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2005年01月30日

臨床留学フォーラムより

タイトル : J1ヴィザの更新
投稿日 : 2005/01/31(Mon) 10:06
投稿者 : むらた

はじめまして、少し教えていただきたいのですが、J1ヴィザの更新の件で少し質問です。
現在J1,2ヴィザの更新をするべくカナダで面接予約をしたのですが、その際Dependentsの人数を入力する欄があり、妻と子供の名前とパスポート番号などを入力しました。
そのため面接予約は一回で2人分できたものと解釈しているのですが、昨年日本での新規申請時には一人にひとつずつの面接予約が必要だったものですので、少々不安になってます。
これでよろしいのでしょうか?よろしくお願いたします。

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マイアミ情報板より

05/01/31(月)10:09:13 投稿者[アミーゴ]

【No.12】 タイトル[オイルミスト(スプレー)]
今度、トランジットで、マイアミ空港(MIA)に12時間ほど待ち時間があるので、市内へ出てみようとおもうのですが、ホームセンター系のディスカウントストアー をご存知であれば教えていただけませんか? キッチングッズ で オイルミスト(スプレー)を購入したいと思っています。

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陽子さん移植報告(手術後10日目)

今日はお見舞いです。ちょっと肝酵素の値が動きましたが、今のところ大きな問題はありません。なかなかたくさんは食べられませんががんばっています。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後37日目)

今日は往診です。昨日のカテーテルを入れ替えてからは、発熱も見られずに状態は良好です。ストマの量も<300mlで今日は経管栄養のスピードも26ml/hに上がります。この分だと、今週中には中心静脈栄養を中止できそうです。
 昨日は誕生日だったのでComa'sのチョコレートケーキでお祝いです。陽佑ちゃんは食べられないけどね。

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間違いだらけの多臓器移植 その2

Q2 外国人がアメリカのドナーを使ってどうして移植が受けられるの?アメリカ人優先ではないの?それともお金で権利を買えるの?

 A2 アメリカの移植臓器の分配はUNOS(米国の臓器移植ネットワーク)によって行われていて、その中に、外国人(実際は非在留外国人)に対する臓器分配もPolicy 6. Transplantation of Non Resident Aliens(非在留外国人に対する移植)に規定もされています。その規定を一部要約します。。

6.2 ガイドライン
6.2.1 臓器分配に関する非差別
外国人に対する臓器分配は、米国市民と同じ基準で行われなければならない。
6.2.3 費用
外国人に対する移植は人道主義に基づいて行われ、経済的利益に基づいて行ってはならない。リストに関わる費用は米国市民と同じでなければならない。
6.2.5 トレーニング
移植医療が未発達の国を発展を助けるために、外国人の移植を行う病院は、該当国からの移植医の養成も含めたトレーニングプログラムと教育プログラムを持つことが望ましい。

 このように、外国人に対する移植はアメリカ人の好きな人道主義と、遅れている国への教育主義から成り立っているようです。また、米国市民と同等の権利があり、お金で順位が買えないことになっています。

さらにこの規定は次のように言っています。

6.3 監査
外国人に対する移植が年間5%を越える病院に対しては、その背景に対して委員会が監査を行う。また、外国人ドナーの多い臓器バンクを抱えている病院に関しては、特別に考慮する。

 この項目が、いわゆる「外国人枠5%」の項目です。またこの項目を見ると、アメリカで外国人に対するレシピエントを受け入れているのは、外国人がドナーになってることも背景になっていると思われます。

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間違いだらけの多臓器移植 (Myths & Truths of Multivisceral Transplant)

今日、サンライズにある韓国食料品に言ったら、「よん様」キーホルダーが売っていましたね。ここでも、冬ソナがはやっているのでしょうか。管理人は未だ見ていないものですっかり乗り遅れています。

 さて、日本ではなじみの薄い海外での多臓器移植。非常に誤解も多いようです。フェローの身で答えるのは出過ぎなのですが、あまり誤解をそのままにしておくのも何なのでいくつか解答を出していきたいと思います。

Q1:子供に臓器を移植した場合。成長したらまた大きな臓器を移植しなければならないのですか?
A1:乳児や小児の体の小さなうちに移植した場合でも、移植された臓器はレシピエントの成長と共に大きくなります。また後で、大きさのために再移植をする必要はありません。

