ゆでです。20分ほど待つとできあがり。別に溶かしバターを買って、持参のキッコーマン醤油でいただきます。昨日のロブスターが1.25lbsですから。倍近い大きさです。さすがにこれは食べ街がありました。卵巣もしっかり入っています。ただ、女性はあまり大きなロブスターだと割るのが大変かもしれません。ここは、飲み物持ち込み自由ですので、お酒を持ち込んでもかまいません。

ロブスター屋 どれにしようか ゆであがり 外で食べる でかい!


 ここで、おなかを一杯にしたあとは、近くでソフトクリーム。66度しかないのに半袖短パンでこんな大きなソフトクリームを食べていたら、まるでアメリカ人のようです。今日は早めにモーテルへ8時には戻ります。今日のモーテルはEconolodge $49。昨日と同じ値段ですが、かなりましです。

 本日の走行距離 378マイル(604km)


5日目(8/8) アカディア国立公園編(Acadia National Park) 
Bangor, ME→Acadia N.P.→Bar Harbor→Newark, NJ

今日はいよいよメインの最終日。またまた小雨模様の天気です。あさ、8時30分にモーテルを出ます。こちらに来てから、毎朝、ダンキンドーナッツの長蛇の列を見るので、一度は行ってみようと、入ってみますが、モーニングセットドーナッツ2個とコーヒーで$2.60。ドーナッツもアルバーソンに比べておいしいわけではありません。何でこんなに並んでいるのでしょうか?

霧の海岸 連絡バス

 さて、3号線をAcadia National Parkへと向かいます。Bangorからは一時間ほどで、Acadia National ParkのVisiter Centerへと到着します。この国立公園は最東端の国立公園で、森と海岸線が特徴です。園内は無料の連絡バスが走り、またこのバスはBar Harborの空港と、市内とも、結んでいます。国立公園のバスですが、L.L. Beansの広告が入っています。
 公園内は、いくつかのトレールがありますが、今日は、雨でとても歩けそうにもありません。一周一時間ほどの園内の景観道路を走ります。
 Visiter Centerをすぎると少し行ったところにゲートがあって、車一台$10を支払います。公園内の道路は、海岸線に沿って走っていますので、天気がよければ大西洋の美しい海岸線が見られたのでしょうが、今日は霧で何も見えません。京都の時によく行った北陸の海岸線のようです。

レストラン Popover


 景観道路の途中に、Jordan Pondという湖があって、その畔にJordan Pond Restaurantがあります。ここは晴れていれば、店の前の海の見下ろせる庭で、食事を取ることができるレストランで、Popoverという、軽焼きマッフィンが売りです。Afternoon Teaを注文することができて、これもまた売りであるイチゴジャムがポットでたっぷりと添えられます。お紅茶もポットでサーブされますが、そこはアメリカ味はイギリスのようには行きません。$7.50です。
 公園を出たあとは、すぐ麓のBar Harborの町へ降りていきます。この町は、駐車場は無料ですが、軽井沢の繁華街のような町なので、駐車するのには苦労します。町の港のほとりにある、有名なホテルBar Harbor Innの駐車場に止めて、港を歩きます。Bar Harbor Innは海に面してたっていて、とても美しいホテルです。ですが、値段もそれなりで(NYの良いホテル並み)予約を取るのが困難でしょう。ホテルのテラスでは海を見ながらの食事もできます。ロビーもきれいで、コーヒーは無料で提供されています。

Bar Harber Inn

 さて、ここの港には小さな公園もあって、Wheal WatchやSeal Watchなどの船が並んでいます。また、Lobster Restaurantも立ち並んでいて、ここで買い物をしたり、食事をしたりするのもよかったかもしれません。
 記念品を買ったあとに、港からWest St.を少し走ると、ちょうど潮が引いていたためBar Islandまでの道が海の中から現れています。ここは、とても浅いので、潮が引いているときは、歩きや、車でわたることができます。ただし、わたってから潮が満ちると帰れなくなってしまいますね。多くの観光客が、雨の中海中の道を渡っていました。
 もう14時30分です、そろそろ、NYまで行かないといけないので、Bar Harborをあとにすることにします。Bar Harborの周りのホテルもこの時間ならとれるようです。途中、入口の町Ellsworthでマックによって、噂のLobster Rollを試してみます。Robster Rollは$4.50ホットドックのバンズに、ロブスターがはさんであります。ロブスターの味は結構いけます。ただし、バンズの味がかなりひどいので、全体的には落第です。ただ、予想していたよりは良い物でした。(中身はReal Lobsterだったし。)Maineに行かれた方は、是非、ご賞味あれ。

