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What's Newー今日の呟きー

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 こちらで報告する患者さん、ご家族の情報また写真に関しては、患者さんご両親より掲載依頼、許可されたものを管理人が掲載しています。
日本における刑法134条、米国におけるHIPAAのガイドラインより、患者さんの状況に関して管理人はいっさいお答えできませんのでご了承下さい。


2月1日 学生実習

 この春休みには3人の学生さんが見学に来られるようです。学生時代の海外研修というのはなかなか楽しいものです。いったん、卒業してしまうとなかなか海外研修の機会を得ることができませんが、がく管理人の場合は、4年夏ホスピス実習(米国コロラド 2週間)、5年夏 米国アイオワ1ヶ月)、5年冬 米国カルフォルニア1週間、6年春 英国ニューキャッスル1ヶ月、リバプール1週間、6年夏 米国アイオワ 2週間 と実習させてもらってきました。このときの記憶もだんだん薄れてきたのでこれを機に少し書かせてもらいます。

 さて、最初は、5年の夏に訪れたアイオワ。木村先生という日本人の先生のもとで見学をさせてもらいました。アイオワ大学の付属病院は、アイオワシティーという非常に小さな待ちにあります。日本からは、ミネアポィスから、さらに、小さなプロペラ機に乗ってシダーラッピッドという、小さな空港に降り立ちました。このプロペラ機に乗り換えるときは、ボーディングブリッジなどはなく、いちいち呼び出しで乗り込むので、英語が聞き取れない管理人にはかなり苦労しました。
 



 陽佑ちゃん移植報告(手術後38日目)

 今日は電話です。発熱もなく経過も良好です。経管栄養の速度は40ml/hになりますが、ストマの量も増えていないので数日で高カロリー輸液を中止できます。明日は、採血とリハビリの予定です。

 間違えだらけの多臓器移植



1月31日 間違いだらけの多臓器移植

 もう1月も終わりですね。ほんとに月日が経つのは早いものです。さて、きょうもQ&Aの続きをします。

Q3: 小腸の病気なのに、何で6臓器も移植しなければいけないのですか?
A3: 小腸が短い患者さんの場合、栄養を全部点滴に頼らなければなりません。その場合栄養障害性の肝不全を起こすことがあります。陽佑ちゃんの場合も肝不全を引き起こしていました。そのため、小腸と肝臓の同時移植が必要になります。小さい子供の場合は、それぞれの血管や胆管などが小さいうえ、技術的な点を考えると、それぞれの臓器を移植するよりは、おなかの中の臓器をひとかたまりにして移植した方が容易で、安全な移植になります。ですから、6臓器移植といっても、6つの臓器を別々に移植をしているのではなくて、大きな一つの臓器のように移植をしています。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後38日目)

 今日は電話です。発熱もなく経過も良好です。経管栄養の速度は40ml/hになりますが、ストマの量も増えていないので数日で高カロリー輸液を中止できます。明日は、採血とリハビリの予定です。



1月30日 間違いだらけの多臓器移植 その2

 Q2 外国人がアメリカのドナーを使ってどうして移植が受けられるの?アメリカ人優先ではないの?それともお金で権利を買えるの?
 
 A2 アメリカの移植臓器の分配はUNOS(米国の臓器移植ネットワーク)によって行われていて、その中に、外国人(実際は非在留外国人)に対する臓器分配もPolicy 6. Transplantation of Non Resident Aliens(非在留外国人に対する移植)に規定もされています。その規定を一部要約します。。

6.2 ガイドライン
6.2.1 臓器分配に関する非差別
外国人に対する臓器分配は、米国市民と同じ基準で行われなければならない。
6.2.3 費用
外国人に対する移植は人道主義に基づいて行われ、経済的利益に基づいて行ってはならない。リストに関わる費用は米国市民と同じでなければならない。
6.2.5 トレーニング
移植医療が未発達の国を発展を助けるために、外国人の移植を行う病院は、該当国からの移植医の養成も含めたトレーニングプログラムと教育プログラムを持つことが望ましい。


 このように、外国人に対する移植はアメリカ人の好きな人道主義と、遅れている国への教育主義から成り立っているようです。また、米国市民と同等の権利があり、お金で順位が買えないことになっています。

さらにこの規定は次のように言っています。

6.3 監査
外国人に対する移植が年間5%を越える病院に対しては、その背景に対して委員会が監査を行う。また、外国人ドナーの多い臓器バンクを抱えている病院に関しては、特別に考慮する。


 この項目が、いわゆる「外国人枠5%」の項目です。またこの項目を見ると、アメリカで外国人に対するレシピエントを受け入れているのは、外国人がドナーになってることも背景になっていると思われます。



 陽佑ちゃん移植報告(手術後37日目)

 今日は往診です。昨日のカテーテルを入れ替えてからは、発熱も見られずに状態は良好です。ストマの量も<300mlで今日は経管栄養のスピードも26ml/hに上がります。この分だと、今週中には中心静脈栄養を中止できそうです。
 昨日は誕生日だったのでComa'sのチョコレートケーキでお祝いです。陽佑ちゃんは食べられないけどね。



 陽子さん移植報告(手術後10日目)

 今日はお見舞いです。ちょっと肝酵素の値が動きましたが、今のところ大きな問題はありません。なかなかたくさんは食べられませんががんばっています。





マイアミ情報板より(メールアドレスの登録もできます.)

05/01/31(月)10:09:13 投稿者[アミーゴ]
【No.12】 タイトル[オイルミスト(スプレー)]
今度、トランジットで、マイアミ空港(MIA)に12時間ほど待ち時間があるので、市内へ出てみようとおもうのですが、ホームセンター系のディスカウントストアー をご存知であれば教えていただけませんか? キッチングッズ で オイルミスト(スプレー)を購入したいと思っています。

臨床留学フォーラムより

タイトル J1ヴィザの更新
投稿日 : 2005/01/31(Mon) 10:06
投稿者 むらた
はじめまして、少し教えていただきたいのですが、J1ヴィザの更新の件で少し質問です。
現在J1,2ヴィザの更新をするべくカナダで面接予約をしたのですが、その際Dependentsの人数を入力する欄があり、妻と子供の名前とパスポート番号などを入力しました。
そのため面接予約は一回で2人分できたものと解釈しているのですが、昨年日本での新規申請時には一人にひとつずつの面接予約が必要だったものですので、少々不安になってます。
これでよろしいのでしょうか?よろしくお願いたします。



1月29日 間違いだらけの多臓器移植 (Myths & Truths of Multivisceral Transplant)

 今日、サンライズにある韓国食料品に言ったら、「よん様」キーホルダーが売っていましたね。ここでも、冬ソナがはやっているのでしょうか。管理人は未だ見ていないものですっかり乗り遅れています。

 さて、日本ではなじみの薄い海外での多臓器移植。非常に誤解も多いようです。フェローの身で答えるのは出過ぎなのですが、あまり誤解をそのままにしておくのも何なのでいくつか解答を出していきたいと思います。

Q1:子供に臓器を移植した場合。成長したらまた大きな臓器を移植しなければならないのですか?
A1:乳児や小児の体の小さなうちに移植した場合でも、移植された臓器はレシピエントの成長と共に大きくなります。また後で、大きさのために再移植をする必要はありません。