 こんな感じに次回に続きます。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後36日目)

今日は電話です。今日は陽佑君の初めての誕生日です。この日を迎えることができてほんとに良かったですね。さて、今日は微熱が見られました。カテーテル感染の可能性が高いので、病院でPICCラインを入れ替えてもらいます。さらに、抗生剤の点滴をします。
 また、再感染を引き起こす可能性が高いので、可能な限り経管栄養を上げて、高カロリー輸液を中止するようにします。そのため、経管栄養は4ml/日ずつ上げていきます。

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2005年01月29日

午前様

今日も多臓器移植があります。この一週間で、3例目の多臓器移植です。小児外科領域の様々な疾患が見られるのは、非常に勉強になりますね。午前様の帰宅なので今日はここまで。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後35日目)

今日は電話です。朝からABCの取材があって、半分生中継で放送されました。少し嘔吐があったので、経管栄養を上げるのは少し待ちます。

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2005年01月27日

待機中の死

今晩は管理人です。さて、いつも移植に関しての成功した話しばかりを書いていますが、このサイトを読んで頂ける方には、悲しい結果に終わった事実にも気づいて頂きたいと思います。アメリカでは現在小児からの臓器の提供を受けることができますが、それでも、待ちきれない場合もあります。
 以下の話しは医学的な正確さにはつとめていますが、フィクションであり、実在の患者さんを指し示すものではありません。その点はご了解下さい。

 その患者さんは、6ヶ月になったときに、移植外科に紹介されてきました。出生児未熟児で生まれ、2ヶ月目に、壊死性腸炎をおこし手術で大量の小腸を切除しました。腸からの栄養吸収ができず、中心静脈栄養に頼っていました。
 最初は小腸移植の予定で術前の検査にこられましたが、ご家庭の事情もあり、すぐに移植予定とはなりませんでした。
 ところが、しばらくすると急速に肝機能が悪くなり、肝不全となりました。小児の未熟な肝臓はしばしば、高カロリー輸液に耐えられないことがあり、肝不全になることが知られています。
 最初の検査から4ヶ月経ったところで、肝不全が進行し、そんなにはもう待てないとのことで、肝臓も含めた多臓器移植の予定となりました。ところが、入院から、10日経ってもドナーが現れませんでした。患者さんは肝生脳症も引き起こし、消化管出血も併発して、11日目にはICUへ移送となりました。また、移植のリストはStatus1という、全米から臓器の提供が受けられる順位に上がりました。
 しかし残念ながらICUに移ってから5日経ってもドナーが現れません。そして、その朝に大量の消化管出血を引き起こしました。肝不全の患者さんは、血液が固まりにくく、出血しやすい血管がたくさんあるのです。ICUチームの懸命な処置にもかかわらず、容態は改善せず翌朝、お母さんにだかれながら11ヶ月の短い生涯を終えました。

 アメリカでもドナーが現れてくれなければ、残念な結果を迎えることになります。子供の脳死が認められていない日本ではどうでしょうか。

投稿者 管理人 : 22:19 | コメント (0) | トラックバック

陽佑ちゃん移植報告(手術後34日目)

今日は内視鏡と、採血の日です。外来診察はありません。内視鏡の結果も良好で経管栄養の速度も18ml/時にあげて、高カロリー輸液も650ml/日に下げていきます。
 さて、昨日の写真の真ん中にあるものは、小児が誤飲しやすいボトルを似ているものと、本物を並べたものです。たとえばM&Mのチョコと間違えて、薬の粒を飲み込んでしまうとかね。今日の写真は内視鏡室で(1)、これがおなかに収まっているので(2)、外来セットのバック、ストマが漏れちゃったりするから(3)、栄養士との語らい(4,5)

投稿者 管理人 : 22:18 | コメント (0) | トラックバック

ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.)

