直線上に配置

その11 グランドサークル編  Part2
Grand circle part 2

その11 グランドサークルPartU(Grand Circle Part2) 3,000マイルの旅要パスポート

1日目(4/19) ホワイトサンド編要パスポート 
ダラス(Dallas, TX)→Chamizel Nat'l Mem. → White Snad N.M.→ Las Cruces, N.M

2日目(4/20) National Monuments 編 
Las Cruces, N.M → El Malpais N.M.. → El Morro N.M.→ Walnut Canyon, N.M → Sunset Cratar Volcano, N.M → Wapatki, N.M → Grand Canyon N.P. → Page, AZ

3日目(4/21) ブライスキャニオン国立公園編 
Page, AZ → Grand Staircase Escalante N.M.. → Brye Canyon N.P..→ Cedar Breaks N.M → Las Vegas, NV

4日目(4/22) ナバホ国定記念物編 
Las Vegas, NV→ Zion N.P. → Coral Pink Sand Dunes S.P..→ Navajo N.M → Monument Valley → Page, AZ

5日目(4/23) アーチーズ国立公園編 
Page, AZ→ Glen Canyon N.R.A. → Mexican Hat, UT→ Gooseneck S.P. → Natural Bridges N.M. → Arches N.P. → Grand Junction, CO

6日目(4/24) ダイナソー国定記念物編 
Grand Junction, CO→ Colorado N.M.. → Dinosaur N.M.→ Black Canyon N.P. → Salida CO

7日目(4/25) 大砂丘国定記念物編 
Salida CO→ Great Sand Dunes N.M.. → Lake Meredith N.R.A..→ ダラス(Dallas, TX)


1日目(4/19) ホワイトサンド編 
ダラス(Dallas, TX)→Chamizel Nat'l Mem. → White Snad N.M.→ Las Cruces, N.M

 さて、またまた今日から一週間の休暇です。今回はラスベガスのセリーヌディオンのコンサートに行くため、ラスベガス周辺のグランドサークルと呼ばれている国立公園群をまわってきます。
 アメリカのドライブで車の故障は致命的、今回はバッテリーの交換、オイル交換もすませ準備良好。特に大切なのがタイヤの空気圧調整で、アメリカの悪い道ではパンクの原因となります。また最近はガソリン代が高騰しており、ガソリン代が旅行費の大半を占める管理人の旅行では、かなり大きなウエイトを占めます。

 あさ、7時にダラスを出発。もっと早く出たいのですが、犬を預けるために遅い出発となります。ダラスからしばらくは小雨交じりの天気ですが、ミッドランドに到着するときはすっかり雲のない天気となりました。今日中に今日はホワイトサンドまで足を伸ばすため、ここはフォードトーラスの最大航続距離を生かして(500マイル)、エルパソまで660マイルを1給油停車で走りきります。エルパソまでは9時間。その日のうちにホワイトサンドにつくにはぎりぎりです。
 エルパソ到着は3時。時差があるので1時間得をします。エルパソでは、Chamizel National Monumentを訪れます。アメリカとメキシコととの領土紛争の解決を記念してできた記念館ですが、これといってみるべきものはありません。
 エルパソを過ぎるとLas Crucesの街へ。ここからホワイトサンドへは70号線に乗っていきます。前回来たときはまだ工事中でしたが、今日はすっかり道路ができあがっていました。
 おきまりのホワイトサンドの案内所前での国境警備隊によるパスポートチェックは、今回はパスポートを見せてあえなく終わり。

 ホワイトサンドは2回目の訪問。この白い幻想的は光景は何度も来たくなるものです。今回はビジターセンターとおみやげ屋も開いていました。ただしぎりぎりの5時です。

 今日は前回よりも早い時間なので、Alkali Flat Trailを歩いて見ることにします。およそ5マイル(8km)のこのトレールは、砂漠の中をポールを頼りに歩いていきます。砂丘のアップダウンが激しくて結構大変ですが、見渡す限りの白い風景は一見の価値があります。それにしてもどうして白人はみなは出しで歩くのでしょうか。
 砂丘を越えるとAlkali Flatと呼ばれる平原が広がります。ここが、砂丘の大元ですね。このトレール2時間ほどかかって、帰り着いたのは7時、夕日に赤く染まる砂丘を見ながらかえります。
 White Sandは夕暮れ時が一番きれいです。

