« USMLE Step 3 | メイン | ニューオリンズ »

2005年08月28日

信頼区間95%

 ただ、病気はは必ずしもテキストや試験通りに振る舞ってはくれません。特に、移植の患者さんは顕著なようです。テキストやEBMといっても、それは論文の積み重ねで出来ているものですし、論文になる医学的事実は、あくまでも信頼区間95%にしか過ぎません。特にICUに患者さんを送ったりするときは「ICU搬送の適応にならない。」と議論になるのですが、「こういう経過を取るに違いない」と頼み込むことがよくあります。このあたり、経験がある先生はすごいと思うのですが、優れた臨床医というのは信頼区間95%の向こうの5%が読めることなんでしょうね。

 とりあえず、管理人は信頼区間95%を勉強することにしましょう。

投稿者 管理人 : 2005年08月28日 22:43

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dallastsushin.com/blog/mt-tb.cgi/197

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)