05/01/27(木)01:37:56 投稿者[みい]

【No.87】 タイトル[ダイニングセット売ります]
ダイニングセットを125ドルで。テーブルとチェアー4客。
テーブルは小さい時は直径42インチの円形で真中にインサートをつけると楕円形に拡張できます(6人から8人座れます)。チェアーはキャスターと肘つきでゆったりしてとても楽です。円形の時はガラストップ付きですのでお手入れは簡単です。興味のある方はご連絡ください。

投稿者 管理人 : 22:16 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月26日

CPRコースについて

陽佑ちゃんの移植報告でお知らせしているように、患者さんのご家族にもCPR(救急蘇生)コースを受けて頂くことになっています。日本では、医療従事者に対しても普及していないので、なかなか良いシステムですね。

投稿者 管理人 : 23:23 | コメント (0) | トラックバック

陽佑ちゃん移植報告(手術後33日目)

今日は、ストマの量も増えていないのでそのまま、経管栄養を16ml/hにあげます。経管投与の薬をシロップなしにしたのが効果があったのかもしれません。また、プログラフは液体のものでは濃度が安定しないので、カプセルを溶いて飲んでもらいます。
 さて、今日はご両親はCPRコースです。2時間のコースで、ビデオを見て、心肺蘇生術の練習をします。陽佑君の最初のショック状態の時の経験があるので、力が入るでしょうか。それにしてもこの人形、色が灰色で見かけた良くないですね。

投稿者 管理人 : 23:22 | コメント (0) | トラックバック

陽子さん移植報告(手術後6日目)

経過良好のため、本日退院です。術直後の合併症もなく、きわめて順調な退院でした。おめでとうございます。後は、外来での経過観察と言うことになります。病院食の昼食もこれで最後ですね。これが何よりかもしれません。
 主のいない病室とそこからの風景。

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サウスキャロライナの風

 往診から帰る途中にドナーデスクから呼ばれて、久しぶりにフライトです。ここではドナーデスクという、移植の手術を扱うコーディネーターがいるので、彼女たちに連絡すれば情報がすべて入ります。ダラスみたいに、いちいち、臓器バンクは手術室に電話をしなくていいので楽ですね。
 さて、今日はサウスキャロライナな行きなので、雪でも積もっているのではないかと思って着込んで出かけたのですが、思ったより寒くないですね。サウスキャロライナまでは飛行機で1時間半。テキサスだったら未だ州外に出られません。

投稿者 管理人 : 23:21 | コメント (0) | トラックバック

陽子さん移植報告(手術後5日目)

今日も経過は良好です。JPドレーンもぬけたので、これで管はなくなりました。食事も常食ですが、今日のメニューはスパゲッティー。どうしてこれがスパゲティーなのでしょうか。このまま行けば明日は、退院ですね

投稿者 管理人 : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

陽佑ちゃん移植報告(手術後32日目)

今日は、採血、内視鏡、それから外来の日です。内視鏡の結果は問題がありません。外来の診察でも問題がないので、今日から、経管栄養の速度を2ml/hずつあげて行きます。それに伴って、中心静脈栄養の量も落としていきます。また一ヶ月経ったので、メドロールの量を8mgに落とします。

投稿者 管理人 : 23:19 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月24日

コードレス電話

管理人の電話は日本から運んできたものを使っているのですが、とうとうコードレスのバッテリーが上がってしまったようです。バッテリーを交換するよりは、新しいコードレスを購入した方が安いと言うことで、2.4GHzのID表示機能付きのものを、購入したのはいいのですが、ID表示をさせるには、電話会社でまたまたそのサービスに入らなければいけないのですね。それほど、困っていないので、結局、宝?の持ち腐れとなってしまいました。

投稿者 管理人 : 23:14 | コメント (110) | トラックバック

コメントスパム

皆さん今晩は。さて、今月の初めからRSS生成用にBlogを運用しているのですが、一ヶ月も経たないうちにコメントスパムがが書き込まれるようになりました。あまりにも早すぎます。最近はメール、サイト共にスパムつぶしに頭を悩ましてばかりです。

投稿者 管理人 : 23:13 | コメント (180) | トラックバック

陽子さん移植報告(手術後4日目)

今日からは通常食になって、点滴も終わりです。首からの太い点滴用のチューブもぬけることでしょう。未だ少し量が多いので、おなかのJPドレーンは明日まで様子を見ることになります。がんばって、廊下も3往復しました。
 さて、アメリカで手術を受ける患者さんが皆さん困るのは、術後食です。写真でごらんいただけるように、ハンバーガーとポテトフライそれからすごく甘そうなケーキ。。管理人でもちょっと。。。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後31日目)