 さて、今日はLas Crucesに戻って宿を取ります。すでに9時になってしまいました。それでもまだ薄明るいですね。これが、夏の間の旅行のいいところです。宿はBest Westernで$46ちゃんとした朝食付きです。
 ただ、なぜかネットワークにつながらないため、今日の更新はお休み。

 本日の走行距離 796マイル(1274km)
  本日のガソリン消費量 26.6ガロン(101リットル)
 本日のガソリンコスト  46ドル


 


2日目(4/20) National Monuments 編 
Las Cruces, N.M → El Malpais N.M.. → El Morro N.M.→ Walnut Canyon, N.M → Sunset Cratar Volcano, N.M → Wapatki, N.M → Grand Canyon N.P. → Page, AZ

 今日は6時から朝食。ちゃんとしたいわゆるアメリカンブレックファーストですが、コーヒー代とチップを取られ、時間もとられるので、お得かどうかは難しいところです。7時には宿を出発、
 一直線にPageというグランドサークルの中心部を目指す予定でしたが、天気がいいので、寄り道をしながら向かいます。

 I−25を北に向かうと、またパスポートコントロール。ここの職員はあまりわかっていないのかVISAスタンプで時間がかかります。それでも、問題なく北へ。アルバカーキの手前で、いにしえのルート66に入って。I−40へ乗り換えます。 
 Grantsという街には、国立公園とニューメキシコの観光案内所があって、ここでガイドマップを手に入れた後、El Malpais National Monumentへ。ここには石のアーチや氷穴などがありますが、特に見るところはないようです。
 この国定記念物のすぐ隣に、El Morro National Monumentがあります。こちらはInspiration Rockと呼ばれる白亜の巨石が並ぶ国定記念物で、先住民の遺跡もあります。どちらも園内にビジターセンターと遊歩道が整備されています。

 さて、この後は再びI-40に戻って、フラッグスタッフを目指します。ニューメキシコからアリゾナは典型的な砂漠道です。途中にはインディアのドライブインがたくさんあります。この途中には、化石の森国立公園や隕石クレーターなどの有名な見所がありますが、管理人は以前訪れたことがあるので、とばして西へ向かいます。
 また、化石の森の近くには恐竜博物館もあって、夜中に走ると屋外展示の恐竜が突然暗闇に光って非常に不気味です。

 フラッグスタッフにつく頃に、アリゾナでは夏時間がないことを思い出して1時間得をします。そんなわけで、3時にはWalnut Cayon National Monument 到着。この国定記念物は峡谷の断崖に先住民の居住後が残されています。トレールがありますが、240段の階段を下っていくので、かなり大変です。

 フラッグスタッフでガソリンを入れたのですが、ここでは1ガロンあたり、1.90ドルです。本当にガソリンが高いですね。

 ここからは89号線を北へ向かいます。時差で得をしたので、Sunset Crater Volcano National Monumentをまわります。こちらは、噴火口と溶岩流の後ですが、さながら、軽井沢の鬼押出のミニチュア版です。懐かしい風景ですね。こちらの、ビジターセンターは改装のため閉まっていました。
 この国定記念物はそのままWuptki National Monumentとつながっています。こちらは、先住民の遺跡が見られます。アリゾナから、ニューメキシコにかけては、先住民の遺跡は充実しています。

 こちらをたったのがまだ5時過ぎ、空は快晴です。ビジターセンタの壁には日の入りは7時だと書いてあります。ここで、グランドキャニオンの夕日を見ない手はありません。気まぐれに69号線を上っていって、グランドキャニオンの夕日を眺めます。この風景を見るといいカメラがほしくなりますね。何度見ても、ここの日の出と日の入りは格別です。

