直線上に配置

その14 カナダ東部国立公園の旅 前編
East Canada National Parks

の14 カナダ東部(East Canada) 14,501マイルの旅 前編要パスポート


1日目(8/16) George Washington Carver National Monument 編 
ダラス(Dallas, TX) → George W. Caver NM → Wilson's Creek NB → Cuba, MO

2日目(8/17) Jefferson Nat'l Expansion Monument N.H.S, 編 
Cuba, MO→U.S.Grant N.H.S.→Jefferson Nat'l Expansion Monument N.H.S→Lincoln Home N.H.S.→Chicago, IL→Indiana Dunes NL→Benton Harber, MI

3日目(8/18) Cuyahoga Valley National Park, 編 
Benton Harber, MI→Detroit, MI→Windsor, ON→Cuyahoga Valley N.P.→Buffalo, NY→Niagala Falls, ON

4日目(8/19) Toronto, 編 
Niagala Falls, ON→Toronto, ON

5日目(8/20) Firestone, 編 
Toronto, ON→Kingston, ON

6日目(8/21) St.Lawrence Islands National Park, 編 
Kingston, ON→St. Lawrence Island N.P.→Ottawa ON

7日目(8/22) Parc de la Gatineau, 編 
Ottawa ON→Parc de la Gatineau, NCC→Coanwall, ON

8日目(8/23) Parc du Mont Tremblant, 編 
Cornwall, ON→Monreal, QC→Parc du Mont Tremblant, PP→Trois Rivieres, QC

9日目(8/24) La Mauricie National Park, 編
 
Trois Rivieres, QC→La Mauricie, N.P.→Quebec, QC→Levis, QC

10日目(8/25) Pointe-au-Pere Lighthouse, N.H.S. 編 
Levis, QC→Bic National Park→Pointe-au-Pere Lighthouse NHS→Ste-Anne-des-Monts, QC

11日目(8/26) Forillon National Park. 編 
Ste-Anne-des-Monts, QC→Pointe-a-la-Renommee→Forillon, N.P.→Perce, QC→Maria, QC

12日目(8/27) Kouchibouguac National Park 編 
Maria, QC→Parc de Miguasha→Kouchibouguac, N.P.→Moncton, NB

13日目(8/28) Fundy National Park 編 
Moncton, NB→Magnetic Hill→Fundy National Park→Hopewell Rocks→Moncton, NB

中篇に続く


1日目(8/16) George Washington Carver National Monument 編 
ダラス(Dallas, TX) → George W. Caver NM → Wilson's Creek NB → Cuba, MO

 さて、今日からカナダ横断の旅の始まりです。最もVISAが出た時点で中止になるので、どこまで続くかはわかりません。朝になって、カナダのアクセス番号がわからないために、プリペイドのインターネットサービスに入ります。この会社はearthlinkの800アクセスより安価なので、もっと早めに入っておけば良かったですね。今回は書きかけの論文も剣豪も持って行くので、コンピューターはすべて持って行くことになります。

高速をまたぐ 世界最大のマック


 なんと言っても今回は犬連れです。ケージに入れて運んだ方が酔いにくいと言うことなので、航空貨物用のケージも車に積んで運びます。
 家は、8時半に出発途中銀行によって、初めてドライブスルーを使います。意外と簡単で便利です。それはさておき、慣れたUS-75を北上してオクラホマに向かいます。オクラホマには、小一時間ほどで到着。ビジターセンターに寄ります。こちらでもコーヒーのサービスがありました。犬のトイレをすました後、さらにUS69に名前を変えた道を北上します。この道はインターステートではありませんが、片側2車線の70マイルの道で快走できます。ただ町を通るたびに制限速度がsがるのですが、そんなときは警察もよく見張っているので必ず速度を落とさなければいけません。

ビジターセンター ケーバー像

 I-44と合流しますが、こちらは有料道路になっています。料金はたいしたことはなく、ここから、州境まで$1.75です。I-44に入ったところですぐに休憩所があるのですが、ここに、世界で最大のマクドナルドが、道路を横切っています。
さて、このI-44、最高速度は75マイルですが、休憩所の設備は有料道路にしてはプアーです。
 3時前にはミズーリーの州境に。例によって、ビジターセンターに寄って、地図を手に入れます。ここから、ケーバー国定記念物はすぐです。植物学者として有名なケーバーの生家などが残るこの公園は、日本では全く知られていないと思いますが、トレールがある他は特に何があるというわけではありません。それでも、立派なビジターセンターがあって、暇そうにしているレンジャーが「あれはあんたの犬かい。いいトレールがあるから散歩しておいで。」としきりに勧めてくれます。ここは、犬の散歩にはいいかもしれません。

夢の跡

 再び、I-44に戻って、Wilson's Creek 古戦場国立公園へ。こちらも立派なビジターセンターが足っていましたが5時をまわってしまったため、自動車トレールをまわることにします。ビジターセンターが閉まった後は無料ではいることができます。こちらは、こじんまりとした古戦場で、花の季節はきれいなことでしょう。サイクリング路としても整備されているため、サイクリングをしている人も見られます。
 また、I-44に戻って、東へ向かいます。セントルイスは時間がかかりそうなので、犬可のモーテルを探します。途中Cubaで8時となり、ここのBest Westernに泊まることにします。宿泊料は$39、ペットは$10で、無断宿泊したら$50だそうです。厳しいこと。部屋に到着したら、食事と水です。確かに、ケージに入っていると酔わないようです。これで安心して、この後の旅程がこなせます。
 

 本日の走行距離 565マイル(904km)


2日目(8/17) Jefferson Nat'l Expansion Monument N.H.S, 編 
Cuba, MO→U.S.Grant N.H.S.→Jefferson Nat'l Expansion Monument N.H.S→Lincoln Home N.H.S.→Chicago, IL→Indiana Dunes NL→Benton Harber, MI