今日は採血の日です。プログラフの濃度が安定しないので、どうしても頻繁に採血をしなければなりません。それ以外は、落ち着いています。今日は、齋藤陽子さんのお見舞いにいらっしゃいました。明日は、内視鏡と外来になります。

投稿者 管理人 : 23:10 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月23日

陽子さん移植報告(手術後3日目)

21日に肝移植を受けられた陽子さんの経過も良好です。ICUから15階の一般病棟の方へ移動して、すでにがんばって廊下を3往復もされました。まだ、咳がうまくできないので痰が切れませんが、がんばって呼吸訓練をしています。移植された肝臓もうまく働いて、肝機能値、超音波検査の結果も良好です。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後30日目)

今日は往診です。昨日はじめたミルクはシリンジからだとおいしく飲んでくれないので、哺乳瓶からに変更することになりました。経管栄養も通常濃度の24cal/oz(1cal/ml)に増加します。たまたま、訪問看護師がサイトガンの点滴に訪れていましたが、それも今日で最後です。アンフォテリシンも今日で終わりです。これから経管栄養の量と、経口のミルクの量を増やしていくことになります。プログラフの濃度が安定しないので、明日また採血に受診と言うことになります。ちなみにお母さん、フラッシュの注射がブドウ糖液か確かめています。

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肝移植のドラマについて

今晩は管理人です。先週一週間寒かったマイアミもすっかり元の気候に戻りました。

 さて、日本では朝日系で生体肝移植を取り扱ったドラマ「生きたいー家族の命リレー・生体肝移植」という単発ドラマが放送されたようですが、ごらんになった方もいらっしゃるでしょうか。管理人の元に届くには1週間程度かかるので、未だ内容はわからないのですが、ご自身がドナーになられた河野太郎衆議院議員が、ご自身のサイトの中で体験者ならではの重いコメントを出されていました。管理人も早く見てみたいものです。

以下部分引用です。

テレビドラマはでたらめで当たり前なのか

生体肝移植をテーマにしたテレビドラマが放送された。
そのあまりのひどさに怒り心頭。

以下中略

いろんな問題が山のようにあるにも関わらず、脳死移植ができないために生体肝移植が行われているのだ。番組の制作者はもうすこしきちんと考えてから脚本をつくるべきだ。

河野太郎オフィシャルウエッブサイト メールマガジンごまめの歯ぎしりより
http://www.taro.org/ml/mailmagazine/

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陽佑ちゃん移植報告(手術後29日目)

今日は電話での報告です。容態は安定していますがプログラフは濃度が相変わらず低いので5mgに増やします。また、今日から経口でミルクをはじめました。

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マイクロチップ続き

 一応この週末はOffの管理人ですが、夜中から肝移植が入ると言うことで午後から寝ていたところ、今日は残念ながらキャンセルになっていまいました。

 さて、日本帰国に関して犬にマイクロチップが必要だとのことの続報です。アメリカのマイクロチップは日本では使えませんので、AVID社よりISO規格のマイクロチップを取り寄せてもらいました。AVID社ではEuroChipと言うそうです。マイクロチップ挿入自体は簡単で、デポ材と同じような、イントロデューサーで注射をして終わりです。
 マイクロチップの登録は自分で郵送で行うことになります。マイクロチップの挿入と共に狂犬病の予防接種を行います。こちらは30日後にもう一度投与して、血清を調べなければいけません。

 今回マイクロチップを注射してもらった、Knowles Animal Clinicsはなかなか信用で来そうな獣医さんです。今後はこちらをかかりつけにすることになりそうです。

 今回、検疫制度の変更に関して詳しいページは次の通りです。

A Wan!daful Travel with Your Dog
http://www.awanda.net/

犬についてのまじめなページ
http://homepage2.nifty.com/SOL2/dog/

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2005年01月22日

陽子さん移植報告(手術後1日目)

20日の朝に入院された陽子さんは夜中から、明け方までの手術に無事に耐えて、ICUへと移りました。朝方は未だ人工呼吸器につながれていましたが、よるまでには抜管することができて意識もはっきりしてお話もできます。首からはスワンガンツカテーテルも入っているので、ちょっと痛々しいですが。
 今回の移植では、今まで使用していたプログラフに合わせて、キャンパスという比較的新しい薬を使用して、ステロイドを使わない、免疫抑制剤を使用しています。