Bar Islandへ それでも渡る


 4時にはBangorに戻り、一路I-95を南へと向かいます。東海岸の道は最高速度が65マイルなので、速度が出せません。比較的サービスエリアは整備されているようですが。途中、AugastaのWal Martによって、コーラと、眠気止めのビーフジャーキーを積み込みます。
 ロードアイランドに入る頃には、すっかり暗くなります。ロードアイランドというと、日本だとなじみがないと思いますが、中心地のProvidenceはかなり大きな町で、Nordstromなどもあるような大きなモールがあります。
 それにしても交通量が多いです。ボストンのよな大都市の近郊だけではなくて、コネチカットの道でもかなりの交通量です。テキサスでは考えられません。New Heavenをすぎれば、ずっと町が続いています。全く日本と変わらないです。アメリカというとテキサスや西海岸のような砂漠の中にて転々と町があるというイメージを持っていましたが、すっかり変わりました。

噂の ロブスターサンド

 10時過ぎにはNY州に入ります。交通量はますます多くなって、首都高のようです。WashingtonBr.をわたって、NJ州に入ります。Newarkまではもうじきですが、料金所でPassを持っていない列は大渋滞です。割り込みの車が何か叫んでいますが、まっすぐ前の車について行きます。
 I-95と78の交差すること頃で、今日宿泊するSheraton のマークが見えてきました。到着したのは11時30分。チェックインするときには、隣に日本人の家族ずれがいます。こういうときは挨拶でもすればいいのですが、お互いに意識して目も合わせません。「旅行客か駐在員か目踏みするのね。」
 さて、部屋まで行けば、鍵があいません。ベルマンがマスターキーを取ってきてあけると中から上半身裸の若い男が。「おっと、すいません。」「別にかまわないよ。」夜中に起こされたのに、寛大な男性です。
 結局その向かいの部屋を開けてもらいました。ちなみに、宿泊代は$78です。ドライブ旅行をする場合はAir Portホテルは、場所がわかりやすく値段も安く、町へのアクセスも便利なので、かなり有効に使えます。駐車場代は$4です。
 いちおう、SHeratonなので、部屋はきれいです。Local Callは一回$1で一時間以上だと毎分10セントずつ加算されます。回線速度は50kでます。

 管理人無事にNYに到着しました。明日のオフ会は予定通り8時より、梓にて行います。参加者は10名前後になりそうです。楽しみですね。

 本日の走行距離 604マイル(966km)


6日目(8/9) ブロードウェイ編(Broadway, NY) 
Newark, NJ→New York, NY→Bar Harbor→Newark, NJ

 今日も朝から、曇り空です。今回旅行中ずっと悪天が続きます。さて、今日は、NYに来たらおきまりの、ミュージカルのマチネを見に行きましょう。ホテルのシャトルバスで空港に行き、そこからNJ Transitに乗り換えます。空港から空港駅まではAir Tranでつながっています。

混雑する車内

 NJ Transitは5分遅れで到着します。機関車のひくふつうの汽車で特にAir Port Shuttleになっているわけではないようです。NY PENN駅までは。20分ほどで到着しますが、車内は大混雑です。ちなみに$11ほどです。
 NY PENN駅は地下ホームで少々趣にかけますが、そのまま地下鉄に乗り換えます。ここは、$2で2時間までは乗り放題。磁気テープのチケットを機械に通して入場します。

チケットも並ぶ


 ミュージカルのチケットはTimes Squareの北にあるtktsで手に入れます。1時に来れば間に合うという話でしたが、1時では長蛇の列でした。地下鉄50st駅が便利です。ここでは、売れ残りのチケットを50%引きで売っています。AIDAのチケットを$100のところを半額で手に入れて向かいの劇場へと向かいます。
 AIDAは有名なミュージカルなので、解説は別の方に譲るとして、いずれにせよ管理人好みの悲劇です。
 ミュージカルのあとはPATHでホテルまで帰ります。こちらの方が若干安いですが、治安が悪く乗り換えの時間もかかるので、全くおすすめできません。空港まで戻るのに2時間近く帰りました。
 さて、今晩はオフ会です。車で向かいましたが、相変わらずNYの渋滞には閉口します。

本日の走行距離 47マイル(75km)


7日目(8/10) ヤンキース対マリナーズ編(Yankees vs Mariners) 
Newark, NJ→Yankees studiam, NY→ダラス(Dallas, TX)

   今日も相変わらずぐずついた空模様です。朝10時にはホテルをチェックアウトして、Westchester Medical Centerまで、知人のお見舞いに行きます。NY北部は緑が多くて環境がよく、日本人の駐在員もたくさん住んでいる地区です。相変わらず、チョコチョコした、高速道路には泣かされながら、11:30にはWestchester Medical Centerに到着しました。ここは、テキサスの病院などとは違い、広々とした緑豊かなキャンパスの中に建物が点在していて、ダウンタウンのがさつな町並みの中で働く管理人としては、うらやましくもあります。
 