 今日は7時半に出発、夜間に降った雨は上がって、まあまあの天気です。さて、最初にセントルイスを目指します。「セントルイスの仕事部屋」の管理人が6月までいらっしゃったのですが、帰国されてしまって残念ですね。より東部らしいきれいな町ですね。

ビジターセンター


 さて、最初の訪問地はU.S. Grant国定史跡ですが、9時に到着したのですが残念ながら工事中で、仮設の小さなビジターセンターで、展示を見るだけです。近くに立派なビジターセンターがもうすぐ建つ予定のようです。裏にすぐに観光農場があって、そちらの駐車場に使われてしまうのか、駐車場が結構うるさかったですね。
 さて、I-44に戻ってすぐにセントルイス市内に、有名なアーチのある、ジェファーソン国定記念碑を訪れます。公園の北側の駐車場は$6なのに、アーチのすぐしたのミシシッピー川に面した駐車場は$3なのですね。本当に大きくて、ここから西部の始まりなのだそうです。とうとうトーラスも東部へと走ってきてしまいました。

有名なアーチ

 ビジターセンターは地下にあるのですが、テロにねらわれるのか、空港並みの厳重な警備でした。中から、トローリーで頂上まであがれるのですが、犬連れなので、ここは外から見るだけで出発することにしましょう。セントルイスも今度はゆっくり訪れてみたいものです。
 さて、ここからI-55に乗り換えて、スプリングフィールドを目指します。1時頃到着して、リンカーンの家国定史跡を訪れます。こちらは、19世紀の町並みがそのまま残されていて、ツアーでなかを見学することができます。こちらは無料ですが、駐車場は$2です。すぐ近くには、墓地もあるのですが、こちらも一般の墓地の中に、リンカーンの記念碑が建っています。

リンカーンの家 ツアーを待つ人


 さて、スプリングフィールドを出発した後はI-55をシカゴへ。単調な農地の続くなかをシカゴへ向かいます。次第に交通量が増してきて、有料道路のI-355を北上して、ミツワに向かいます。ここはもとヤホハンで中部最大の日本スーパーだと聞かされてきたのですが、その規模の大きいこと。中には旭屋書店やHippoもあります。2年半ぶりの日本の本屋は涙が出そうになるくらいでした。お値段はそれなりですが、この品揃えはすごい

ミツワ

です。思わず「地球の歩き方 カナダ東部編」を買ってしまいました。旅行ガイドブックは日本のものに限ります。日本のガイドブックを持ってこなかったことは、すごく後悔しているのです。

雨の湖畔


 さて、ミツワでお寿司を買って、また東へ向かいます。I-90を通ってダウンタウンを通過したのですが、渋滞すること。確かに、5時頃だったので通勤ラッシュですが、全くひどいものです。さらに、雲行きが怪しくなって、ひどい雷雨となってしまいました。途中雹混じりになって、さすがに車がへこむのが怖くなって走ることができませんでした。

 Indiana Dunes 国定湖岸についたときは7時。まだ雨は降り続いていて、湖岸を眺めることはできません。それでも泳いでいる人がいましたね。晴れていれば気持ちのいいところでしょう。
 ここから、程なくしてミシガン州に入ります。ここのビジターセンターは7時まで開いているのはどうしてかと思ったら、ここから時差が変わるようですね。ただ、モーテルのクーポン券を手に入れることができませんでした。
 ミシガン州に入ってからすぐのBenton Harberには8時過ぎに到着。今日はモーテルを探すのがめんどくさかったのでMotel 6で。ここは必ず犬が泊まれるので、汚いですがこういうときには便利です。一泊$41でした。

本日の走行距離 540マイル(864km)


3日目(8/18) Cuyahoga Valley National Park, 編 
Benton Harber, MI→Detroit, MI→Windsor, ON→Cuyahoga Valley N.P.→Buffalo, NY→Niagala Falls, ON

 今日は7時にモーテルを出発。デトロイトを目指します。途中アナーバーにはいるところで、工事のために少し混んでいましたが、それ以外は順調にデトロイトに到着。学生時代はよく訪れていたので懐かしいところです。
 デトロイトに入ったら、いよいよ国境越えです。無事にアメリカを出国しなければいけないので、緊張するところです。

国境前


 デトロイトと、カナダの国境にはトンネルと橋がありますが、以前はよく通ったトンネルを選ぶことにします。ダウンタウンを通って、トンネルの通行量$3.5を払って、カナダへ到着します。ここで、検問を通ることになるのですが、検問のお兄ちゃん全くやる気なしです。「どこへ行くの?、仕事は何しているの?」というやる気のない質問の後、「行っていいよ。」と入国カードさえくれません。犬に関しても「書類はある?」と聞くので、とりあえず、狂犬病の予防接種証明書を見せます。彼はなんだこれはというかを押しながら、後席のケージを見て。すぐに書類を返してくれました。このままだと不法入国になってしますので、すぐ右側にあるImmigrationによって、入国のスタンプを押してもらいに行きます。
 入国審査官「黄色い紙はもらった?」かと聞くのですが、ゲートのお兄さんがくれなかった旨を伝えます。その場ですぐに一ヶ月のスタンプを押してくれたのですが、アメリカの入国カードを回収してくれません。またアメリカに戻ると伝えたのが失敗でした。「このビザは切れるから。」と何度説明しても、「全く問題ないから。」と取り合ってくれません。この説明全く信用できないので、カナダに入国してから、どうしようかと思案しました。
 とりあえず、後2日間はアメリカの滞在資格があるので、いったんアメリカに戻ることにしました。
 今度は、$2.50を支払ってトンネルをぬけます。また、アメリカ側の検問があるのですが、そこのお兄さん片言の日本語で愛想良く「滞在許可は大丈夫か。」と、すでに1年以上前に切れているJ-1ビザの書類を確認せずに、簡単に通してくれました。とりあえず、これでアメリカに逆戻りです。