 こんな感じに次回に続きます。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後36日目)

 今日は電話です。今日は陽佑君の初めての誕生日です。この日を迎えることができてほんとに良かったですね。さて、今日は微熱が見られました。カテーテル感染の可能性が高いので、病院でPICCラインを入れ替えてもらいます。さらに、抗生剤の点滴をします。
 また、再感染を引き起こす可能性が高いので、可能な限り経管栄養を上げて、高カロリー輸液を中止するようにします。そのため、経管栄養は4ml/日ずつ上げていきます。


1月28日 午前様

 今日も多臓器移植があります。この一週間で、3例目の多臓器移植です。小児外科領域の様々な疾患が見られるのは、非常に勉強になりますね。午前様の帰宅なので今日はここまで。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後35日目)

 今日は電話です。朝からABCの取材があって、半分生中継で放送されました。少し嘔吐があったので、経管栄養を上げるのは少し待ちます。


1月27日 待機中

 今晩は管理人です。さて、いつも移植に関しての成功した話しばかりを書いていますが、このサイトを読んで頂ける方には、悲しい結果に終わった事実にも気づいて頂きたいと思います。アメリカでは現在小児からの臓器の提供を受けることができますが、それでも、待ちきれない場合もあります。
 以下の話しは医学的な正確さにはつとめていますが、フィクションであり、実在の患者さんを指し示すものではありません。その点はご了解下さい。

 その患者さんは、6ヶ月になったときに、移植外科に紹介されてきました。出生児未熟児で生まれ、2ヶ月目に、壊死性腸炎をおこし手術で大量の小腸を切除しました。腸からの栄養吸収ができず、中心静脈栄養に頼っていました。
 最初は小腸移植の予定で術前の検査にこられましたが、ご家庭の事情もあり、すぐに移植予定とはなりませんでした。
 ところが、しばらくすると急速に肝機能が悪くなり、肝不全となりました。小児の未熟な肝臓はしばしば、高カロリー輸液に耐えられないことがあり、肝不全になることが知られています。
 最初の検査から4ヶ月経ったところで、肝不全が進行し、そんなにはもう待てないとのことで、肝臓も含めた多臓器移植の予定となりました。ところが、入院から、10日経ってもドナーが現れませんでした。患者さんは肝生脳症も引き起こし、消化管出血も併発して、11日目にはICUへ移送となりました。また、移植のリストはStatus1という、全米から臓器の提供が受けられる順位に上がりました。
 しかし残念ながらICUに移ってから5日経ってもドナーが現れません。そして、その朝に大量の消化管出血を引き起こしました。肝不全の患者さんは、血液が固まりにくく、出血しやすい血管がたくさんあるのです。ICUチームの懸命な処置にもかかわらず、容態は改善せず翌朝、お母さんにだかれながら11ヶ月の短い生涯を終えました。

 アメリカでもドナーが現れてくれなければ、残念な結果を迎えることになります。子供の脳死が認められていない日本ではどうでしょうか。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後34日目)

 今日は内視鏡と、採血の日です。外来診察はありません。内視鏡の結果も良好で経管栄養の速度も18ml/時にあげて、高カロリー輸液も650ml/日に下げていきます。
 さて、昨日の写真の真ん中にあるものは、小児が誤飲しやすいボトルを似ているものと、本物を並べたものです。たとえばM&Mのチョコと間違えて、薬の粒を飲み込んでしまうとかね。今日の写真は内視鏡室で(1)、これがおなかに収まっているので(2)、外来セットのバック、ストマが漏れちゃったりするから(3)、栄養士との語らい(4,5)

ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.)
05/01/27(木)01:37:56 投稿者[みい]
【No.87】 タイトル[ダイニングセット売ります]
ダイニングセットを125ドルで。テーブルとチェアー4客。
テーブルは小さい時は直径42インチの円形で真中にインサートをつけると楕円形に拡張できます(6人から8人座れます)。チェアーはキャスターと肘つきでゆったりしてとても楽です。円形の時はガラストップ付きですのでお手入れは簡単です。興味のある方はご連絡ください。


1月26日  CPRコースについて

 陽佑ちゃんの移植報告でお知らせしているように、患者さんのご家族にもCPR(救急蘇生)コースを受けて頂くことになっています。日本では、医療従事者に対しても普及していないので、なかなか良いシステムですね。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後33日目)

 今日は、ストマの量も増えていないのでそのまま、経管栄養を16ml/hにあげます。経管投与の薬をシロップなしにしたのが効果があったのかもしれません。また、プログラフは液体のものでは濃度が安定しないので、カプセルを溶いて飲んでもらいます。
 さて、今日はご両親はCPRコースです。2時間のコースで、ビデオを見て、心肺蘇生術の練習をします。陽佑君の最初のショック状態の時の経験があるので、力が入るでしょうか。それにしてもこの人形、色が灰色で見かけた良くないですね。


 陽子さん移植報告(手術後6日目)

 経過良好のため、本日退院です。術直後の合併症もなく、きわめて順調な退院でした。おめでとうございます。後は、外来での経過観察と言うことになります。病院食の昼食もこれで最後ですね。これが何よりかもしれません。
 主のいない病室とそこからの風景。


1月25日  サウスキャロライナの風

 往診から帰る途中にドナーデスクから呼ばれて、久しぶりにフライトです。ここではドナーデスクという、移植の手術を扱うコーディネーターがいるので、彼女たちに連絡すれば情報がすべて入ります。ダラスみたいに、いちいち、臓器バンクは手術室に電話をしなくていいので楽ですね。
 さて、今日はサウスキャロライナな行きなので、雪でも積もっているのではないかと思って着込んで出かけたのですが、思ったより寒くないですね。サウスキャロライナまでは飛行機で1時間半。テキサスだったら未だ州外に出られません。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後32日目)

 今日は、採血、内視鏡、それから外来の日です。内視鏡の結果は問題がありません。外来の診察でも問題がないので、今日から、経管栄養の速度を2ml/hずつあげて行きます。それに伴って、中心静脈栄養の量も落としていきます。また一ヶ月経ったので、メドロールの量を8mgに落とします。

 陽子さん移植報告(手術後5日目)

 今日も経過は良好です。JPドレーンもぬけたので、これで管はなくなりました。食事も常食ですが、今日のメニューはスパゲッティー。どうしてこれがスパゲティーなのでしょうか。このまま行けば明日は、退院ですね。


1月24日 コメントスパム

 皆さん今晩は。さて、今月の初めからRSS生成用にBlogを運用しているのですが、一ヶ月も経たないうちにコメントスパムがが書き込まれるようになりました。あまりにも早すぎます。最近はメール、サイト共にスパムつぶしに頭を悩ましてばかりです。

 管理人の電話は日本から運んできたものを使っているのですが、とうとうコードレスのバッテリーが上がってしまったようです。バッテリーを交換するよりは、新しいコードレスを購入した方が安いと言うことで、2.4GHzのID表示機能付きのものを、購入したのはいいのですが、ID表示をさせるには、電話会社でまたまたそのサービスに入らなければいけないのですね。それほど、困っていないので、結局、宝?の持ち腐れとなってしまいました。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後31日目)