 実は、陽子さんは17日にも移植準備のために入院していました。その時の日記をご紹介します。

---以下、日記よりの引用です。---
2005年1月17日(月) 
長い一日

マイアミ時間1月16日(昨日)病院からドナーが出たとの連絡があり、入院待機となりました。
私も両親も緊張して各処置をしながらほぼ半日待ち続けました。
今回のドナーはフロリダ州外の方だったため、ドナー側の手術が始まるまで時間がかかりました。
最終的に私の主治医の先生はじめ移植チームの判断で、臓器の状態がよくないため手術は見送られました。
今日からまた自宅アパートにて電話を待ち続けます。
長い一日でしたが、移植病棟の状況もわかったし本番に向けて前向きに頑張っていきたいと思います。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後28日目)

 今日は電話からです。状態は安定していて、心配していたストマからの排出量もそれほど増えていません。ただ、退院時には液体のプログラフを持ち帰ってもらったのですが、プログラフの濃度が安定しないので、カプセルを直接溶かしてもらうことにします。小さなカプセルなので、ちょっと大変かもしれませんね。

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2005年01月21日

齋藤陽子さんについて

皆さん今晩は。管理人です。管理人がマイアミに来てから3ヶ月半になりますが、今日は4例目の多臓器移植の助手です。いかに多臓器移植も今やルーチンで行われています。
 さて今日はお知らせがあります。当院で、9月から肝移植のために待機されていた、齋藤陽子さんが昨晩から今朝にかけて無事に手術を終えました。
 管理人は陽子さんの担当ではありませんが、ご本人とご家族のご希望とご許可により、移植手術後の経過報告をこのサイト上で行っていきます。
 陽子さんは昨年の9月末に肝移植のために当院にこられ、2本の胆管ドレナージの管を毎週取り替えるというような大変つらい状況の中で、待機されていました。
 ありがたいことに、昨日ドナーになってくれる方が現れて、無事に手術を終えることができました。
齋藤陽子さんの詳しい状況に関しましては、次のホームページをご覧下さい。

 ともに生きたい(陽子さんを救う会)
http://yohko.gonna.jp/

投稿者 管理人 : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

小児の脳死判定について

先日お話ししたように、少しずつ移植について書いてみたいと思います。まず最初は質問にあった、小児の脳死判定について。脳死による死の判定は、移植の場合は避けて通ることができません。管理人は小児科医では無いので、脳死の判定に関する専門家ではありません。その点はご了解下さい。
 当院のICUでも、広く普及している脳死判定基準を使用しているようです。脳死とは、脳幹も含めた脳の不可逆的な機能の停止を指します。人間の活動の本質が、脳の活動にあるという考えに基づくと脳死は、個体死を指すと言えます。これは、「地球が回っている」というのを信じますかというようなものですので強要することはできません。
 この判定では当院では、次の四つを満たすことになっています。また判定は二人の医師によって行われます。
機能の停止の判定
1.臨床診断による大脳機能の停止
2.臨床診断による脳幹機能の停止
3.脳波などによる大脳の生理機能の停止
4.超音波などによる大脳血流の停止
不可逆的な停止の判定
1.昏睡の原因が明らかであり、脳機能停止を説明できる
2.大脳機能の回復が見込まれない
3.6時間の機能停止が継続する。
その他
1.薬物や代謝による影響が除外できる
2.低体温症から回復している

 また、当院では心臓死による場合と同じようにチャプレンが呼ばれる場合もありますが、脳死の場合の特別なチームはないようです。

 また、脳死となった場合には臓器バンクに連絡が行われて、適切な家族との接触が行われることになっています。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後27日目)

今日は内視鏡と、採血の日です。外来診察はありません。内視鏡の結果も問題なく、ストマ量も<300mlなので、経管栄養をNeocate 20calから、22calと濃度を上げます。ちなみに、カロリー表示がオンスあたりなので少しわかりにくいです。速度は12ml/hのままです。
 未だ一ヶ月経っていないので、ステロイドの量は10mg、プログラフの濃度も15-20を保っています。ただ、もうすぐで、サイトガンの一日おきの点滴と、アンホテンシンの注射が終わるので少し楽になりますね。