町の中心

 さて、犬の通過ですが、カナダ行き、アメリカ行きともに狂犬病の接種証明書を見せるだけで、車のケージに入ったままで何のチェックもありませんでした。アメリカーカナダ間の通過は、非常に簡単です。
 さて、アメリカに入ったはいいものの次の作戦を考えなければなりません。とりあえず、バッファローまで進んで、そこから再出国することにします。
 となると途中の国立公園にはよりたいもの、I-75からI-90を通って、クリーブランドを目指します。コノカイヤホガバレー国立公園は民間のリゾート地と国立公園が入り乱れておよそ国立公園らしくないところですが、リトル軽井沢という感じで、日本人にはほっとするところです。I-271から、303号線におりて、ビジターセンターを探すのですが、非常にわかりにくいです。観光鉄道も通っていて、列車で来るのも楽しいかと思います。

鉄道が通ってる


 さて、国立公園を離れたら、再びバッファローを目指してI-90を東に向かいます。ここからニューヨーク州までは、無料ですが単調な道が続きます。ニューヨーク州に入ってから再び有料になりますがこちらも全区間で$3ほど。ニューヨーク州はウエルカムセンターが無いんですね。高飛車な州です。
 さて、バッファローについたら再び出国を試みます。国境の橋は長蛇の列。6時近いので、すっかりラッシュです。橋を渡った後に、検問があります。今度は若いお姉さんです。簡単な質問の後、「アメリカには戻りますか?」「もう戻りません。」と言うと、やっとカードを切り離してくれました。
すで

町を流れる川

に、ウインザーでの30日のスタンプがあるので、そのまま素通りです。
 カナダにはいると道は100km制限、標識も変わってカナダに入ったことを感じさせます。2年半ぶりにアメリカ国外に出ることができました。これで、不法滞在になることもありません。ほっと、一安心して、ナイアガラの滝を目指します。
 ナイアガラの滝は、8年くらい前にデトロイトから訪れましたが、今回も同じようにモーテルを探します。犬がOKのモーテルを探さなければいけないので、町はずれのモーテルを探します。
 結局見つけたのが Econologe by Fallsで$79で、ペットチャージなしです。ナイアガラの滝としてはまあまあのところでしょう。カナダサイトに入ってから、ガソリンの値段が急に上がってアメリカの2−3割マシです。モーテルの値段も高いと、今後の旅行が思いやられます。
 とりあえずカナダドルを手に入れないといけないので、Bank of Americaのキャッシュカードが使えるかどうか市中銀行で試したところ無事にATMで引き落とすことができました。これで、両替もする必要がありません。

本日の走行距離 616マイル(985km)


4日目(8/19) Toronto, 編 
Niagala Falls, ON→Toronto, ON

 今日は10時頃ゆっくりとモーテルを出ます。こういうリゾート地のモーテルは比較的みんなゆっくりです。困ったことは、こちらに入ってきてからインターネットにつながらないこと、電話もうまくつながりません。すっかり情報から隔離されてしまいました。

見事なパンク 修理中

 そんなときにこそトラブルは発生するもの、ナイアガラの滝を見に、駐車場を探して、路肩に車を寄せていたら、突然の爆発音とともに白煙が、なんと、タイヤのサイドウオールが破裂してしまいました。パンクでなくて、破裂です。どうも路肩の石で破裂したそうです。
 さて、困りました。瞬間パンク修理材は入れているのですが、破裂には効きません。仕方がないので、スペアータイヤを取り付けて、トロントまで行くことにします。

カナダ滝 観光船 こちらアメリカ

 滝の手前の駐車場$12なりに車を止めて、滝まで歩いていきます。散歩がてらなので、今日は滝壺までおりたり、船に乗ることはできません。人が多いのであまり散歩には適さないですね。
 さて、ナイアガラの滝を出たら、トロントへと向かいます。QEWを一路トロントへと向かうのですが、標識がアメリカと違うのでかなりわかりにくいです。特に、出口の標識は数も少なく、わかりにくい文字の書き方なので、非常に混乱します。
 そんなこんなで、トロントに到着。モーテルを探すのですが、渋滞がひどいのと、全体的にモーテルの値段が高いので、AAAのガイドブックを使って探していたのですが、非常に困難を極めます。

トロントへ


 結局は渋滞に疲れたので、Motel 6にしてしまいました。$71で犬は無料です。ここは、必ず犬が泊まれるので便利なのですが、カナダ内ではトロント周辺市かありません。
 さて、何とか、宿泊を確保した後は、トロントの小児病院で働く日本人フェローの先生に会いにダ

小児病院

ウンタウンへ。世界的に有名なこの小児病院はトロントのダウンタウンにありますが、夜は車を止めることができます。アメリカの巨大な病院とは異なり、本当に町の中のビルの一角にありました。
 こちらの先生につれて頂いて、駅前の日本料理店に案内して頂きました。トロントの町は、東京と同じように歩ける町で居心地は良さそうです。でも、ふゆを冬を知ったらそんなことはいえないのでしょうね。


本日の走行距離 204マイル(327km)


5日目(8/20) Firestone, 編 
Toronto, ON→Kingston, ON

 さて、今日はタイヤを直さなければなりません。インターネットで調べたいところですが、相変わらずネットワークにつながらないので、調べることができません。仕方がないので、非常に原始的な方法で、イエローページと、地図で調べることにします。昨日CAAで効いたのですが、全く、わかっていません。
 さて、なんとかみつけて、タイヤを預けたのですが、10時過ぎにできると言うから取りに行ったら、「まだタイヤが来ていない」12時にできるからと行って取りに行ったら「まだ届いていない。」全く調子のいいことを行って、全然当てになりません。