 今日は採血の日です。プログラフの濃度が安定しないので、どうしても頻繁に採血をしなければなりません。それ以外は、落ち着いています。今日は、齋藤陽子さんのお見舞いにいらっしゃいました。明日は、内視鏡と外来になります。



 陽子さん移植報告(手術後4日目)

 今日からは通常食になって、点滴も終わりです。首からの太い点滴用のチューブもぬけることでしょう。未だ少し量が多いので、おなかのJPドレーンは明日まで様子を見ることになります。がんばって、廊下も3往復しました。
 さて、アメリカで手術を受ける患者さんが皆さん困るのは、術後食です。写真でごらんいただけるように、ハンバーガーとポテトフライそれからすごく甘そうなケーキ。。管理人でもちょっと。。。


1月23日 肝移植のドラマについて

 今晩は管理人です。先週一週間寒かったマイアミもすっかり元の気候に戻りました。

 さて、日本では朝日系で生体肝移植を取り扱ったドラマ「生きたいー家族の命リレー・生体肝移植」という単発ドラマが放送されたようですが、ごらんになった方もいらっしゃるでしょうか。管理人の元に届くには1週間程度かかるので、未だ内容はわからないのですが、ご自身がドナーになられた河野太郎衆議院議員が、ご自身のサイトの中で体験者ならではの重いコメントを出されていました。管理人も早く見てみたいものです。

以下部分引用です。

テレビドラマはでたらめで当たり前なのか

生体肝移植をテーマにしたテレビドラマが放送された。
そのあまりのひどさに怒り心頭。

以下中略

いろんな問題が山のようにあるにも関わらず、脳死移植ができないために生体肝移植が行われているのだ。番組の制作者はもうすこしきちんと考えてから脚本をつくるべきだ。


河野太郎オフィシャルウエッブサイト メールマガジンごまめの歯ぎしりより
http://www.taro.org/ml/mailmagazine/


 陽佑ちゃん移植報告(手術後30日目)

 今日は往診です。昨日はじめたミルクはシリンジからだとおいしく飲んでくれないので、哺乳瓶からに変更することになりました。経管栄養も通常濃度の24cal/oz(1cal/ml)に増加します。たまたま、訪問看護師がサイトガンの点滴に訪れていましたが、それも今日で最後です。アンフォテリシンも今日で終わりです。これから経管栄養の量と、経口のミルクの量を増やしていくことになります。プログラフの濃度が安定しないので、明日また採血に受診と言うことになります。ちなみにお母さん、フラッシュの注射がブドウ糖液か確かめています。

 陽子さん移植報告(手術後3日目)

 21日に肝移植を受けられた陽子さんの経過も良好です。ICUから15階の一般病棟の方へ移動して、すでにがんばって廊下を3往復もされました。まだ、咳がうまくできないので痰が切れませんが、がんばって呼吸訓練をしています。移植された肝臓もうまく働いて、肝機能値、超音波検査の結果も良好です。


1月22日 マイクロチップ続き

 一応この週末はOffの管理人ですが、夜中から肝移植が入ると言うことで午後から寝ていたところ、今日は残念ながらキャンセルになっていまいました。

 さて、日本帰国に関して犬にマイクロチップが必要だとのことの続報です。アメリカのマイクロチップは日本では使えませんので、AVID社よりISO規格のマイクロチップを取り寄せてもらいました。AVID社ではEuroChipと言うそうです。マイクロチップ挿入自体は簡単で、デポ材と同じような、イントロデューサーで注射をして終わりです。
 マイクロチップの登録は自分で郵送で行うことになります。マイクロチップの挿入と共に狂犬病の予防接種を行います。こちらは30日後にもう一度投与して、血清を調べなければいけません。

 今回マイクロチップを注射してもらった、Knowles Animal Clinicsはなかなか信用で来そうな獣医さんです。今後はこちらをかかりつけにすることになりそうです。

 今回、検疫制度の変更に関して詳しいページは次の通りです。

A Wan!daful Travel with Your Dog
http://www.awanda.net/

犬についてのまじめなページ
http://homepage2.nifty.com/SOL2/dog/

 陽佑ちゃん移植報告(手術後29日目)

 今日は電話での報告です。容態は安定していますがプログラフは濃度が相変わらず低いので5mgに増やします。また、今日から経口でミルクをはじめました。


1月21日 齋藤陽子さんについて

 皆さん今晩は。管理人です。管理人がマイアミに来てから3ヶ月半になりますが、今日は4例目の多臓器移植の助手です。いかに多臓器移植も今やルーチンで行われています。
 さて今日はお知らせがあります。当院で、9月から肝移植のために待機されていた、齋藤陽子さんが昨晩から今朝にかけて無事に手術を終えました。
 管理人は陽子さんの担当ではありませんが、ご本人とご家族のご希望とご許可により、移植手術後の経過報告をこのサイト上で行っていきます。
 陽子さんは昨年の9月末に肝移植のために当院にこられ、2本の胆管ドレナージの管を毎週取り替えるというような大変つらい状況の中で、待機されていました。
 ありがたいことに、昨日ドナーになってくれる方が現れて、無事に手術を終えることができました。
齋藤陽子さんの詳しい状況に関しましては、次のホームページをご覧下さい。

 ともに生きたい(陽子さんを救う会)
http://yohko.gonna.jp/


 陽佑ちゃん移植報告(手術後28日目)

 今日は電話からです。状態は安定していて、心配していたストマからの排出量もそれほど増えていません。ただ、退院時には液体のプログラフを持ち帰ってもらったのですが、プログラフの濃度が安定しないので、カプセルを直接溶かしてもらうことにします。小さなカプセルなので、ちょっと大変かもしれませんね。

 陽子さん移植報告(手術後1日目)

 20日の朝に入院された陽子さんは夜中から、明け方までの手術に無事に耐えて、ICUへと移りました。朝方は未だ人工呼吸器につながれていましたが、よるまでには抜管することができて意識もはっきりしてお話もできます。首からはスワンガンツカテーテルも入っているので、ちょっと痛々しいですが。
 
 実は、陽子さんは17日にも移植準備のために入院していました。その時の日記をご紹介します。

---以下、日記よりの引用です。---
2005年1月17日(月) 
長い一日

マイアミ時間1月16日(昨日)病院からドナーが出たとの連絡があり、入院待機となりました。
私も両親も緊張して各処置をしながらほぼ半日待ち続けました。
今回のドナーはフロリダ州外の方だったため、ドナー側の手術が始まるまで時間がかかりました。
最終的に私の主治医の先生はじめ移植チームの判断で、臓器の状態がよくないため手術は見送られました。
今日からまた自宅アパートにて電話を待ち続けます。
長い一日でしたが、移植病棟の状況もわかったし本番に向けて前向きに頑張っていきたいと思います。