 また元に戻ってPageの街に着いたのは9時。今日はCourtyardに泊まります。シーズンオフだからか39ドル。随分お得です。

 本日の走行距離 786マイル(1257km)
  本日のガソリン消費量 26.5ガロン(100リットル)
 本日のガソリンコスト  48ドル


3日目(4/21) ブライスキャニオン国立公園編 
Page, AZ → Grand Staircase Escalante N.M.. → Kodachrome S.P.→ Brye Canyon N.P..→ Cedar Breaks N.M → Las Vegas, NV

 今日は少し肌寒い日ですが、天気は上々。ページの街を出発して、昼までにはラスベガスに到着する予定です。7時にモーテルを出発。89号線を西へ向かいます。最初の目的地にはGrand Staircase Escalante national monument.この広大な国定記念物は通り過ぎるだけの人も多いのではないでしょうか。
 Big waterを過ぎて89号から400号線に乗り換えます。別名Cottonwood road入り口には、案内板がたっているのでわかりやすいです。この道は未舗装道路なのですが、乗用車でも入れます。ただ途中川越もあるので、雨天時は通行できません。
 この道は、川沿いを走るダート道でなかなか気持ちがいいです。1時間ほどで走り抜けて、北側の出口の近くにGrosvenor Archがあります。このアーチには、北側のKodachrome S.P.側から入った方が近いです。
 国定記念物を過ぎてすぐにコダクローム州立公園があります。赤と、灰色のツートンからの尖塔が美しいこの公園には、フィルムの名前が冠してあります。コダクローム64と言うと写真を撮っていた頃には懐かしいリバーサルフィルムですが、今ではすっかりデジタルの時代ですね。入場料は5ドルです。
 州立公園を過ぎるとすぐにCannonvilleの町で、12号線と合流します。できたばかりのビジターセンターがありましたが。かなり立派な施設で、バッチもありましたね。12号線からはわかりにくいかもしれません。
 12号線に出たら西へブライスキャニオンへ向かいます。景観道路として有名な道路です。さっきのビジターセンターで天気が下り坂だと言うことを占うように、北側から雪雲がかかっています。
 ぎりぎりのところで、ブライスキャニオンへ入ります。園内は工事中でなかなか勧めません。この時期は観光シーズン前だからか、どこも工事中です。ブライスポイントへついて、キャニオンを見下ろします。時々小雪混じりになってしまいました。何とか、日が差したところを眺めて、そうそうに立ち去ります。天気がよければ、谷底までのトレールを歩いてみたいものです。
 ブライスキャニオンを後にすると、シーダーブレークス国定記念物へ向かいます。12号線にはいるとどんどん標高が高くなって、まわりはすっかり雪景色です。公園へと向かう148号線に入ったら2マイル走ったところで道路は雪の下となってしまいました。まだまだ、閉鎖中です;
 シーダーシティーへおりると、後は15号線を一路ラスベガスへ向かいます。Burry'sのビュッフェがおいしいと聞いてきたので、$19払って、中へ。3時頃でもまだランチをやっているのですね。ここのショッピングモールはビーナスフォートみたいですが、あちらの方がまねしたのでしょうね。
 ラスベガスといえば安くホテルに泊まれるはずなのですが、ちょうどコンベンションと重なったため、高いの何のというよりホテルがとれません。結局とったホテルはGold Coastで$69。普段だったら$30くらいでしょうか。この時期に泊まりに来ると、全然よくないですね。
 さて、今晩はセリーヌディオンコンサートです。こちらは前もってチケットマスターでチケットを手に入れておきましたが、キャンセル待ちも長蛇の列です。ちなみにセリーヌディオンのファンクラブ会員になると簡単に安くいい席を手に入れられます。お試しあれ。
 日本だと若い人たちのファンが多かと思いますが、まわりはお年寄りばかり。入場のチケットは、Palmでチェックしています。会場は比較的広くて、ほとんどの席が埋まっていました。さすが人気がありますね。それにしても毎日このようなコンサートを続けていることには頭が下がります。

