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その12 テキサス辺境編
Padre Island National Seeshore-Big Bend National Park


その12 テキサス辺境編(Padre Island National Seeshore.) 1,400マイルの旅




1日目(3/6) Padre Island National Seashore, 編 
ダラス(Dallas, TX)→Corups Christi, TX

2日目(3/6) Padre Island National Seashore, 編 
Corups Christi, TX→Padre Island N.S.→Amistad N.R.A.→Seminole Canyon S.P.→Del Rio, TX

3日目(3/6) Big Bend National Park, 編 
Del Rio, TX→Big Bend N.P..→Terlingua, TX→Big Bend Ranch S.P.→Van Horn, TX

4日目(3/6) White Sands National Monument, 編 
Van Horn, TX→White Sands Missile Range→White Sands N.M..→Guadalupe mountains N.P..→Carlsbad Cavens N.P.→Calsbad, NM

5日目(3/6) Palo Duro Canyon State Park, 編 
Calsbad, NM→Palo Duro Canyon S.P.→ダラス(Dallas, TX)



1日目(3/6) Padre Island National Seashore, 編 
ダラス(Dallas, TX)→Corups Christi, TX → Padre Island N.S.→ダラス(Dallas, TX)

 今日は当直あけで病棟の診察を終えた後、Medical Recordやら何やらで、ダラスを出発したのは11時過ぎ。一路コーパスクリスティを目指します。コーパスクリスティは夜9時頃到着。夏休み中のせいか、モーテルは結構いっぱいで、結局、郊外のRed Roof Innに泊まります。$40でかなり最悪に近い部屋です。

 本日の走行距離 468マイル(km)


2日目(3/6) Padre Island National Seashore, 編 
Corups Christi, TX→Padre Island N.S.→Amistad N.R.A.→Seminole Canyon S.P.→Del Rio, TX

 さて今日はメインイベントのウミガメの放流の見学です。ウミガメの放流はNational Park Serviceが行っており、その情報は録音のホットラインで聞くことができます。最初は5日くらいのウインドウですが次第に狭まって、最後は前の晩に確認をします。
 さて、今日は朝6時30分に集合とのこと、5時には念のため出発します。集合場所はビジターセンター。6時15分前に到着しましたが、まだ真っ暗それでもビジターセンターは開いていて、6時半に集合ということが確認できました。
 6時半にはビジターセンターの前で、レンジャーの解説が始まります。まだ世が白みはじめたばかりですが最終的には100人近い人々が集まりました。テレビ局も2局撮影に来ています。今日の放流はKemp's Ridleyという一番多い種類のウミガメ。243匹の子亀放流とのことでかなりの数です。
 7時ぐらいになって、やっと浜辺におりていきます。事前にブルドーザーで整地されていて幾分人工的ですが、黄色のリボンの柵の中で、子が芽が箱から出されていきます。まだ、起きていないらしく、動きません。子が目は温まってから動き出すのか、日を遮る人をどけていきます。
 7時半くらいになって、やっと日が高くなる頃子が目は動き出します。もっとすたすたと動くのかと思っていたのですが、遠いので、何か黒い虫がもそもそ動いているようにしか見えません。レンジャーが小亀を持ってきてくれますが、双眼鏡はあった方がいいようです。
 最初の小亀が海にはいると歓声が上がって結構な人たちが帰ってしまいました。しかし本番はこれからで、200以上のカメが一斉に目を覚まして海へ目指します。このころには、結構近くまで近寄ることができます。
 最終的には8時半くらいまで見物で、それからビジターセンターへ戻るとフルーツパンチとケーキが振る舞われます。きっと小亀の誕生日だと言うことなのでしょう。
 子亀の見学をおえたら、今度は最後に残されたNational Park Serviceのテキサス内の公園Amistad NRAを目指します。コーパスクリスティから44号を西に向かい、国境近くへそこから国境の町Del Rioを目指します。Del Rioの町の出入りにも国境警備隊の検問がありますので、パスポートは必携です。
 Del Rioの町を過ぎるとAmisted NRAが待っています。Rio Grande側にダムをかけたこの湖は国際湖でもあります。ダム上に国境検問がある珍しいところです。ただ、見るところとしては特にないかもしれません。少し足を伸ばして、Seminole Canyon州立公園まで出かけましたが、あいにく、壁の絵が見られる谷間ではツアーでないとおりられないようです。
 今日の宿泊はRamada Inn $49でした。

本日の走行距離 472マイル(km)