1月20日 小児の脳死について

 先日お話ししたように、少しずつ移植について書いてみたいと思います。まず最初は質問にあった、小児の脳死判定について。脳死による死の判定は、移植の場合は避けて通ることができません。管理人は小児科医では無いので、脳死の判定に関する専門家ではありません。その点はご了解下さい。
 当院のICUでも、広く普及している脳死判定基準を使用しているようです。脳死とは、脳幹も含めた脳の不可逆的な機能の停止を指します。人間の活動の本質が、脳の活動にあるという考えに基づくと脳死は、個体死を指すと言えます。これは、「地球が回っている」というのを信じますかというようなものですので強要することはできません。
 この判定では当院では、次の四つを満たすことになっています。また判定は二人の医師によって行われます。
機能の停止の判定
1.臨床診断による大脳機能の停止
2.臨床診断による脳幹機能の停止
3.脳波などによる大脳の生理機能の停止
4.超音波などによる大脳血流の停止
不可逆的な停止の判定
1.昏睡の原因が明らかであり、脳機能停止を説明できる
2.大脳機能の回復が見込まれない
3.6時間の機能停止が継続する。
その他
1.薬物や代謝による影響が除外できる
2.低体温症から回復している

 また、当院では心臓死による場合と同じようにチャプレンが呼ばれる場合もありますが、脳死の場合の特別なチームはないようです。

 また、脳死となった場合には臓器バンクに連絡が行われて、適切な家族との接触が行われることになっています。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後27日目)

 今日は内視鏡と、採血の日です。外来診察はありません。内視鏡の結果も問題なく、ストマ量も<300mlなので、経管栄養をNeocate 20calから、22calと濃度を上げます。ちなみに、カロリー表示がオンスあたりなので少しわかりにくいです。速度は12ml/hのままです。
 未だ一ヶ月経っていないので、ステロイドの量は10mg、プログラフの濃度も15-20を保っています。ただ、もうすぐで、サイトガンの一日おきの点滴と、アンホテンシンの注射が終わるので少し楽になりますね。



1月19日 スパムメール

 さて、今日はカンファレンス。管理人、いつものようにチョコレートナッツ入りのクッキーとアイスティーをのんきに味わっていると、「上野君発表の準備はできているかね。」
 発表のことなんて何にも聞いていません。「メールで知らせてあるはずだけど。」そんなメール届いていません。きっとスパムフィルターで削除されてしまったに違いません。(やっぱりそうでした。)最近は1日500通以上のスパムメールが届きます。Pop Fileを使っていますが、スパムに分類されてファイルの確認を全部はできません。以前も、メールで送った論文が、フィルターでブロックされてダラスに届かないことがあって、困ったことがありました。
 メールといったら今では道路と同じ用に重要なインフラですが、今ではすっかり暴走族に占拠されてまともに使えません。管理人のメールを送ってもらう場合は「Baylor」とキーワードを件名の中に入れてもらって、フィルターでブロックされないようにしていますが、初めて送る人や、知らない人から送ってもらう場合には対応できません。
 そんなわけで、新しいスパムフィルターを導入しました。Spam Mail Killerというフリーウエアーで、サーバー内のスパムメールを削除するものです。メールヘッダー内の不整合性を利用して、スパムメールを排除することができます。スパムメールは異常なヘッダーを持っているものが多いので、これとPop Fileを利用すると、かなり効率的にスパムメールを除去することができます。

Spam Mail Killer
http://homepage1.nifty.com/eimei/

Pop File
http://popfile.sourceforge.net/

 メールアドレスを変更すればいいという意見もあるのですが、学生時代から使っているアドレス。今は住所もわからない昔の友達が連絡をくれるかもしれないと思うと、古いアルバムのようになかなか捨てられないものです。


1月18日  動物検疫の変更について

 今日、外来の患者さんから日本での動物検疫が厳しくなったという切り抜きをいただきました。それによると、アメリカから犬を持ち込む場合の留め置き期間が、今まで14日だった留め置きが180日になるとのこと。それを防ぐためには、マイクロチップを埋め込み後に、2回狂犬病の予防接種をして、しかもその抗体価を検査して180日観察しなければなりません。つまり、今から7ヶ月間以上経たなければ入国できないのです。

 そんなわけで、まずマイクロチップを埋め込んでもらわなければなりません。ところがアメリカでは国際標準規格ISOのマイクロチップ以外のものが使われています。これでは、検疫時に通りません。マイクロチップのAvid社に問い合わせたところ、獣医から請求があれが発送してくれると言うことで、取り寄せてもらいます。ちなみにチップと埋め込み料で$94。

 前回言った獣医のAnimal Clinic Doral Centerはあまり印象が良くなかったので、今回はKnowles Animal Clinicにお願いします。こちらの方がよっぽど対応がいいですね。ドラールの獣医さんは大丈夫かな?

新しい犬、猫検疫制度(農林水産省動物検疫所のページ)
http://www.maff-aqs.go.jp/ryoko/index_2.htm

Knowles Animal Clinic
http://www.knowlesanimalclinics.com/

 切り抜きを持ってきて下さった患者さん、本当にありがとうございました。でも、管理人は後7ヶ月は帰国できないようです。


 陽佑ちゃん移植報告(手術後25日目)

  さて今日は初めての外来+内視鏡の日です。最初に採血をした後に病棟の内視鏡室に来てもらいます(1)。陽佑君は元気いっぱいで、彼の好きなチューブがおしゃぶりにつけてあります(2)。ただいま内視鏡中、検査結果は良好です(3,4)検査が終わって外来へと移動します(5)。外来中も経管栄養が必要ですが、こんな小型のポンプがあります(6)。カルテとデーターはウオールチャートの代わりにコンピューターへ(7)。外来病室でコーディネーターと(8)。ストマの量が若干多いので下痢止め薬のイモディウムを増量します。



1月17日 陽佑ちゃん移植報告

 陽佑ちゃん移植報告(手術後24日目)

 今晩は管理人です。今日は電話での様子をお伝えします。抗ウイルス薬のサイトガンの点滴をしてもらうのに点滴ナースに来てもらいます。若干、ストマからの排出が多いので、退院時に決められたとおりの輸液をしてもらいます。こういうPRNな点滴も、家族の人たちに行ってもらうことになります。
 いずれにせよ、明日は外来で内視鏡も行います。


1月16日 サイト上の著作権

 昨日のWhat's Newで新聞記事を紹介すると言ったのですが、そのまま翻訳すると著作権に抵触するので引用だけにとどめます。実際、記事をそのまま転載しているサイトも多いのですが、問題ですね...

 そんなわけで、昨日のマイアミの新聞マイアミ、ヘラルドに大橋さんの記事が載っていました。この記事の特徴的だったのは、ただ、移植が成功しましたと言うことだけでは無くて、日本の移植の現状や移植関連法案に関してコメントしていたことです。
 朝日新聞の記者の文章を引用してあり、最後にこのようにまとめてありました。 
「私たちは、脳死が人間の死であると認めるのに、もう少しの時間をかけなければなりません。」
全文はこちらから
http://www.miami.com/mld/miamiherald/news/local/10650752.htm

 そういえば一連の最近の出来事で思うのですが、このサイトは医療系日記サイトとはされていないようですね。医療系日記サイトというと、ほとんどが匿名ですからね。そのような日記サイトとつながりがないので、彼らがケンケンがくがくしているのを見ると、ちょっとうらやましく、寂しいような気もします。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後23日目)

 今日は退院後1日目。管理人は陽佑ちゃんのところに往診です。当人至って元気そうです。病院にいるよりもずっと落ち着くことでしょう。ご両親は、経管栄養や、中心静脈栄養のポンプのセット、静脈注射や、胃瘻からの薬の投与などを決められた通りにしなければならないので大変でしょうが、病院にいるよりはいいでしょうね。