 本日の走行距離 365マイル(584km)
  本日のガソリン消費量 8.9ガロン(34リットル)
 本日のガソリンコスト  18ドル


4日目(4/22) ナバホ国定記念物編 
Las Vegas, NV→ Zion N.P. → Coral Pink Sand Dunes S.P..→ Navajo N.M → Monument Valley → Page, AZ

 ラスベガスはそうそうに6時半頃には出発します。今回は、スロット一つしませんでしたね。管理人は実はギャンブルが嫌いなんです。さて、今回の旅行のお題は1.セリーヌディオンのコンサート 2.レインボーブリッジをボートで見に行く 3.アンテロープキャニオンのビームを見に行く 4.夕日に染まるディケートブリッチを見る の四つです。後半三つはEcho from Clivelandの山田さんの旅行記にかなり影響されていますが、まだリンクをしていないですね。旅行から帰ったらリンクをしますね。

 さて、I-15をSt. Georgeまで戻って、ザイオン国立公園を貫通する9号線に乗り換えます。程なく、ザイオン国立公園に到着します。この前来たときは園内まで来るまで乗り入れられたのですが、現在は無料のシャトルバスでビジターセンターから向かうことになります。
 今回はザイオン国立公園はパスして、コーラルピンクサンド州立公園を訪れます。89号線から標識が出ているのでそれに沿って向かうと、ピンクの砂丘が見えてきます。確かに美しいのですが、ホワイトサンドの幻想的な風景を見たばかりだとどうしても規模が小さいので、こんなものかという感じになります。まわりには緑も随分繁っていますし。通りかかった際は寄ってみてください。入場料金は5ドルです。
 さて、ページの町まで戻ってきたら今日はあいにく低気圧の接近で風が強くとてもボートではありません。そこで、アンテロープキャニオンのツアーに行くことにします。ツアーはページの町からも出ているのですが、これまた山田さんの旅行記にあったとおり、ページの町をぬけて98号線を進むと、目立つ三本煙突の発電所麓にある駐車場にたどり着きます。こちらの方が一人15ドルとぺー沿いの町からよりも安上がりです。ゲートで6ドルの入場料を払って中に入っても、ツアーが始まる気配はありません。1時を過ぎて、ガイドらしい男の子に尋ねると、20−30分ぐらい後かなと曖昧な返事をします。どうも人が集まるまで出発する気がないのでしょう。しかも「もうビームは見られないけどそれでもいいか。」といわれてしまいました。とたんに行く気力がなくなり、また明日にチャレンジすることにします。
 そのため東に向かって、ナバホ国定記念物を訪れます。こちらは、メサベルデ国立公園のような先住民の遺跡が、大きな円形ドーム状の岩壁の中に見られます。国定記念物の中に入る頃には雪まで降り出して、ビジターセンターの少し先にある展望台から、遺跡を見下ろします。公園の時計を見ると1時間進んでいますナボハ国内では他のアリゾナと違って夏時間が採用されています。この地域の時間の非常にややこしいこと、ちなみにページは夏時間はありません。
 さらに少し足を伸ばして、嵐の中のモニュメントバレーを見に行きます。ダイナミックですが、やはりはれているときの方がいいかな。
 ページの町に戻ると、またコートヤードに宿を取ります。シーズンオフとはいえ、$39は非常に安いですね。すっかり気に入りました。

 本日の走行距離 606マイル(970km)
  本日のガソリン消費量 27.9ガロン(106リットル)
 本日のガソリンコスト  51ドル


5日目(4/23) アーチーズ国立公園編 
Page, AZ→ Glen Canyon N.R.A. → Mexican Hat, UT→ Gooseneck S.P. → Natural Bridges N.M. → Arches N.P. → Grand Junction, CO