ファイアーストーン


 結局、まだ来ないと行っているなかを、ぼろい自動車のお兄さんがついて、「この車が取りに行ったんだ。」とトランクからタイヤを取り出します。いったん届いたら手際よく、新しいタイヤを取り付けてくれました。FireStoneはカナダにも至る所にあるようです。
 さて、新しいタイヤがとりついた後は、今日はトロントの東の町Kingstonへ。この町までは3時間ほどです。カナダ人は高速道路で非常にとばして制限100Kmのところ2-30kmオーバーは当たり前です。警察が少ないのでしょうか。

取付中

 この町は、AAAのガイドブックにモーテルが載っていないのですが、アメリカ資本のモーテルが一通りあります。ただ、ホテル形式のモーテルが多いので値段は高めです。ちなみにTravelodgeとDays Innは犬はだめ。Comfort Innと1st Canada InnはOKですが、$100以上なので今日はパスします。
 そんなわけで今日のモーテルはMotel 5という、カナダローカルなチェーンで$65犬は無料にします。ここで、やっとEarthlinkにつながって、情報遮断から解放されました。

本日の走行距離 246マイル(393km)



6日目(8/21) St.Lawrence Islands National Park, 編 
Kingston, ON→St. Lawrence Island N.P.→Ottawa ON

 今日はゆっくりと9時にモーテルを出ます。ダウンタウンに向かって2号線を走っていくと、程なく観光案内所の前に到着します。最初はWolfe島へ渡ってみることにしましょう。無料のフェリーはダウンタウンから出発します。フェリーの入り口でカナダでよく見かけるTim Hortonで、コーヒーとマフィンとディニッシュを手に入れます。

渡し船 陸を望む


 「コーヒーに何を入れますか?」と聞かれるので、何のことだかわからなかったのですが、砂糖とクリームを向こう
で入れてくれるようです。すっかりスターバックススタイルになれてしまったので、一瞬何のことかわかりませんね。
 さて、このフェリーは一時が間に一本ほど出ていて、20分ほどで向かいの島まで渡ることができます。ちょっとした、クルーズが楽しめます。

乗り込む車 ここから先は

 対岸のウルフ島は花の咲き乱れる草原が続く他は何もない島です

フェリー待ち 町の売店

。アメリカへのフェリーと、Simcoe島という小さい島への渡し船が出ています。犬がいると1000 Islandsのクルーズに乗ることができないので、この島で雰囲気を味わいます。 帰りの船を待つときは、そのまま路上に並びます。途中路駐している車もあって、どこに並んだらいいかわからないのですが、のどかなものです。


町の中心部

 昼過ぎに島に戻って、中心部の観光、というか犬の散歩。オープンカフェとマーケットがあってきれいな町です。日本人も何人かみかけたのですが、確かに日本人好みの場所です。町の中心部のパン屋はとてもおいしかったのですが、名前を忘れてしまいました。
 このほかに国定史跡の、ベルビューハウスとフォートヘンリーに立ち寄ったのですが、こちらも犬を中に入れることができないので、外から見るだけとします。

 さて、次はSt. lawrence Islands National Parkを目指します。こちらは、サウザンドアイランズとして、キングストンなどからクルーズが出ていてこちらが有名ですが、船には乗れないので、

フォートヘンリー 町を望む

GananoqueとMalloryTownを結ぶ、Parkwayを通ることにします。こちらは海岸沿いを走る道で、サウザンドアイランズとそこに建つ家々を、間近に眺めることができます。Mallorytownの国立公園のビジターセンターに到着すると、駐車場に入れる前から、どこからともなくあらわれたおねえさんが「ここは国立公園だから入場料が$6取られるけどいいかしら。」と行ってきます。あまりの素早い対応に驚いてしまいました。車で行かれる場所には他にもヒル島のスカイデッキなどもありますが、あまり国境に近いと怖いので今日はやめておきます。


セントローレンス ビジターセンタ 島の一つ

 さて、後は、オタワを目指します。オタワに入ったのはいいものの、モーテルはどこも高いか、ペット不可です。どうも大都市でモーテルを探すのは、カナダでは難しいです。同じチェーンモーテルでもアメリカとカナダでは、少し違いがあるようです。カナダにもアメリカと同じチェーンがあって、ベストウエスタン、トラベルロッジ、デーズイン、コンファートインなど、同じようにあります。ただ、アメリカではモーテル6より少しマシと言うくらいのクラスのトラベルロッジと、デーズインが、カナダでは少し偉そうにしてホテルを名乗っています。そのため、値段も$100くらいしますし。ペットも不可の場合が多いです。

すかさず徴収 国立公園職員


 そこでありがたいのがコンファートイン。比較的モーテルタイプのところが多く、値段はやはり$100近くしますが、ほとんどのところでペットが可なことです。アメリカのコンファートインでペット可なのかどうかはわかりませんが、必ずペットが泊まれるモーテル6がほとんど無いカナダではとてもありがたいことです。
 モーテル6は、汚くてあまり泊まりたくはないですが、必ずペットが可なことと、値段が表示されているので、相場を調べるためには便利な点において、すばらしいモーテルですね。
 また、カナダでは大都市でモーテルのある場所がよくわからないというのも困りものです。アメリカでよくある、モーテルのクーポンブックが手に入らない上に、場所が分散していることがあります。中小都市で宿泊をした方がモーテルを見つけるのは簡単かもしれません。

 結局今日はComfort Inn Ottawa eastで$99+ペット無料です。

本日の走行距離 260マイル(416km)