1月15日 退院にそえて

 今日で陽佑ちゃんも退院です。管理人は10月から小児移植のフェローとしてこの病院に赴任してきましたが、たまたま陽佑君が、この病院で移植を受けることになって担当医としてしばらくのおつきあいをさせていただくことになりました。
 医師というのは人を治療するのが仕事だと思っているので、あくまでも元になっているのはこの患者さんを助けてあげたいと言うことでしょう。前にいた病院のボスは退院の時にはいつも「Enjoy your life!」といって送り出していました。移植医療の場合は、目標は、「普通の生活を楽しむこと。」 患者さんは常々よくおしゃられるのですが、いかに普通の生活を普通に楽しむことが貴重なことか、いかに家族で普通の日々を送るのが大変なことか痛感すると言われています。たとえば、休日に公園に行ったり、学校に通ったり、そんなありきたりなことが永遠に失われてしまうことになります。
 医師が仕事に私情を挟むのはいかがなものかという意見もあるでしょう。もちろん医学的な適応に関しては冷静でなければいけません。しかしこの仕事は私情なしにはやることはできないと感じます。管理人が今までの師匠をみても、移植外科、一般外科にかかわらず、その基本は「この患者さんを元気にしてあげたい」ということで、それは自分の家族・友人に対するものと同じものです。まあ、結果としては自分の家族には負担がかかることが多いのですが。
 今まで、何人もの患者さんとおつきあいさせていただきましたが、残念な結果になってしまったことも何度もあります。そのため、まだまだ先は長いのですが、陽佑ちゃんが退院といった大きな一歩を踏み出してくれたことは本当にうれしいことです。また、彼に生きるチャンスをくれたドナーの子とそのご家族、日本や海外で支援をして下さった多くの方々本当にありがたいことだと思います。このような方々は、「もし、自分や、家族に同じことが起こったら。」ということで協力していただけたのでしょう。非常に単純な、でもとても貴重な想像力の賜物だと思います。

 まだまだ、多臓器移植は日本ではなじみのない治療法です。また、それを支える脳死や臓器提供についても医療従事者も含めて十分な理解が得られていないのが現状です。患者さんのプライバシーはそのまま出していますが(同意の上です)、管理人としては、理解の一助となればと思ってこのページを運営しています。ご意見、ご質問についてはいつでもどうぞ。

 陽佑ちゃん移植報告(手術後22日目)

 いよいよ今日は退院予定日です。朝から日本のテレビ局(多分フジとTBS?)が取材に来てばたばたしています。昨日より、笑顔が少ないようですね。退院の予定はお昼過ぎだったのですが、午前中のストマの排出量が90ml近くと多めだったので、夕方まで退院の様子を見ることにします。また、陽佑ちゃんは高カロリー輸液と抗生物質のためにPICCラインをつけてかえるのですが、通りが悪くなってきたために、tPAで溶解することにもなりました。
 最終的には夕方になって退院可能と言うことで、4時には退院することに決定。tPAの処置を待っていたために最終的には6時少し前に退院となりました。
 ちなみに、管理人は夕方から手術に入らなければならなかったので、病棟に戻ってきたときには病室はもぬけの殻でした。どの担当医でもそうだと思うのですが、アパートと同じように患者さんごとに部屋というのが決まっていて、回診の時に患者さんがその病室にいないと寂しいものです。病院から患者さんを出すのが仕事なのですが、おかしなものです。
 さて、術後の陽佑ちゃんの移植報告は今日で終わりです。明日からは、外来受診時、検査時の陽佑ちゃんの状況についてご報告します。


1月14日 3連休

 今晩は管理人です。マイアミは今日から3連休なのですね。ジュニアフェローが連休にかけて旅行に行ってしまったので、管理人は3日間オンコールです。
 さて、今日はAmazonから小児外科の教科書と、三脚が届いたのですが、教科書はFedEx、三脚はUPSでの到着です。細かく使い分けているのでしょうか。残念ながら三脚は配送センターで留め置きの上、土日は引き取りができません。

陽佑ちゃん移植報告(手術後21日目)

 今日は忙しい一日です。退院を間近に控えて退院後の勉強です。午前中は、ストマナースからストマケアーについての説明、お昼前にはコーディネーターから薬の説明です(1)。手術から一ヶ月以内までは薬の量が多いですし、水薬なので量を覚えなければなりません(2)。
 さて、今日は2時から記者会見です。陽佑君も準備満タンですね(3)。記者会見はマイアミのローカルとスペイン語放送、それから日本の記者と来ていただいたので、英語、スペイン語、それから日本語で記者会見をします。(4)陽佑ちゃんも最初は緊張していましたが、途中から慣れて笑顔で答えてくれました。陽佑ちゃんの視線からだとこんな感じです(5)。お父さんも日本人記者に説明をしてます(6)。ローカルの放送は6時のニュースで早速放映されていました(7)。夜は、経管栄養のポンプの使い方の説明に来てくれたのですが、んー。マニュアルを読んだ方が早いかもしれません。

マイアミ情報板より(メールアドレスの登録もできます.)
05/01/15(土)11:40:00 投稿者[adden]
【No.8】 タイトル[hotelについて]
質問なのですが、マイアミで海にも近くてショッピングができるホテルを探しています。勿論安いに越したことは無いのですが、全く行った事が無い為どなたか教えていただけないでしょうか?宜しくお願いいたします。


1月13日 陽佑ちゃん移植報告
陽佑ちゃん移植報告(手術後20日目)

 今日も経過は良好です。経管栄養をライスシリアル入りに変えて10ml/hにあげていきます。主な薬も内服薬に変えます。プログラフの血中濃度も良好で、週二回の内視鏡の結果も問題ありませんでした。
 さて、いよいよ退院の日が近づいてきたので、ご両親に退院後のケアーについて学んでもらわなければなりません。コーディネーターから合併症や、薬について説明を受けます。多分明日くらいにはテストをされるのではないでしょうかね。


1月12日 陽佑ちゃん移植報告
陽佑ちゃん移植報告(手術後19日目)

 今日も経過は良好です。経管栄養も9ml/hに上がったので、明日からは高カロリー輸液も減らすことができるでしょう。最終的には47ml/hまであげることになります。イモディウムをはじめた後はストマからの排出量も十分減って<200ml/日となりました。これならば、追加の点滴も必要ありません。投与されている薬も、できるだけ経口薬に変えていきます。
 そろそろ退院の声も聞こえてきたので、コーディネーターとソーシャルワーカーが退院に向けてセットアップをはじめます。高カロリー輸液や、サイトガン、ゼナパックスなどの静脈注射しかない薬はお母さんに投与方法を練習してもらうことになります。


1月11日 千羽鶴

 今日は陽佑ちゃんのビデオ撮り。インターンのケニア先生に手伝ってもらって、撮影です。管理人のデジタルビデオを相当古いので、どうもライトがちゃんと作動しません。蛍光灯が逆光になってしまっていまいちのできですが、雰囲気は伝わったでしょうか。
 向かいの病棟の患者さんが、あの飾りは何だと聞くので「千羽ツル」の話しをすると、かなり感心していました。折り紙というものはアメリカ人でも知ってはいますが(盆栽みたいなもの)実際に見るとやはり、感動するようです。