 今日は、再びページの町からです。残念ながら今日も天気は優れず、とてもボートで出かけるような雰囲気ではありません。アンテロープキャニオンのビームのビームもしかりです。この二つは残念ながら次回へ持ち越しと言うことになりました。
 8時半に宿を出てWahweapのマリーナへ向かいます。こちらも入場料を取るようなのですが、ゲートは開いたままでした。このマリーナからはボートが借りられるだけではなくて、ロッジ、船の家などいくつもの施設があってシーズン中はかなりにぎわいそうです。この時期ボートは一日借りても$168。かなり心は動くのですが、この寒空と強風の中では安全上も問題があるので残念です。
 グレンキャニオンのビジターセンター自身は、ダムの脇にあります。入り口のセキュリティーは厳しく空港のようです。ここからは、ダムのツアーも出ています。
 さて、ページの町を後にしたら、またモニュメントバレーに向かいます。ここの風景は西部の原風景のようで、何度見ても飽きません。ユタ州にはいるとメキシカンハットがあります。ここは町の名前にもなっていますが、163号からもよく見えてすぐしたまで来るまではいることができます。前回はメキシカンハットの川沿いのモーテルに泊まりましたが、今日はそのまま通過です。
 ナチュラルブリッジ国定記念物に向かうため261号線にはいるとすぐにグースネック州立公園の看板が出てきます。この州立公園はSan Juan川の蛇行を見下ろすように作られていますが、なかなかの眺めです。蛇行は一つだけではなくていくつも見ることができ、遠くにモニュメントバレーが入ります。
 261号線に入って未舗装の断崖絶壁を蛇行しながら上ると、神々の谷が見下ろせます。一気に崖を上るので、ガイドレールもない高所恐怖症の管理人にとってはすくみ上がるような道です。
 高台の道を進むと、途中からゆきがかなり激しく降って道路が白く覆われるようになってきました。この時期、(というかいつでも)チェーンの用意はしていません。幸い短い区間だったので大事には至りませんでしたが、急に吹雪くとかなり怖い目を見ます。
 ナチュラルブリッジ国定記念物につく頃にはゆきは小振りになって、園内の周遊道路に沿って、展望台からブリッジを眺めます。橋までトレールはありますがこの天気では、おりていく気になりません。アーチーズと比べると緑の中のナチュラルブリッジです。
 その後は191号線に戻ってひたすらモアブを目指します。途中、にわか雪に降られたりもしましたが、モアブに着く頃には日が差してきました。これは念願のディケートアーチが見られるかもしれません。前回モアブに来たときにはジープを借りてキャノンランズ国立公園を走り回っていましたが、今回はアーチーズ一直線です。
 6時過ぎにアーチーズ国立公園につくとビジターセンターに向かいます。アーチーズ国立公園のビジターセンターはこの時期6時半までやっていました。ビジターセンターで日没時間を聞くと8時。まだ間に合います。
 ディケートアーチのトレールは3マイルと比較的長くて一枚板の上を上っていかなければいけないので熱いときはかなり大変でしょう。しかし、ユタ州のナンバープレートにもなっているこのアーチは是非見ておきたいものです。
 6時半から上り始めて7時頃到着します。上る途中は全く見えなくて、切り立った断崖の道をぬけたときは感動ものです。アーチの前には写真を撮っている人がたくさんまだ日没を待っていて、ハッセルブラッドのカメラを携えた本格的な人も待っています。
 一人で上ってきたコロラドからのアメリカ人に写真を撮るのを頼まれたら、管理人が昔使っていた懐かしいFA。アーチの麓にたって写真を撮っていたら、カメラマンから「写真のじゃまだ」の声。ちなみに、トレールの入り口にもアーチのところにたって写真のじゃまをしないでくれと書いてありましたね。
 夕日に染まるデリケートアーチは噂に違わず、とても美しいです。コンパクトデジカメでは物足りないですね。かなりD70を手に入れることに心が傾いています。
 さて、モアブの町に戻ると、どこもかしこも通りは人手いっぱい、モーテルは全く空きがありません。どうも、カーショーをやっていて、この小さな町が人と車でいっぱいになっています。仕方がないので、30分かけてI−70におりましたが、モーテルは見あたりません。結局、さらに1時間離れたグランドジャンクションまで進んで、Days Innに泊まります。今日はクーポンで$44でした。