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2005年01月20日

スパムメール

 さて、今日はカンファレンス。管理人、いつものようにチョコレートナッツ入りのクッキーとアイスティーをのんきに味わっていると、「上野君発表の準備はできているかね。」
 発表のことなんて何にも聞いていません。「メールで知らせてあるはずだけど。」そんなメール届いていません。きっとスパムフィルターで削除されてしまったに違いません。(やっぱりそうでした。)最近は1日500通以上のスパムメールが届きます。Pop Fileを使っていますが、スパムに分類されてファイルの確認を全部はできません。以前も、メールで送った論文が、フィルターでブロックされてダラスに届かないことがあって、困ったことがありました。
 メールといったら今では道路と同じ用に重要なインフラですが、今ではすっかり暴走族に占拠されてまともに使えません。管理人のメールを送ってもらう場合は「Baylor」とキーワードを件名の中に入れてもらって、フィルターでブロックされないようにしていますが、初めて送る人や、知らない人から送ってもらう場合には対応できません。
 そんなわけで、新しいスパムフィルターを導入しました。Spam Mail Killerというフリーウエアーで、サーバー内のスパムメールを削除するものです。メールヘッダー内の不整合性を利用して、スパムメールを排除することができます。スパムメールは異常なヘッダーを持っているものが多いので、これとPop Fileを利用すると、かなり効率的にスパムメールを除去することができます。

Spam Mail Killer
http://homepage1.nifty.com/eimei/

Pop File
http://popfile.sourceforge.net/

 メールアドレスを変更すればいいという意見もあるのですが、学生時代から使っているアドレス。今は住所もわからない昔の友達が連絡をくれるかもしれないと思うと、古いアルバムのようになかなか捨てられないものです。

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2005年01月18日

動物検疫の変更について

 今日、外来の患者さんから日本での動物検疫が厳しくなったという切り抜きをいただきました。それによると、アメリカから犬を持ち込む場合の留め置き期間が、今まで14日だった留め置きが180日になるとのこと。それを防ぐためには、マイクロチップを埋め込み後に、2回狂犬病の予防接種をして、しかもその抗体価を検査して180日観察しなければなりません。つまり、今から7ヶ月間以上経たなければ入国できないのです。

 そんなわけで、まずマイクロチップを埋め込んでもらわなければなりません。ところがアメリカでは国際標準規格ISOのマイクロチップ以外のものが使われています。これでは、検疫時に通りません。マイクロチップのAvid社に問い合わせたところ、獣医から請求があれが発送してくれると言うことで、取り寄せてもらいます。ちなみにチップと埋め込み料で$94。

 前回言った獣医のAnimal Clinic Doral Centerはあまり印象が良くなかったので、今回はKnowles Animal Clinicにお願いします。こちらの方がよっぽど対応がいいですね。ドラールの獣医さんは大丈夫かな?

新しい犬、猫検疫制度(農林水産省動物検疫所のページ)
http://www.maff-aqs.go.jp/ryoko/index_2.htm

Knowles Animal Clinic
http://www.knowlesanimalclinics.com/

 切り抜きを持ってきて下さった患者さん、本当にありがとうございました。でも、管理人は後7ヶ月は帰国できないようです。

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陽佑ちゃん移植報告(手術後25日目)

さて今日は初めての外来+内視鏡の日です。最初に採血をした後に病棟の内視鏡室に来てもらいます(1)。陽佑君は元気いっぱいで、彼の好きなチューブがおしゃぶりにつけてあります(2)。ただいま内視鏡中、検査結果は良好です(3,4)検査が終わって外来へと移動します(5)。外来中も経管栄養が必要ですが、こんな小型のポンプがあります(6)。カルテとデーターはウオールチャートの代わりにコンピューターへ(7)。外来病室でコーディネーターと(8)。ストマの量が若干多いので下痢止め薬のイモディウムを増量します。

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陽佑ちゃん移植報告

今晩は管理人です。今日は電話での様子をお伝えします。抗ウイルス薬のサイトガンの点滴をしてもらうのに点滴ナースに来てもらいます。若干、ストマからの排出が多いので、退院時に決められたとおりの輸液をしてもらいます。こういうPRNな点滴も、家族の人たちに行ってもらうことになります。
 いずれにせよ、明日は外来で内視鏡も行います。

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