陽佑ちゃん移植報告(手術後18日目)

ビデオ(22MB)
 今日も経過は良好でよく笑ってくれます。経管栄養も7ml/hにあげても問題ないようです。昨日の内視鏡の生検の結果も良好です。プログラフも経管だけとなりました。多臓器移植の場合は肝移植に比べるとプログラフの血中濃度を高く保たなければいけないので少々気を使います。
 小腸を含めた2つ以上の臓器移植の成功例ははGrantによって1989年に報告された、小腸+肝臓の同時移植とされています。最初の多臓器移植の成功例は1992年Margreiterによって報告されました。それからわずか12年ですが、すでに多くの患者さんが多臓器移植によって命を救われています。
 さて、今日は1分30秒のビデオクリップ付きでお送りします。このファイルはMPEG形式で22MBと非常に重いです。高速回線が入っている方のみ一度ダウンロードしてからご覧下さい。なお、前回のビデオクリップは削除いたしました。


1月10日 女の中に男が一人

 小児移植のカレンダーがやっとできあがりました。年が明けてしまったら半額になってもいいくらいなのですが、すっかり年明けですね。なかなか良いできあがりですので、ご入り用の方は、管理人までどうぞ。

 さて、先日公開したビデオ映像。これは、デジタルカメラのIXYで撮ったものですが、予想以上に好評(だったそう)です。コンパクトデジカメなので、撮影時間はたかがしれています。ちょっと調子に乗って、デジタルビデオカメラから取り込んで、1分(10MB)くらいの長めのビデオクリップと作ってみましょう。マイアミに来てからTigerDirectで購入した$350のAthlon 2800マシーンですが、今までのAVI→MPEGへの変換が非常に早いです。

 この週末から、ジュニアフェローがイタリア人のクリスティアーのから、スペイン人のラケルに変わりました。この女医さん気は強そうですが、力持ちいいやつのようです。早速、倉庫フェロー室にベッドを持ち込むと行っていますが、朝来て寝ていたらびっくりするでしょうね。
 これで小児移植のオフィスは、アテンディング(オフィスは別のところにある)を除くと、インターン、フェロー、コーディネーター、ソーシャルワーカーー、秘書と全員女性。女の中に男が一人という状態ですね。

 最後にこのサイトはできるだけ匿名性の高い情報サイトを目指しています。また、安全上の理由も含めて、日本人の身近な人々、家族、同僚、、上司、友人に関してはいっさいサイト上に記述していません。サイトは「健康関連ウエッブサイトの情報提示のルール」に従って作成することを心がけていますので、管理人の氏名、連絡先は提示しています。もし身近な方で日記にいっさい記述が無くても、以上のような理由ですので、あまり気になされないで下さい。

陽佑ちゃん移植報告(手術後17日目)

 今日も経過は良好です。よく笑ってくれるようになりました。ストマからの廃液は500mlと少々多めですが、内視鏡では異常がないので、イモデウム(下痢止め)をはじめます。経管栄養をはじめても、胃瘻からの廃液は多くならないので(<100ml)経管栄養を5ml/hで24時間連続にします。発疹も収まってきたようで経過を見ることにします。プログラフの濃度はまだ落ち着いていないので、経口と静注を併用して吸収が上がるのを待っています。
 今日はお父さんがお泊まりで、病院食で夕食です。見てくれはいまいちですが、結構おいしいそうです。(大橋お父さん談)
 ちなみに最後の写真が小児移植外科のカレンダーです。陽佑ちゃんも来年号に載るかな?


1月8日 RSS配信について

 フォードトーラスの「エンジンのメンテナンスが必要です」ランプがついて久しいので、ファイアーストーンでテスターにかけてもらいます。エンジン診断テスト、$80と結構しますが、他に調べる方法がありません。結果は燃料フィルターのつまりということでした、この燃料フィルター、米国では結構詰まります。

 日本のドラマの好きな管理人、普段は日本から送ってもらっているビデオを見ています。たまには、ビデオでも借りてみようかと思って比較的近くにある、日本食料店のイセヤに行ってみます。レンタル料そのものは$2と一般的ですが、会員になるのに$25も必要だとのこと。んー。1本だけ試しに借りるには高すぎますね。しばらく、日本からのビデオに頼ることになるでしょう。

 デジタルカメラの写真のプリントには、やはりプリンターよりも写真や着付けの方が安価できれいです。インターネットでの注文も試しては見たのですが、結局送料なども考えるとWallgreenが便利ですね。フィルムからの現像の場合は、CDに取り込んでもらうことも出来るので、フィルムからデジタルで保存するときも便利です。
 風景の写真ではPLフィルターを使うことが多かったのですが、デジタル化してから、PLフィルターが効き過ぎる傾向があります。なかなか使いこなすのが難しいものです。

 今日はエバーグレーズ国立公園の北側にある、Shartk Valleyに夕方でかけます。家から30分ほどですが、ワニと野鳥のメッカで冗談のようなところをワニがはっています。

陽佑ちゃん移植報告(手術後15日目)

 今日も経過は良好です。昨日から経管栄養をはじめていますが、嘔吐もなく御機嫌です。今日もマイアミ地方はよい天気です。窓から眺める景色もこんな風です。


1月7日 RSS配信について

 サイトを訪れて下さっている皆さん今晩は。最近はリソースを陽佑ちゃん報告と、RSS配信対応に費やしているため、メール、掲示板へのお返事が著しく滞っておりますが、しばらくお待ち下さい。
 さて、このサイトもRSS配信に完全対応いたしました。サイトの最新情報はこのサイトを訪れなくてもFireFoxなどのRSS配信対応のソフトを利用すれば知ることが出来ます。ふるってご利用下さい。

 最近Amazon.comを利用して、本だけでなくコンピューターやカメラのパーツを買うことも多いのです。すっかり、総合オンラインショッピングサイトになっていますね。さて、アマゾンではご存じのようにアフィリエートプログラムを行っているのですが、これを利用すると、自分のサイトにおいて購入した場合もインセンティブが入るのでしょうか?そうすれば本などが割引で購入できるのと同じことですね。
 最もこのサイトのポリシー上、広告をサイト上に載せることが出来ないので実現できないのですが、どなたかご存じの方がいらっしゃったらお教え下さい。

 管理人宛のメールに関して繰り返しご連絡しますが、当アドレス宛には多量のスパムメールが届くため、題名の中に"baylor"というキーワードが入っていなければ、基本的に管理人まで届きません。また、お問い合わせのメールに関して、情報の共有化の原則に基づいて、特に断りのない限りはプライバシーに配慮した上で掲示板に転載いたします。

 初めていらっしゃる方は必ず「はじめに」をお読みいただくようお願いいたします。
「はじめに」を更新しました。

陽佑ちゃん移植報告(手術後14日目)

 今日も経過は良好です。作業療法士の方が来て、リハビリテーションです(1−3)。なかなかスパルタなトレーニングで、陽佑ちゃんは時々泣いてしまったりもしますが、がんばってました。その後は、ブランコに乗ってご機嫌です(3,4)。 お父さんも作業療法士の人たちと一緒に記念撮影です。
 おしゃぶりをしているのにもかかわらず、もう一つおしゃぶりをするのはご愛敬です。
 さて、今日から胃瘻をクランプして経管栄養をはじめます。Neocate 5ml/hで最初は日中12時間からはじめましょう。