スタジアム

しかし、今まではNYやボストンなどに留学している人たちをうらやましく思っていましたが、家賃$2000などというのを聞いてしまうと、やはりダラスでよかったかなとしみじみと思う管理人でありました。
 さて、Winchesterを12:00にでたあとは、ヤンキーズの球場へと向かいます。今回、野球を見る予定など全くなかったのですが、昨日オフ会に参加していただいた先生が「松井とイチローの対決が見られるから行ってみたらどう?」と、教えてくださったので、ダラスを発つ前に、Ticketmasterにて予約がとって来ました。
 I-87を南へ下ると、Yankee studiamが見えてきます。高速を降りる前から、すでに駐車場渋滞が始まっています。ちょっと離れたAdditional Parking($10)へ車を止めて、球場まで歩いていきます。この球場は町中にあって電車でも来ることができます。このあたりは、ダラスのレンジャーズの球場とは訳が違います。さすが、松井対イチローということで、至る所、日本人だらけです。アメリカに来てからこんなに日本人を見たのは初めてです。きっと、日本からのツアーもあるのでしょう。先日、ダラスにマリナーズが来たときは見ることができませんでしたが、日本人にとっては今日の方が好カードです。

大観衆


 Will Callの窓口で、チケットを手に入れて、球場へと入ります。予約したのは一塁側外野野市版外側Tiresと呼ばれる席です。もちろんこの席しか残っていませんでした。$18の安い席です。ですが、いったん席に着いてみると球場全体が見渡せて、迫力は満点です。やはりテレビで見るのとは訳が違いますね。これだけのエンターテイメントがこの値段で手にはいると言うことはうれしいことです。

松井が打った?

 とりあえず、回ってきた売り子からビールを買って、それからホットドックと。プリッツルも欠かせません。野球を見に来たことなど本当に久しぶりですね。目の前で、松井がヒットを打って、イチローが走っています。今まであんまり興味がなかったのですが、結構興奮します。先日購入したNikonの双眼鏡も大活躍です。
 球場で応援している人たちを見ても、本当に日本人が一杯です。東海岸中の日本人が来ているのではないかと言うくらいです。昨日の、オフ会に参加された方もほかに2組今日いらっしゃると行っていたので、どこかの席で同じように観戦されていることでしょう。

松井VSイチロー


 さて、飛行機の時間が7時なので、泣く泣く3時には球場をあとにします。5回戦でヤンキーズ4点先取だったのできっと勝ったことでしょう。天気が、かなり怪しげだったので、最後まで雨が降らずにいるかが気になりますね。
 さて、帰りには、ヤンキーズショップに寄ります。ここでは、松井対イチローの特製Tシャツやボールセットまで販売しています。このあたりの商魂たるや、、見習うべきかもしれません。
 さて、駐車場に戻って3時半駐車場をあとにします。ニューアーク空港に向かうにはワシントン橋を渡らなければなりません。ひたすら渋滞です。NJターンパイクに入ってもまだ渋滞しているので、下道を通って空港へ向かいます。至る所通行止めで、空港直前も大渋滞です。空港へはいる道

駐車場

も大渋滞なのですが、ここは迂回するわけにはいきません。渋滞に乗っていくと、道路が冠水して、車が水しぶきをたてて走っています。渋滞や、通行止めの秘密はここにあったようです。結局ヤンキースタジアムから空港まで、2時間かかりました。今回の旅行では、NYの渋滞にはほとほと閉口しました。すっかり運転がダラスになれてしまったようです。
 さて、一週間お世話になった、Mazda6をハーツレンタカーで返して、モノレールで空港に向かいます。いつものことですが、一週間の休暇などあっという間です。もっとも、NYはお金がかかるので、これ以上滞在しては財布が持ちません。そろそろ、戻って仕事時ですね。論文も仕上げなければいけないし。
 ニューアーク空港をコンティネンタル航空は定刻より15分遅れて出発します。帰りの席は、少年サッカーチームに囲まれて、最悪の席でした。高校生くらいだと飛行機に乗るとはしゃぎ回るので、、、
 飛行機は9時45分には到着してしました。リモートターミナルまで、シャトルバスで移動し。車をピックアップします。Mazda 6に比べると、10万マイル以上走ったトーラスはショックが抜けてふかふかです。
 いつもは、テキサスの大地から走ってくるのでダラスの光が見えると「ああ、都会に帰ってきたな。」と思っていましたが、今回、NYから帰ってくると「あー、ビルがないなという思いに駆られます。」 テキサスに来れば、至る所Lone Starの旗ばかりです。帰りに早速マックで、39セントのソフトクリームを買います。
 ICUに電話をしてとりあえず、現在の患者さんの数と、今移植の予定が入っていないかを聞きます。久しぶりの看護婦さんの声ですね。とりあえず、ICUには4人、予定の移植なしなので、まだゆっくりできそうです。さて、明日からポケベル生活に逆戻りですね。

 本日の走行距離 100マイル(160km)
 合計の総合距離1894マイル(3030km)


 

更新記録
●2003年8月10日:新規公開


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