3日目(3/6) Big Bend National Park, 編 
Del Rio, TX→Big Bend N.P..→Terlingua, TX→Big Bend Ranch S.P.→Van Horn, TX

 Del Rio を6時に出発。90号線をひたすら西へ向かいます。Del Rioを過ぎて、国境警備隊の検問があった他は、小さな町がぽつんぽつんとあるだけで、見所はありません。Gage Hotelがある、Marathonをから、385号を南へBig Bendを目指します。Marathonより南は、宿泊、給油施設は国立公園までありません。こちらのゲートは人がいるわけでもなく、Persimmon Gapビジターセンターで、支払いをして、レシートをフロントガラスにはります。
 Big Bendに入ってからは公園の中心部のChisos Basinに到着します。こちらのモーテルはBig Bend公園内の唯一の宿泊施設ですが、土曜日にもかかわらずまだ部屋の空きがありました。ちなみに一泊$88からですが、お世辞にも雰囲気がいいとはいえないので、今回はパスをしてビジターセンターとWindow Viewトレイルだけをまわって、先に進みます。
 さて、今回Big Bendに来た目的は、前回増水したため行くことができなかった、Santa Elena Canyonを訪れることです。Castolonのゴーストタウンによった後、Santa Elena Canyonの入り口に到着します。ダラス周辺は雨ばかりのこの季節ですが、幸い、Terlingua川を渡って、トレイルに入ります。トレイルは、川を渡った後に渓谷のアメリカ国境に沿って階段を上がっていきます。ちなみに夏のこの時期は、十分な飲み物と、虫除け、日焼け止めそれから帽子は必需品です。
 階段を上って、渓谷の左岸を歩くとBig Bendの風景が眼下に見下ろせます。トレイルは、次第に細くなって、藪のなかを進んでいくようになります。最後は川の中に消えてしまいました。ここでコーラをひとのみしてのんびりしているところに、上流からカヌーツアーの二組が。今日は川の水量も少ないので、手前で船から下りて一生懸命引いています。ご苦労様です。
 トレイルを歩きおえると、また車に戻ってTerilingua Abajoの廃墟を訪れます。ここの廃墟はほとんど建物が残っていなくてあまり訪れる価値はないかもしれません
 さて、Big Bend National Parkを出ると、これまたこの前に行きそびれた、Terlinguaのゴーストタウンを訪れます。こちらは炭坑の町として以前栄えた有名なゴーストタウンですが、立派なおみやげ屋もあって、あまりゴーストタウンぽくはありません。おみやげ屋で、ガイドマップを売っていますので、それを元に自分でまわることができます。
 最初は、Big Bendに泊まろうかと思っていたのですが、そのまま先を進むことにしました。メキシコ国境のリオグランデ側沿いを走る170号線を西に向かいます。この道はアップダウンが激しいですが、山岳地帯のシーニックドライブが楽しめます。
 道路はBig Bend Ranch State Park内を走ります。この公園は非常に広いのですが、今回は170号のドライブだけにしておきます。さらに、Fort Leaton SHPに着く頃にはすっかり夕方になってしまいました。道はPresidioという国境の町を通った後北へ向かいます。このあたりで夕食にしたいのですが、マックもないような小さな町です。
 そこから67号を北に向かうとShafterという、ゴーストタウンがあります。この時間は夕暮れ時で、Terlinguaよりは、ゴーストタウンらしいです。例によって国境警備隊の検問を過ぎると、Marfaの町へ入ります。Marfaという町からは90号を西へ。この町もDQくらいしか無くて、かなり小さな町です。なかなか、夕食にありつけません。しかし、ここではグライダーのテキサス選手権をやっているようですが、残念ながら今日は見ることができませんでした。
 90号線を西に向かってI-10号線の町、Van Hornへ9時頃到着。ここは、モーテルがいくつもあるような、大きな町で、CarlsbadやGuadalupeへのゲートウエイの町です。今晩はこちらで宿泊、宿泊先はBest Westernです。土曜の夜にもかかわらず、この町も宿泊先は十分空いていました。どこの町でもローカルな安モーテル(20ドル)くらいであるのですが、そちらはもっとすいているようです。 


本日の走行距離 542マイル(km)


4日目(3/6) White Sands National Monument, 編 
Van Horn, TX→White Sands Missile Range→White Sands N.M..→Guadalupe mountains N.P..→Carlsbad Cavens N.P.→Calsbad, NM