1月6日 いい獣医とは

 管理人の犬をAnimal Care Center at Doralに預けていたのですが、ここの受付嬢の愛想の悪いこと悪いこと、仕事をする気も全くありません。預けるときには予防接種を受けたのですが、混合ワクチンが無く$20×3です。ダラスの時は混合ワクチンで$14だったのを考えると、以上に高いですね。しかも、ボーディング料には自動的に帰る日の値段も含まれているため、短期で預ける場合はかなり高価になります。愛想が悪い上に、値段も高いとなると他のところをまた探さなければなりません。いい病院を探すのも大変ですが、獣医・ボーディングもなかなか大変です。どなたかいいところをご存じの方は教えて下さいね。
 さて、以前注文していた携帯電話の充電器とマイクが到着しました。どこからかと思えば香港からです。直販価格と言うことなのでしょうか。これで、運転中も気兼ねなく電話が使えるようになります。この携帯のイヤホンマイクマイク、なかなか便利なものですね。
「リンク」を更新しました。

陽佑ちゃん移植報告(手術後13日目)

 ここ一両日、発熱が続き結局残っていた中心静脈のブロビアックカテーテルも抜去することになりました。2時間かけてPICCラインを入れてもらったので、何とか抜くことが出来ました。おかげで、今日は熱も下がって調子は良好です。CTの結果、大きな問題はありませんが、肺に少し影があるので、しばらくは、カテーテル感染に対するものと合わせて抗生剤の投与を続けます。
ビデオ(2.4MB)

 今日も、週二回のストマからの内視鏡を行いましたが、結果はOKです。2週間経ったので、経管栄養をはじめたいところなのですが、まだ、胃瘻からの廃液が多いので、もうしばらく待つことにします。プログラフも経管投与になって落ち着いています。
 今日から、理学療法士の人が来てくれて、トレーニングです。ゆりかごにも乗せてもらってご機嫌です。右手に巻いてあるのはお母さんが考えてくれて点滴なめ止めです。
 さて、今日は15秒間のビデオクリップ付きでお送りします。このファイルはMPEG形式で2.4MBと少々重いです。高速回線が入っている方のみクリックしてごらんいただくか、一度ダウンロードしてからご覧下さい。


1月3日臨床留学日記

 ブロッグばかりの世の中になってしまったという話しをしていましたが、ニューヨークで臨床留学をされている鈴木先生が、新しく臨床留学日記をはじめられました。貴重な、ニューヨークでの内科のレジデント生活が記されています。

New York 徒然
http://www.geocities.jp/suzukit_tky/

 試験運用中のMovable TypeによるWhat's Newなかなか使いやすそうですね。この分だと、近日中にWhat's NewはMovable Typeに移行できそうです。RDFを自動的に生成してくれるので、簡単ですね。また、ご感想などがありましたらどうぞ。

ダラス通信::What's New -今日の呟き-
http://www.dallastsushin.com/blog/

陽佑ちゃん移植報告(手術後10日目)

 昨晩は発熱が見られましたが、2本あるうちの1本のカテーテルを抜去した後には軽快したためカテーテル感染のようです。昨日からは経管のプログラフもはじめたので、現在は静脈注射と併用していますが、もうじき、経管だけにかえられることでしょう。
 今日は内視鏡も行われました。週に二回はしばらく続けることになります。
 現在陽佑ちゃんには細菌、ウイルス、真菌用の抗生物質が投与されています。おいおい、移植後の感染症についてもお話ししましょう。彼はナイスタチンが気に入ったようで、ちゅうちゅうと好んで飲んでくれます。ちなみに最後の写真はプログラフを書き写すインターンです。


1月2日 Blogというもの

 皆さん今晩は、日本ではもう一日お正月休みがあるでしょうが、こちらは明日からは長いホリデーシーズンが終わって、通常勤務となります。交通渋滞が始まるのかと思うと、少々気が重いです。今日一日もデーター処理に負われて一日中コンピューター相手です。
 さて、昨年は予想以上にBlogがヒットして、新しくサイトをはじめた人たちだけではなくて、多くの旧来のサイトもBlogに移行しました。
 当サイトもBlogに使われる技術を無視できないようになってきたため、RSS配信を開始することにしました。現在、Movable Typeのテスト運用も行っています。
 さて、そんなBlogですが、ダラスで今最も熱いBlogを見つけました。新しくダラスで生活をはじめる様子が克明に記されています。

Dallas Diary
http://yaplog.jp/katocha/


陽佑ちゃん移植報告(手術後9日目)

 今日も順調に経過しています。昨日、若干の胃管からの出血が見られましたが、一次的なものですみました。今日はお母さんにだっこしてもらっていますが、少し眠そうです。


1月1日 元旦

 あけましておめでとうございます。いろいろなことが起きた昨年一年間ですが、きっと今年はいい年になることでしょう。
 さて、昨晩は、マイアミ湾で年越しの、花火がありました。マイアミビーチへ向かう高速は4列5列駐車で全く動いていません。それでも、比較的立派な花火で年を越すことが出来ました。
 さて、年が明けたら初日の出ですが、あいにくマイアミは曇りの予報、比較的天気がいいと予測されるキーウエスト方面を目指します。
 結果的にはマイアミビーチでも初日の出が拝めたようですが、キーズから望む初日の出とペリカンをお楽しみ下さい。

陽佑ちゃん移植報告(手術後8日目)

 今日はますます表情が戻って笑うようになってきました。鼻から入っていた管も抜いて、胃瘻のボタンにつなぎかえることにしました。鼻から管が入っていないとすっきりして本人も楽なことでしょう。まだ、景観栄養ははじめられません。2回目のゼナパックスの投与も受けました。
 看護婦さんが一生懸命笑わそうとするのですが、かえって泣いてしまいました。パパは病院食を毎日のように召し上がっているのですが、比較的気に入られている?ようですね。でもほとんど毎日同じメニューのようです。
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今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
 マイアミ湾の年越しの花火大会です。写真でわかるように、高速上は大渋滞です。ダラスだったら、パトカーがかなりうるさく取り締まるでしょうが、ここはまあ大見にというところでしょうか。
 下の写真はキーズからの初日の出、日の出の前を横切っているのはペリカンです。この入り江は、10羽ほどのペリカンがゆっくり飛翔していました。


12月31日 大晦日

 いよいよ今年も終わりです。いろいろあった一年ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。日本はもう年が明けているかと思いますが、こちらはこれからですね。行く年来る年や、紅白がないと大晦日という感じが全くしなくて寂しいです。今日はマイアミ地方は雨ですが、港の方では花火が上がるようなので出かけてみることにしましょう。

陽佑ちゃん移植報告(手術後7日目)

 今日も全体的に落ち着いています。少しずつ表情が戻るようになってきましたが、まだ栄養は点滴からしか使えません。長期休暇を取っていたインターンも戻ってきたので、今日から彼女も陽佑君を受け持ちます。彼女はスペイン語を話すのでありがたいです。
 時々受ける質問で「移植した臓器は中でブラブラしていないのか?」というものがありますが、通常、ブラブラするだけのスペースも無いですし、少し経てば癒着(傷口がくっつくこと。)でかえって、しっかりと周囲に張り付きます。
 陽佑君の免疫抑制剤としては、プログラフとステロイド以外にもゼナパックスを使用しているので、明日は2度目の投与になります。


12月30日 データ処理

 日本は年末気分だと思いますが、こちらは全くそのような気配がありません。年明けまでに、プロジェクトのデーターを出さなければいけないので、コンピューターとにらめっこし続けです。

陽佑ちゃん移植報告(手術後6日目)

 今日は2度目の内視鏡検査。検査結果は良好です。内視鏡といっても、回腸ストマから覗くだけなので比較的簡単に出来ます。手術後は、かわいそうですが毎日採血が必要です。中心静脈カテーテルから採血をすることが多いですが、足から直接採血をしなければならないこともあります。
 最近、マイアミは雨続きで、病院からの風景もぱっとしません。


12月29日 おいしいラーメンはどちらですか?

