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引越(国内・海外)
Moving -Local/Interstate/Oversease-

 日本とアメリカ間の引越についてはいろいろなサイトで紹介されていることだと思います。ここでは、引越費用が自己負担のためで、きる限り安上がりの引越にしました。また、引越にまつわる手続きについても紹介します。
 さらに、あまり紹介されていないアメリカの市内の引越、ダラスからマイアミへの州を超えた長距離の引越についてもご紹介します。

日本からの引越 アメリカの1日目 日本の税金 保険と年金
銀行と証券会社 市内の引越 州を越えた引越

引越荷物

 アメリカまではいろいろな引越会社が引越を行っていますが引越荷物を一番安上がりで送るには、郵便局で送るということになります。私の場合は船便と航空便で送ろうと思っていましたが、結局航空便より飛行機に手荷物として乗せたほうが安上がりだったので船便だけで送りました。ちなみに、小包は家まで取りに来てくれるのですが保険をかけた場合は持っていかなければいけない。船便に保険をかけないというのはナンセンスなので結局郵便局まで持っていかなければいけません。
 東京からダラスまで14箱送って結局すべて問題なく到着しました。大体40-50日かかっての到着です。

 ダラスはいちおう都会なので日本、韓国、中国食材店はそれなりにあります。食材は特別なものをもってきたらいいのではないでしょうか。たとえばヨックモックのクッキーとか(これは僕がすきなのですがとっても高いです。)食材ではないですが、炊飯器やパン焼器は持ってきたほうがおいしいご飯が食べられるかと思います。
 最初は自宅で料理を作るのが難しいので、レトルト食品や、ルーなどが便利です。箱は捨てておかないと狂牛病のおかげで没収されてしまいます。
 他のものに関しては、小型電子製品、コンピューターとかデジカメとかは日本のほうが安くて最新型が買えます。日本語の製品(ソフトウエアーなど)は最新型に変えてきたほうがいいかもしれません。


アメリカの一日目(宿泊、車それからインターネット)

 アメリカに知り合いや先輩がいるなどの幸運な方は別として、管理人の場合は、ダラスには全く知り合いがいませんでした。引っ越しをするに当たっては、最初にアパートを探すために宿泊先を探さなければいけません。またアメリカで生活をするには何にましても車がいります。もちろんインターネットも。
 ダラスのような都会にはウイークリースタイルのモーテルが何種類かあって、最初にいきなりアパートを探すよりも最初はこのようなところに泊まって、ゆっくり探した方が良いかもしれません。
ステューディオ 6
http://www.staystudio6.com/
 車は、空港からレンタカーをふつうに予約したらいいでしょう。最初のうちは、引っ越し荷物も多いのでワゴンタイプを管理人は借りました。車の購入まで必要なので、一週間程度はレンタルした方が良いです。インターネットはアメリカのモーテルは市内通話が無料なので、日本からインターネットに加入しておけば、情報が自由に手に入ります。


日本の税金

 日本の税金はもちろん所得が無い間は払わなくてすみますが。住民税に関しては引越の時期によって、1年分丸まる支払わなくてすむようになるので大きな違いが出ます。住民税の計算は1月1日に前年度の所得を基にして税額が決まるので1月1日より前に出国できるかどうかというのは大きな問題になります。特に、臨床、研究留学の場合には前年度は日本でそれなりの給料をもらっていると、翌年は給料が安くなるのにもかかわらず大きな住民税がかかってきて泣かされることになります。(外勤先から戻って大学院生になるときのような場合と同じです。)
 このあたりに関しては誰か詳しい人がいたら教えてください。大臣もやっていたような技なので大丈夫でしょうl。とりあえず、昨年度の所得に対しての住民税は払わなくてもよさそうです。


日本の保険と年金

 私の場合はアメリカで勤務先の保険に入るので日本の健康保険はやめてしまいました。日本の国民健康保険に関しては月を越えて滞在しなければ、保険料の請求が来ません。つまり一時帰国や出国などで月を超えずに滞在する場合はただではいることが出来ます。年金も休止届けを出しておけば期間にはカウントされます。お金のある方は、日本に籍を残したまま年金を支払うことができます。
 個人で入っている生命保険や、傷害保険はそのまま引き続き使うことができますので、海外の事故や病気に対しての支払いについて確認をしておきましょう。


日本の銀行と証券

 日本の銀行と証券会社もそのまま残していくことができます。ただ失敗したのは、住民票を日本の留守宅に移すこと無く抜いてしまったので、証券会社の住所を留守宅に変更することができなくなってしまいました。基本的に、日本のネット証券は海外からの口座開設ができないので、そのため、東京三菱TDウォーターハウス証券の口座を失ってしまいました。
 住民票は事前に留守宅に移して、すべての住所変更を済ました方がいいと思います。
 銀行に関してはシティバンクが、インターネット上で簡単に、国内、国外に送金ができると言うこと、また、キャッシュカードで海外の支店からも引き落とせると言うことから、事前に口座を作っておいた方がいいでしょう。


アメリカ国内の引越(近距離の場合)

 同一市内の引越に限れば、U-Haulでトラックを借りて自分で引越をすること以外に右に出るものはないでしょう。こちらでは、U-Haulでの引越体験記をご紹介します。