 本日の走行距離 480マイル(768km)
  本日のガソリン消費量 14.8ガロン(28.2リットル)
 本日のガソリンコスト  28ドル


6日目(4/24) ダイナソー国定記念物編 
Grand Junction, CO→ Colorado N.M.. → Dinosaur N.M.→ Black Canyon N.P. → Salida CO

 今晩は。今はコロラドのサリダというスキーの基地でフードチャンネルを見ながら書いています。サーモンバーガーという和風の怪しいバーガーを作っていますね。この続きは、アメリカ版の料理の鉄人をやるらしいです。日本の吹き替えだけではなくてとうとうアメリカ版までできたようです。サカイ氏とモリモト氏が、アメリカの鉄人と戦うようです。今日はマス対決ですね。モリモトがインタビューで英語で答えているのですが、字幕スーパーがついていますね。んー
 今日の宿はBest Westernで$48。シーズンオフとはいえ観光地なので少々高めです。

 さて、今日も朝は通常のレストランの朝食付きです。ここからコロラド国定記念物まではすぐなので、8時過ぎに出発します。I-70を戻って、国定記念物の道をあがります。9時前にはビジターセンターに到着しましたが、ここは9時から。国立公園の中では随分遅めです。
 ここの国定記念物はインディペンデンスタワーをはじめ、モニュメントバレーを上から眺めたような風景が広がります。インディペンデントタワーの前では、選挙演説をしていました。ドーナッツが振る舞われていましたが、食べてしまってもわからないでしょうね。
 ここで突然ダイナソー国定記念物に行きたくなって、下に戻ると今度は139号線を北へ向かいます。この道路も眺めのいい道路で、65マイルで快走できますが、途中峠越えのつづら折りもあります。程なくしてDinosaurの町に着きます。この町はスタンド以外何にもない町ですが、町の通りのプレートは恐竜になっています。
 3分ほど東に向かうと公園の管理事務所がありますが、この時期は閉まっています。
 この公園のメインはユタ州側にある発掘現場なので、またユタ州に入ります。
 30分ほどでユタ州側のゲートへ、ここはNational Monumentなのに$10です。見所は、ビジターセンター内の発掘現場。化石の埋まった岩壁がそのまま保存されています。確かここは地球大紀行でも放送された場所だと思います。日本語のパンフレットも置いてありましたから、日本人も訪れるのでしょう。
 ジェラシック時代に戻った後は、また、グランドジャンクションの町に戻って、ブラックキャニオン国立公園を目指します。50号線は2車線の走りやすい道ですが、随分とパトカーがおおいものです。走りやすい道ほどパトカーがおおいのできをつけないといけません。
 Montorseの町を過ぎると、すぐに、ブラックキャニオン国立公園の入り口です。入り口のゲートにはもう人がいません。ビジターセンターに着いた頃には4時40分。ちょうど、レンジャーが占めています。占めるのが早すぎるのではないかと聞くと、ビジターセンターは4時までとのこと。アーチーズ国立公園のビジターセンターが6時半まで開いているのと比べると随分の差です。
 それでも、サウスリムの稜線から、谷を望むことができます。東側は名前の由来にもなった黒い岩壁の急峻な渓谷、西側はなだらかな渓谷です。こちらは、グランドキャニオンなどと違ってどちらかというと水墨画の世界です。特に夕暮れ時はコントラストもついて思いがけずに美しい風景です。
 ブラックキャニオンからおりると、50号線を再び、東に向かいます。途中3000メートル近い峠道もあって、車の両側は全くの雪景色です。2日前に吹雪いたばかりなので、まだそれも残っているでしょう。
 8時過ぎに空もくらくなってくると、道路の状態も不安です。そんなわけで今日は早めに宿を取って明日に備えましょう。