7日目(8/22) Parc de la Gatineau, NCC, 編 
Ottawa ON→Parc de la Gatineau, NCC→Cornwall, ON

 今日はオタワ市内を回るだけなので、ゆっくりと11時にモーテルを出ます。最初に、オタワダウンタウンにある、日本食材店「カエデヤ」に行こうとしたのですが、残念ながら日曜はお休みでした。その足で、市の中心部にある国会議事堂(Parliament Hill)に散歩に行きます。日曜日は観光案内所の地下にある駐車場は無料のようでした。ネオゴシック様式の国会議事堂は外から散歩するだけでも十分楽しめます。昼は国会議事堂の前のスタンドでホットドックを。こちらには、日本人の一人旅の女の子も見かけました。
 国会議事堂の中では、猫も飼っているようで、それぞれにいわれがあるようです。思い思いに猫にえさをやる人が見られますが、そんなに珍しいかしら。国会議事堂から見下ろすオタワ川の眺めも、また絶品です。

国会議事堂のスライドショー
議事堂


 国会議事堂を出た後はリドー運河を訪れます。冬は、世界一のスケートリンクで有名なこの運河は夏はサイクリングとカヌーでにぎわっています。船の航行に使われるゲートのところには、国定史跡の案内所もあります。
 さて、ここでダラスにはないIKEAに寄ります。カナダには、支店が多くあるようです。

リドー運河 くつろぐ人

 昼過ぎにはケベック側へ橋を渡ります。ケベックに入ったとたんに、標識はフランス語のみ。今まで、両方が表記されていたのに、全く英語ではなくなります。一時停止の標識までフランス語に。ここまで徹底しているとは思いませんでした。
 Hullの町を西に向かい、ガティーノ公園に入ります。国立首都委員会の直轄公園ですが、サイクリングのメッカのようです。公園内には民有地もたくさんあって、ミーチ湖畔には別荘と、それにつながる縁台がたくさん見られます。ここには小さいビーチがいくつかあって湖水浴も楽しめるようです。
 

静かな湖畔 湖水浴場 駐車場は有料



さて、そろそろオタワを出て、次の宿を探すことにします。大都市では宿を探すことが難しいことがわかったので、オタワの東にある国境の町Cornwallで宿を取ることにします。人口4万ほどのこの町は案の定、モーテルが並んでいて、探すのが容易です。
Super8, Comfort Innはペット禁止。Days InnとHoliday Inn Expressは$90と少し高めです。この町では、部屋を見てから決めるのが一般的なのか、格安モーテルはどこでも「部屋を見ていけ」といってきます。また、シーズンオフだからか、「後で来る」というと、値段を下げてきたりして、東南アジアの宿探しのようです。

アイス店 公園内の町並み 年代物のテレビ

 
 結局今日の宿はMartin's Inn $65+ペット無料です。ここのモーテルは年代物のテレビと電話で、インターネットにはつなげませんが、比較的清潔です。
 さて、明日はいよいよモントリオール。フランス語が通じるかしら。

本日の走行距離 196マイル(313km)



8日目(8/23) Parc du Mont Tremblant, 編 
Cornwall, ON→Monreal, QC→Parc du Mont Tremblant, PP→Trois Rivieres, QC

 今日は9時にモーテルを出発、401号線を東に向かいます。程なくして、ケベックとの県境に到着しています。ここで、ケベック州の観光案内所によったのですが、ここが、空港のカウンターのようなしっかりした案内所で、ひとたび捕まると、延々と解説を聞かされます。まあ、充実した案内所でした。
 さて、案内所でもらった地図を頼りに、モントリオールのダウンタウンを目指します。今日の目的は、ノートルダームの大聖堂。720号線をおりると、そこは全くヨーロッパの町並みです。モントリオールがこんなに、フランス丁だとは知りませんでした。文字も会話もフランス語ばっかりです。確かに、北米の中で外国を味わうにはケベックはとてもいいかもしれません。

大聖堂 内部


 さて、ヨーロッパのような狭い石畳の道に車を止めて、大聖堂を見に行きます。もちろん犬は入れません。このあたりのレストランやカフェはどこもおいしそうです。
 犬ずれで都会は厳しいので、早々に、引き上げて、Parc du Mont Tremblantを目指します。ここは、ケベックの県立公園なのですが、ケベックの案内には国立公園だと書いています。やっぱりケベックは自分のことを独立国だと思っているのでしょうか。15号線から329号を通って公園に向かいます。しかしケベック州に入ってからガソリンの高いこと、ほとんどアメリカの倍のガソリン代です。車での旅行にはかなり痛いですね。

古い町並み おいしいパン屋

 さて、3時過ぎに公園にたどり着きます。年間パスはケベック州の公園にしか通用しません。ゲートの女性はフランス語しか話さないのですが、「犬はだめよ。」ここの公園は犬が禁止なのです。アメリカの国立公園でペット禁止のところを見たことがなかっただけに大変驚きました。仕方がないので、公園にはいるのは断念して、さらに東へ向かいます。

明るい田舎道


 347号線を通って40号線に向かいます。このあたりは冬はスキー場が開かれ、小綺麗な村が点々と続きます。最近は、カナダでのモーテルを探すには、小規模な都市を探せばいいと言うことがわかったので、今日の宿はTrois Rivieresに取ります。最初のモーテルはDays Inn。ここは犬は可ですが、$90と少々高め。同じクラスで、Hotel-Motel Coconutというモーテルが$63でペットチャージなしです。ここは、朝食も付くのでお得です。
 このモーテルで、韓国から自転車で旅行しているという怪しいおじさんにも出会いました。

本日の走行距離 299マイル(478km)


9日目(8/24) La Mauricie National Park, 編 
Trois Rivieres, QC→St. Maurice Forges, NHS→La Mauricie, N.P.→Quebec, QC→Levis, QC