 引き続き引越です。今日は、ベッドなどの大物を移すために、U-Haulからトラックを借りて引越です。日曜日は朝9時にオフィスが開くと言うことで、オフィスへ。空港にある、レンタカー会社のように大きな営業所です。ただ、受付の方は、レンタカーのようにすんなりといきません。
 まず受付です。一人一人の受付に以上に時間がかかります。それから身元チェックの厳しいこと、携帯電話の電話番号を知らせたら、電話をかけて確認するしまつ。契約書には拇印まで押させられます。
 チェックインをした後は、係員が回送してくるのですが、この係員のやる気のないこと、前の2人も含めて、30分近く待たされます。しびれを切らした管理人が、怒ると、続けて他のアメリカ人も文句を言います。
会社の人間が、「この時間は混んでるから。」というと、
「混んでいると言ったってさっきから1台もこないじゃないか。」と怒っています。
「空港のレンタカーの貸し出しと同じかと思った。」と管理人と同じことを言っています。
 結局一時間近くたってからの貸し出しです。U-Haulは一日単位なので、前の晩にかり出した方がいいですね。
 借り出した車は一番小さなトラック一日借りて19ドルですが、マイレージが49セントというところがみそです。それにしてもぼろいトラックです。17万マイルでトヨタのトラックですが。やはりレンタカーとはすごく違うようです。
 さて、ベッドは一人では運べないので、知人の中高生にアルバイトを頼みます。さすが若者、力があるので、2時間で引越は終了です。
 トラックを時間前に返しに行きましたが、やはりこの時間にかり出しに来る人もかなりいるようでした。

1.最初は車で
2.U-HAULへ
3−5.受付。拇印の指ふき
6−10.アラスカマークのトラック。見てのおわかりのようにかなりぼろい。長距離の運転はかなり不安です。
11−13.荷物の出し入れ。
14.今回手伝ってくれた知人の息子さん。
15.返却口。


マイアミ市内、フロリダ州内の小規模な引越の場合はヤマト運輸と提携している下記の運送屋が比較的いいかもしれません。


Small Time Movers
305-223-4606
E-mail: judo2391@aol.com



アメリカ国内の引越(州を越える場合)

 州を越えての引越の場合は、市内のようには行きません。だいたい次のようなオプションがあると思います。ここではダラス→マイアミ だいたい1400マイルくらいの距離を例にして紹介します。紹介例は1ベットルームに車の輸送を頼んだ場合となります。

 1)日系の引越業者を使う

   アメリカ国内の引越でも日系の引越業者 ヤマト や 日通を使うことができます。日系の引越業者は梱包からやってくれて、基本的に日本の引越のようなきめの細かい作業が期待できます。ただ、問題点は非常に高いことです。駐在員で会社が出してくれる場合はいいかもしれませんが、自費の場合はちょっと手が届かないかもしれません。

 ちなみに見積もりは 引っ越し代 $4500-$10000  自動車の輸送 $500-$1700 と高い上に、ばらつきもかなりあります。いずれにせよ、アメリカ人が聞いたらひっくり返るような料金がかかります。ただ、アメリカ系の引越業者を頼んだ人の話ではろくな話を聞かないので、できれば日系の引越業者に頼みたいところです。

 2)アメリカ系の引越業者を使う

   アメリカ系の引越業者は大手から零細企業まで千差万別です。Unitedの様な大手は値段も高いですが、少々信頼できるかもしれません。といっても五十歩百歩のようですね。

 ちなみに見積もりは 引っ越し代 $1800-$2500  自動車の輸送 $500-$1000 となります。アメリカ系は時間もかかる上に、作業員が働かない、時間にルーズなどろくな噂を聞かないですが、値段は半分以下です。ものが壊されたり無くなったり、作業員に腹が立っても安くあげたい人はアメリカ系の引越業者でしょうか。

 3)トラックを借りて自分でする

  一番確実で安いのは、市内と同じようにU-HaulやPenskeなどのトラックレンタル業者から、トラックを借りて自分ですることです。自動車の牽引付きのトラックでだいたい$1500位で借りられます。また、emove.comというところで人も借りられるようです。ただこの値段になるとアメリカの引越業者を頼むのとあまり変わらなくなってしまいます。
 ただ、引越業者が輸送日数が1−2週間かかるのに比べると、確実に早くに持つが届きます。人手があって、運転が苦でない人はこの方法が一番安全でしょう。

  さて、管理人は時間がなかったので、結局ヤマト運輸を使って引越をすることになりました。以下、管理人の引越体験記が続きます。

   ヤマトの引越はパッキングもしてくれるので、基本的には何もすることはありません。9時半に3人のスタッフが2台のトラックで来てくれました。20日に、段ボールを自分たちで詰める分は持ってきてくれます。
 最初は自分で持って行くもの捨てるものを、テープでチェックします。その後は、さすがプロですね。手際よく段ボール箱でパッキングしています。この作業に半日かかりました。段ボールにパッキングをした後は。トラックへの積み込みです。一階からの積み込みでしたが、パッキングに比べるとあっという間に積み込んでしまいます。プロの流れ作業はあっという間です。
 夕方4時頃には引越荷物を積んだトラックがアパートから去っていきました。残されたのはがらんどうの部屋です。いつになっても、引っ越した後のがらんどうの部屋は寂しいものですね。明日はいよいよマイアミへの出発です。


更新記録
●2002年5月1日:新規掲載
●2004年9月20日:アメリカ国内の引越を追加を更新


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