 本日の走行距離 507マイル(811km)
  本日のガソリン消費量 22.9ガロン(87リットル)
 本日のガソリンコスト  43ドル


7日目(4/25) 大砂丘国定記念物編 
Salida CO→ Great Sand Dunes N.M.. → Lake Meredith N.R.A..→ ダラス(Dallas, TX)

 今日は時差調節のため5時には起きます。天気予報を見れば「大雪」。4月下旬とはいえ、コロラドまだまだ冬です。ここはまだロッキーの山中のため、そうそうに5時45分に宿を出発します。
 外はまだ雪が降っていないためサリダの町から285号を南下して、Great Sand Dunes National Monumentを目指します。まず最初の峠越え(Poncha Pass)を難なくこなしましたが、風の華が舞っていて、西の方から雪雲が近づいてきます。それでも高原の道を進んで、7時には大砂丘国定記念物に到着しました。ところがすっかり雪です。ロッキーの山々をバックに広大な砂丘が見渡せるはずですが、一面の雪で、これではホワイトサンドと変わりません。この時期はまだ早いようです。
 そんなわけで、160号線に戻って、N.La Vetaの峠を越えます。これも3000m級の峠なので雪が心配でしたが、難なく越えることができました。もしこの峠を越えられなければ、Taos側におりないといけないので、時間がかかります。
 I−25号線に乗っても両サイドは全くの雪景色です。コロラドは先日大雪に見舞われたばかりとはいえ、5月を前にしてまだこんなに雪景色なのですね。
 ニューメキシコに入ってRatonの町から87号でアマリロを目指します。3時間で、ここまで来ましたからいいペースです。これより先は雪に見舞われる心配はないので安心です。(これが大きな間違い。)
 途中カプリン火山国定記念物は雪でまだ山まで登ることができません。ここは、今回ダラスに来てから一番最初に訪れた国定記念物で、ナショナルパークパスを手に入れたところです。今回でいよいよ締めくくりでしょうか。
 程なくして、テキサス州に入ります。ここも、最後の州境越えかと思うと、しみじみして看板の前で写真を撮ってしまいました。テキサス州にはいると見慣れた道ですが、退屈な道が続きます。
 アマリロの町ではメレディス湖国立レクリエーション地区に寄ります。今日はコロラドは吹雪でしたがこちらは、ボート曽比にちょうどよい季候で、ページの町でボートに乗れなかったことが非常に悔やまれます。ビジターセンターはありませんが、マリーナで、情報は手に入ります。ダラスからは遠いのでわざわざ遊びに来ることはないかと思いますが、湖遊びにはいい地区です。
 アマリロの町のテキサスインフォメーションセンターに寄って、ガイドブックと地図を手に入れてきます。テキサスのインフォメーションセンターのガイドは非常に充実しているので、ダラスに引っ越してきたらまず手に入れたいものです。一番近いインフォメーションセンターは、I−35のオクラホマとの州境になりますので、まずここまで走っていって手に入れるのがいいでしょう。
 アマリロを4時に出て一路ダラスを目指します。今日はいい季候からか、前方に嵐の雲が発達してきます。テキサス名物春の嵐と、竜巻です。この雨はすごくて、前が全く見えなくなります。そんなときは路肩に車を止めるしかありません。Vernonの町では、前方を大きな砂嵐が道路を横切っていきます。竜巻が横切ったようで、トルネード警報が出たのか、町の人も外を見上げています。竜巻を目の前にしたのは初めてです。
 フォートワースまでたどり着けばダラスはもうすぐです。こうやって走ってくるとダラスはほんとに都会ですね。今日は、吹雪から、竜巻までで一日の間に幅広い気象条件を通過してきました。逆に言うと一日で、ダラスの真夏の暑さから、コロラドの雪の中まで走っていくことができます。皆さんも、今度はコロラドあたりを目指されたらいかがでしょうか。
 

 本日の走行距離 847マイル(1355km)
  本日のガソリン消費量 22.9ガロン(87リットル)
 本日のガソリンコスト  39ドル


更新記録
●2004年4月29日:新規公開


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