 今日も朝からいい天気です。このモーテル、朝食付きです。モーテルのレストランで、クロワッサンで朝ご飯にします。ちゃんと給仕してくれるおばさんもいます。チップを$1おいて、宿を出発します。最初の目的地は、町はずれにある、セントモーリス製鉄所跡国定史跡です。こちらは55号線からも標識が出ています。ところが行ってみると入り口にプラカードを持った人だかりが。なんと今日は国立公園職員のストライキです。そんなわけで、入場料無料で中に入ります。

全景 溶鉱炉


 こちらは18世紀の製鉄所の跡が残されています。ただし屋内展示はそんなわけでお休みです。外側に広い広場が広がっていて、散歩にはちょうど良いです。製鉄所の炉の跡をまわって、公園を跡にします。
 次は、モーリス国立公園をまわります。カナダの国立公園の標識は目立たなくてわかりにくいのですが、Grand Mereの町から入ります。もちろんこちらもストライキ中ですが、しっかりと入園料$5/人取られました。カナダの入場料は一人あたりの値段の上に、パスは、$119/家族と、アメリカの$50/家族に比べたら、非常に高いです。国立公園が整備されていない上に値段も高いというのはどういうことでしょうか。

モーリス国立公園
モーリス国立公園のスライドショー

 ともかく、公園内に入ります。公園内には湖が点在して、その中を横断道路が横切っています。この時期は、夏休みも終わってまた紅葉にも早いため、園内は閑散としています。そんな静かな湖畔にたたずむのは、日本の山を思い出されてしんみりとします。この寒さの中でも、ビーチでは泳ぐ人たちもいて、カナダ人はどうなっているのでしょうか。

ケベックシティー
ケベックシティーのスライドショー


 2時頃に公園を離れると、ケベックシティーへ向かいます。40号は440号になって、旧市街地へと向かいます。車をノートルダーム寺院の裏に止めて、市内を散策します。ここも人混みが多くて、犬の散歩には適しません。しかし、雰囲気のいいカフェがたくさんあって、今度は市内のホテルに泊まってゆっくりしたいものです。

 ケベックシティー内に宿を取るには例によって大変なので、対岸まで渡って、Levisの町で宿を取ることにします。案の定、町に入る旧道にはモーテルがいくつか見られます。今日のモーテルはHospitalite。$69+ペット無料です。
 夕飯は近くのスーパーで買い出し。そろそろマックにも飽きてきた頃です。

本日の走行距離 215マイル(344km)


10日目(8/25) Pointe-au-Pere Lighthouse, N.H.S. 編 
Levis, QC→Bic National Park→Pointe-au-Pere Lighthouse NHS→Ste-Anne-des-Monts, QC

 今日も快晴のいい天気。9時過ぎにモーテルを後にして、Levis市内の高台Tremblayのテラスから、ケベックシティーを眺めます。ここは夜景もきれいでしょうね。この市内には他にもFt. Levis 国定史跡があって、見学ができます。ちょうど、小学生の団体が社会科見学に来ていました。こちらも外から眺めるだけで、町を離れます。

対岸から望む Ft. Levis


 今日のルートはLa Route des Nabigateursと呼ばれている、ガスペジー半島をまわる道に沿って走っていきます。最初は20号線を東へ向かいますが、途中La Pocatiereで、132号線におります。このルートは観光案内所のおすすめのルートです。
 
道は、セントローレンス側に沿ってのんびりと走ります。とは言っても最高速度は90Kmですから、相当な速度です。最初はKamouraskaという、小さな町に立ち寄ります。
 ここは、リゾートの町ですが、お手製のチョコレートのお店 La Fee Gourmandeによります。

チョコレート店

こちらでは、チョコレートだけではなくて、小さなカフェもやっていて、チキンサンドイッチとサーモンのキッシュを買って賞味します。このおいしいことおいしいこと。とても北米の旅行とは思えません。
 Riviere-du-Loupからは、高速道路が無くなるのでこの132号線も交通量が増えてきます。途中には、モーテル、ガソリンスタンドが点在していて、これからの行程にそれほど苦労することはなさそうです。

パン屋さん
パン屋さんのスライドショー

このガソリンスタンド、カナダは旧型の機械が多くいちいち支払いに行かなければいけません。また、トイレも鍵を借りて入るところが多いようです。
 132号線をさらに東に向かって、Bic National Parkへ到着します。Provintial Parkなのに、ケベック州ではNational Parkと言っているようです。ところがここも犬は連れては入れません。ケベック州の公園は犬禁止のところばかりです。
この近くのBicの町に、またまたおいしいパン屋さんがあります。Boulangerie Folles Farinesというお店ですが、ここのクロワッサンがこれまた絶品です。すぐ近くにある大きな町、Rimouskiのスーパーでハムを買い、また、Tim Hortonでコーヒーを手に入れて、また賞味します。

灯台
灯台のスライドショー

 Rimouskiを過ぎてすぐのところに、ロケットのような灯台が左手に見えてきます。ここは、Pointe au Pereの灯台で国定史跡となっている海洋博物館になっています。ツアーにて中の見学をすることもできます。
 このナビゲーター街道は北米のベスト25ルートに選ばれただけあって、すばらしい景色です。Mataneの町を過ぎた頃にはそろそろ日も暮れてきたので、モーテルを探すことにします。

風力発電所
風力発電所のスライドショー


 そんな頃に、巨大な風力発電機が見えてきます。Eole Cap Chatでガイドツアーもあります。写真を撮っていたら、ケベックの青年が近づいてきて「ここのツアーはすばらしいから、是非見学した方がいいと言っています。F3を構えるこの青年はもう三日もこのあたりに滞在しているようです。
 近くの町Ste Anne des Montsに到着したのは6時30分。海岸近くのモーテルManoir sur Merに泊まります。$62+ペット無料です。部屋は海岸に面していて、そのままへやからセントローレンス川に沈む夕日を眺めることができます。