 今日廊下で台湾から訪れている医師に「おいしいラーメンが食べられるところを紹介して下さい。」と言われたので、「まつり」のラーメンを紹介しておきました。「妻がラーメンを食べたがっているから。」ということで、喜んでいましたが、逆に彼の勧めるところの中華料理屋さんはUS1沿いにある、「Golden China」というレストランだそうです。どなたが行かれた方がいらっしゃるようでしたら教えて下さい。

陽佑ちゃん移植報告(手術後5日目)


 今日も順調な経過をたどっています。連続的に血圧を測る動脈ラインもはずれ午前中には集中治療室(1)を出て、ステップダウンと呼ばれている、高度治療室に移りました(2)。少々はやめですが、ご両親には今から投与されている薬などを学んでいただくため、移植後マニュアルがご主人にプレゼントされました(3,4)。されに、午後には一般病棟への移動となりました(5)。
 一般病棟は、ご両親も常時ついていることができるようになっています。病室の設備は、小児移植外科のどの部屋もだいたい同じです(6,7)上のテレビで放送されているバン国は「お母さんと一緒です。」時間の表示の仕方が日本的でしょう(8)。ご両親には、病院食が配られているのですがまあこんな感じです(9)。コメントは差し控えておきましょう。陽佑ちゃんにも表情が戻ってくるようになってきました。(写真の番号は左上から順にふってあります。)



12月28日 仕事納め

陽佑ちゃん移植報告(手術後4日目)

 クリスマスは終わりましたが、集中治療室のドアは、まだ飾り付けがしたままです。今日はまだ集中治療室ですが、まもなく病棟に上がることができそうです。病棟に上がったら、ご両親の付き添いも必要になってくるので今のうちに休んでおいた方がいいかもしれません。
 術前にはかなり高かった肝機能の値も順調に下りてきており、良好な経過をたどっています。集中治療室にいる間は小児集中治療の医師がついているので、移植外科側は主に、免疫抑制剤(プログラフとステロイド)を管理します。 多臓器移植でも、ここでは肝移植と同様に免疫抑制剤はプログラフと、ステロイド、それからゼナパックスという薬を使います。また薬についての説明は後ほどいたしましょう。
「大橋陽佑ちゃん手術報告」を公開しました。


12月27日 休暇明け

 今日はクリスマス休暇明けですが、町はまだクリスマス休暇中なのか交通量は比較的少なめです。病棟もまだまだクリスマス気分です。今日は、NFLの審判チームが病棟をまわって、プレゼントを配っていました。

陽佑ちゃん移植報告(手術後3日目)

 昨日、人工呼吸器の管を抜きましたが、朝まで呼吸状態は落ち着いています。術後、初めてバスにも入りました。ICUの看護婦さんは自分のお薦めのローションを使いたかったようですが、断ったらちょっとご機嫌斜めのようでした。
さて、今日は初めての内視鏡の日です。小腸のストマがあるので、そこから内視鏡と小腸生検を行います。今日内視鏡を行ってくれたのは小児消化器内科の先生ですが、小児移植外科で行うことも多いです。これから一ヶ月間は週に二回は内視鏡を行います。免疫抑制剤はプログラフの静脈連続注射、それから、ステロイドは毎日減らしていっています。


12月26日 ボクシングデー

 カナダ、イギリスの皆さんは今日はボクシングデーでしょうか。こちらは、休日ではないのですが(いずれにせよ日曜ですね。)、クリスマスあけのセールの日のようです。

陽佑ちゃん移植報告(手術後2日目)

 術後2日目になりました。経過は良好で朝にはまだ装着されていた人工呼吸器が、夕方にははずれました。移植された肝臓や小腸などの臓器も順調に働いています。今後順番に管をはずしていくことになります。まだ、栄養や、プログラフ(免疫抑制剤)は点滴で行われていますし、しばらくは集中治療室で様子を見ることになります。


ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.)
04/12/24(金)04:18:53 投稿者[はな] <http://home.comcast.net/~hanaoka/>
【No.85】 タイトル[ムービングセールのお知らせ]
帰任に伴い、ムービングセールを行います。
来月中旬まではweb上でリストの公開をしています。
まだリストには載せていませんが、車も2台、売り出す予定です。
興味のある方は、URLをご参照頂くか、直接メール下さい。


12月25日 陽佑君報告 術後

 今日はクリスマス。町はマクドナルドまで閉まって静かです。

陽佑ちゃん移植報告(手術後1日目)

 陽佑ちゃんは8時間にわたる多臓器移植に無事に耐え、午前3時には小児集中治療室へと移りました。陽佑君の手術では、6つの臓器、肝臓、小腸、胃、膵臓、脾臓、大腸が新しく移植されました。ご両親も無事に手術を終えてホットされたようです。移植の場合は手術が終わってまだ道のり半ばですが、これからがんばってくれることでしょう。
 ご両親も、病院の中が寒いため重装備です。


12月24日 陽佑君報告 術日

 本日当院にて、多臓器臓器移植(Multiviceral Transplantaion)のため待機中の大橋陽佑ちゃんが、移植を受けるために小児移植病棟に入院されてきました。
 ご本人がが日本から沢山の方の支援で移植を受けられているということ、出来る限り日本の方に現在の状況をお知らせしたいということ、また、アメリカでの移植ということを日本に御紹介したいということで、現在の状況につきまして、ご両親のご希望とご許可によりこちらのサイトにてご報告いたします。
 この報告の内容に関しましては、陽佑ちゃんを救う会のサイトからも反映されるようになっています。陽佑ちゃんの今までの経過に関しては、「陽佑ちゃんを救う会」のサイトをご覧下さい。

 陽佑ちゃんを救う会
http://yosuke-chan.web.infoseek.co.jp/

 こちらで報告する患者さん、ご家族の情報また写真に関しては、患者さんご両親より掲載依頼、許可されたものを管理人が掲載しています。 日本における刑法134条、米国におけるHIPAAのガイドラインより、管理人は、患者さんの状況に関してはいっさいお答えできませんのでご了承下さい。

陽佑ちゃん移植報告(手術当日)

 陽佑ちゃんに適合するドナーが現れたため、本日お昼頃、小児外科病棟に入院されました。手術は夕方よりを予定しています。陽介くんは少し眠いようですが、手術には問題なく迎えそうです。手術は、明日の朝までかかる見込みです。


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