 今日は時差で1時間稼ぐために少しゆっくり出て、7時頃出発します。今日も天気は快晴ですが、天気予報によると後心は雨のようです。I-10を西に向かいエルパソの町へ、今日は日曜なので、道路もすいています。ニューメキシコに入ってI-25を北へ、Las Crucesからは70号を東へ向かいます。ニューメキシコに入ってからはすっかり曇ってしまいました。
 9時頃に山道を越えるとホワイトサンド方面はまだ曇り空です。そのため時間稼ぎにホワイトサンドミサイル射撃場(White Sands Missile Range)を訪れます。入り口は厳重な検問があります。日曜日は休みだと書いてあったのですが、検問の陸軍のおじさんが10時になったら博物館も開くから、とのことで、訪れることにします。入り口では、免許証だけではなくて自動車保険証までコピーを取られるような厳重さです。
  最初に屋外の展示場を見ます。パトリオットミサイルから各種ミサイルが展示されています。また、UFO型の兵器も。これがロッズウエルでUFOと間違えられたのではないでしょうか。
 博物館が開くのを待って中の展示へ、V2ロケットの展示から、初めて核実験が行われたTrinty Siteの説明まで。この新兵器は7月16日にここで初めて実験された後に、8月6日にはすぐに実戦に使用され広島に投下されたのでした。Trinity Siteは一年に二回だけ一般公開されています。
 さて、博物館を後にした後でもまだ雲が広がっています。例によって国境警備隊の検問を越えた後、ただ、少し晴れてきたので、Alamogordoの町で食事をして時間をつぶします。この町もモーテルがいくつもあるような、大きな町です。12時頃になって、やっと、ホワイトサンドに日が差してきました。急いで公園に戻って、Alkali Flat Trailに向かいますこのトレイルもこれで三回目です。早速、D70でこの美しい風景を写真に納めます。ホワイトサンドは何度見ても、この美しさには心を奪われます。ただ、今まではいつも夕方だったのですが、今回は真っ昼間。こちらも、帽子と日焼け止め、十分な飲料水が必要です。
 2時過ぎにホワイトサンドを後にし、エルパソ経由で、カールスバットへ向かいます。エルパソから出る道路にはすべて国境警備隊の検問があるので、また、検問です。Guadalupe mountains N.Pを経由して7時前にカールスバットに到着。今日は、コウモリの飛翔だけを見に来ます。今日は日曜日なので、人手は前回よりも少なめですが、入り口の階段はいっぱいです。昨日は雨のために見られなかったようですが、天気予報と違い今日は結局午後中晴天です。日が暮れかかった7時40分。コウモリの飛翔が始まりました。大群がささやかな音を立てながら南の空へ向かっています。今日のコウモリの飛翔は、前回よりも多く風向きからか頭上を越えていきます。このスペクトラムは10分程度で終わって、今晩の宿を探しにカールスバットの町へ向かいます。今日の宿泊はQualty Innです。

本日の走行距離 546マイル(km) 20 Gal 34.4$


5日目(3/6) Palo Duro Canyon State Park, 編 
Calsbad, NM→Palo Duro Canyon S.P.→ダラス(Dallas, TX)

 今日は時差で1時間ロスするので、6時には出発。ひたすら東へと向かいます。西テキサスの周辺は70マイルの片側2車線の道が続き、快走できます。テキサスに入って、たまにドナーで来るロボックを通り過ぎ、北へ。Palo Duro Canyonへ前回は、Light House を見ることができなかったので、今日はトレイルを行きます。
 12時に州立公園に到着。一目散にトレールヘッドへ向かいます。往復6マイルのトレイルは、アップダウンがないので自転車で行くこともできます。トレールの少し手前に、レンタル自転車があるのでそこで借りる方がいいかもしれません。
 とりあえず管理人は歩きでトレールを行きます。遮ることのないこのトレール。半マイルごとに休憩所はありますが、真夏の昼間はかなりきついです。十分な飲料水と、日焼け止め、帽子は必需品です。また、ブヨのようなはえがたくさんまとわりついてきて虫除けもあまり効きません。
 トレールの終わりには階段が、1時間歩いた後にはかなりきついです。階段を上がりきるとlight houseの麓へ。ここで帰ってしまう人も多いのですが、本当にきれいの風景はこの灯台岩をあがって反対側からの眺めです。青空に浮かぶ灯台岩は確かに美しい眺めです。ただ、ここを訪れるならば朝方か、夕方の方がいいでしょう。管理人はすっかり焼けてしまいました。
 4時に公園を出て、ダラスへと向かいます。アマリロからの道は、片側2車線の快適な道。ダラス到着は11時でした。

本日の走行距離 692マイル(km)



更新記録
●2004年3月8日:新規公開


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