本日の走行距離 315マイル(504km)


11日目(8/26) Forillon National Park. 編 
Ste-Anne-des-Monts, QC→Pointe-a-la-Renommee→Forillon, N.P.→Perce, QC→Maria, QC

 今日は8時に出発。132号線を時計回りに進みます。La Martreの灯台を見に行きます。町の教会に面したこの灯台は未だに光を放っています。赤い木造のこぢんまりとした灯台です。写真手で見ると岬の突端に立っているようですが、実際は、町中にあります。

La Mortre

 次に訪れたのがCap Madeleineの灯台です。こちらには、インターネットカフェも併設していますが、コンピューターが一台おいてあるだけです。この海岸沿いにはエスキモーの石積みの記号も沿線沿いに渡ってみられます。誰が積んだものなのでしょうか。

Cap Madeleine

 さらに走っていくと、右手に、屋根付きの橋が、マジソン郡の橋でおなじみのCovered Bridgeがあります。この街道は、灯台と、屋根付き橋が点在する美しい街道です。紅葉の季節はさぞかしきれいなことでしょう。
 半島の突端の近くで、海岸へ向かって3kmほど、未舗装道を走ると、Pointe-a-la-Renommeeの灯台が見えます。1904年にマルコーニが初めて海上無線設備を設置した場所です。
 さて、お昼には、フォリロン国立公園に到着します。カナダの国立公園はどこでもそうなのか、ビジターセンターは園外にあるようです。南側のアクセスから公園内に入ります。入り口で一人$5を支払って園内に入ります。国立公園は犬がOKの様です。ここの公園はホエールウオッチングやダイビングなどの基地になっていて、途中に小さな港があります。

Renommee
フォリロン

 突端のCap-Gaspeまでは、車を降りて往復2時間以上歩かなければなりませんが、駐車場のところに、レンタサイクルもありました。
 さて、公園を後にすると、ガスぺの町に程なく到着します。ここは、マックやIGAもある大きな町で、スーパーでBank of Americaのデビットカードでキャッシュバックができるかを試してみたのですが、残念ながら効かず、銀行で引き下ろすことにしました。こちらには鉄道の駅もあって、列車でガスぺまで訪れることもできます。
 ガスぺの町を出ると1時間ほどで、ペルセの町に到着します。道は、ほとんど90Km制限で、パトカーをほとんど見ることがありません。ペルセの町には3時に到着。ちょっとしたリゾート街です。ちょうど引き潮の時だったので、町のはずれの駐車場に車を止めて、ペルセ岩に歩いていきます。海岸におりるところで一人$1支払って、おりていきます。こちらは犬は禁止です。今まで見なかったような人手が、干上がった砂州の上をペルセ岩まで歩いています。

ペルセ岩
洗濯物

 戻ってきた後は、すぐ後ろに控えるSte-Anne山を目指して来るまであがります。教会の後ろからすぐにあがれるのですが、4WDで無ければ、途中までしかあがれません。ここからは、ペルセ岩とボナバンチュール島が一望にできて、すばらしい眺めです。もう一つ眺めがすばらしいところはペルセの町の南側にある、ブラン岬側から見る岩で、横穴が真っ正面に見えます。このあたりの風景はRAWで取りたいのですが、あっという間にメモリーがいっぱいになってしまいます。
 5時過ぎにペルセの町を出ると、そろそろ宿泊地を探します。日が暮れた頃に手頃なモーテルを探します。この街道沿いにはモーテルはいくつもあるのですが、いざ探すとなるとなかなか見つかりません。
 今日のモーテルはMariaという町を過ぎたところにある、Motel Carlteon。ところが、ここの老後夫婦全く英語が話せずに、こちらもペットOKかどうか聞くのにも苦労します。結局、$50+ペット無料でこの海岸に面したモーテルに宿泊します。

本日の走行距離 341マイル(km)


12日目(8/27) Kouchibouguac National Park 編 
Maria, QC→Parc de Miguasha→Kouchibouguac, N.P.→Moncton, NB

 朝メールをチェックすると、秘書よりECFMGから書類が届いた旨の連絡が入ります。後3日早ければカナダへ出国する必要がなかったのに...いずれにせよ、マイアミに移ることが決定します。今日でいよいよケベックともお別れ、モーテルを8時半に出発してミグアシャ公園へ。ここは、世界遺産にも指定されている魚類の化石で知られている場所です。

ミグアシャ


 今日の天気は曇りなので、犬は車において博物館に入ります。入場料は$8ほど。博物館内の展示は立派で、化石とともに説明が充実しています。博物館内のカフェで朝食を食べた後、目の前にある海岸におりていきます。公園とは言っても、博物館と海岸があるだけです。この海岸で、化石が発見されたのですが、確かに、化石の出そうな砂岩の地層です。



さよならケベック

 博物館を出た後は、Battle of the Restigouche, NHSによりますが、雨も降り出し無いようも興味を引かないので園内に入らずにケベック州を後にします。Campbelltonの町で、ニュー・ブラウンズウィック州に入ります。ここで、州のビジターセンターによりますが、なかなか充実しています。ついでにウオールマートによって小物を買いそろえます。
 さて、11号線、8号線と乗り継いでMiramichiへ、バーガーキングで昼食を手に入れた後、Kouchibouguac 国立公園へ、こちらもまだストをやっているようで、プラカードを建てた職員が入り口にいます。さらには、おもむろに、

Kouchibouguac

署名まで求めてきました。こちらは、園内を117号線が通過していて、通過する人は料金所のブースを通らずに通過するようになっています。いずれにせよ入園料は取られませんでした。
 それでもビジターセンターは開いていて、ピンは無事に手に入れることができました。例によって立派なブックレットになった、ガイドブックも手に入れます。さて、園内の道路はビーチに向かう道路があって、ハイキング道を鵝そこからのびています。また、サイクリングコースも充実しています。今回は、砂州へ向かうPlage Kellys Beachへ向かいます。ここは、砂州でできた小島へ橋が渡っていて、砂浜へ降りれるようになっています。もう小肌寒い陽気ですが、まだまだ泳いでいる人がたくさんいます。ここは鳥の生息地にもなっていて、バードウオッチングにも最適です。

Plage Kellys Beach

 さて、公園を出ると11号線に戻って今晩の宿泊地モンクトンを目指します。今日はビザ関係の手続きでインターネットにツナがなければいけないので、Earthlinkのアクセスポイントがあるこの町にします。最初に立ち寄った、コンファートイン、なんと宿泊料$130を提示します。コンファートインにこんなには払えません。アメリカ系のモーテルは軒並み$120いじょうです。町のガイドブックを探して、モーテル探しをします。結局、Jones Lake Motelで$69です。このモーテル、通信速度は28Kしかでないので、メールを書いたり、ビザの申請の予約を取ったりするのに大変苦労しました。最初はだら図の住所で予約したらケベックシティーで9/9。後から、予約確認書が送られると言うことを知って、トロントの友人宅に変更。そうしたらオタワもとれることがわかり9/7にオタワに変更します。$15惜しくなければ、何度でも予約は変更できるようです。プリンターとハードディスクもセットアップして、すっかり小オフィスに模様替えです。

本日の走行距離 299マイル(km)


13日目(8/28) Fundy National Park 編 
Moncton, NB→Magnetic Hill→Fundy National Park→Hopewell Rocks→Moncton, NB

 今日は最初に、モンクトン市内にある、タイダル・ボーア公園へ、昨日園内のビジターセンターで9:50に逆流が見られることを確認しておきました。この時間は、町の観光案内の本と違うので、確認した方がいいです。いつものごとくTim Hortonでコーヒーとドーナッツを手に入れます。もう、砂糖とクリームを入れてもらうことにも慣れました。

タイダルボアー


 9時半に到着すると、ツアーとおぼしき人たちがすでに待っています。2−30人くらいでしょうか。公園内はステージがあって、だんだんから見物できるようになっています。時間通りに、双眼鏡で眺めていたツアーガイドが「逆流がきた」と指し示します。確かに、川を波が逆流してきます。その速度はゆっくりで、海鳥が波に乗って川を上っていきます。
 この逆流は10分間くらい。逆流が通り過ぎるとみなそれぞれ帰っていきます。帰り際に、ツアーの人にパンフレットをもらうと非常にうれしそうに解説してくれました。

マグネティッヒル

 さて、次は、町の西はずれにあるマグネティックヒルに向かいます。ただの坂かと思っていたら、まわりは動物園はプール遊園地が満ちあふれていて、一大観光地になっています。わかりにくい入り口を入ると$5を払って、中へ入ります。料金所を通らないと坂に入れないようになっています。確かに、上り坂に見えます。ギアーをニュートラルに入れると車はゆっくりと坂を上っています。目の錯覚とわかっていても不思議なものです。
 さて、これからモンクトンの町を離れてファンディ国立公園に向かいます。114号線でモンクトンからは1時間半ほど、今日も天気は上々ですが、ファンディ湾には霧がかかっています。途中で2つほど屋根付き橋も目にすることができます。


 公園の入り口にあるAlomaという町は、モーテルやレストランがいくつかある小さな町で、ここでフィッシュ&チップを買

ファンディ湾

って、園内に入ります。こちらの国立公園はストライキではないようです。他の国立公園のように自分でブースを買って料金を払う仕組みです。このあたりの国立公園は$5/人がだいたい統一料金のようです。ビジターセンターでガイドブックをもらって、園内に入ります。この公園はいくつもハイキングコースがありますが、目玉は世界で一番満ち引きの大きいファンディ湾です。
 ちょうど、潮が引いてきた時間なので、Point Wolfeへ向かいます。新しい屋根付き橋を渡ると駐車場です。ここからビーチへは10分ほど坂を下りていきます。ビーチに下りると、遠浅の干潟が広がります。ファンディ湾からは冷たい霧があがってきて幻想的な風景を醸しています。この国立公園は、犬はトレールもOKの様です。
 さらに、Herring Coveへも下りてみましたが、こちらと、それからAlmaの港もすっかり干上がっていて、赤茶けた泥の干潟がとても美しいです。Almaの港は、すっかり船が陸に上がっています

ホープエルロック

 国立公園を後にして、次はホープウェル・ロックです。こちらの奇岩郡もちょうど潮の引いた今がいいようです。$7払って入場します。ここは、犬もOKです。階段を下りて、潮の引いた海底に着くと、キノコ型の岩が間近にみれます。ただ、夕方だと、ちょうど日陰に入ってしまうので、写真には朝方の方がいいようです。
 さて、今日の予定ではプリンスエドワード島まで行く予定だったのですが、ここで、大使館の予約7日は勤労感謝の日の翌日であることに気づきます。3連休の翌日だと何かあったら間に合わないので、予約を9日に変更しなければなりません。そのため、アクセスポイントのあるモンクトンにもう1泊する必要があります。
 今日は土曜の夜。モーテルはいっぱいです。結局昨日と同じJones Lake Motelで$69です。また例によってお店を広げて、オタワ大使館の予約を9日に変更。

 本日の走行距離 150マイル(km)

 中篇に続く


更新記録
●2004年8月7日:新規公開


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